パソコンの具合があまりよくなかったのと多忙だったのとが重なって
更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。

さて、27日にプロ野球のドラフト会議が行われました。
何より驚いたのは1位で久しぶりの「強奪」があったこと。
巨人一本釣りで間違いないといわれていた菅野投手を日本ハムが指名し、
競合の抽選に勝って交渉権を得たんです。
ある選手を一本釣り間違いなしと言われた球団とは別の球団が指名し、
交渉権を手に入れることを時に「強奪」と新聞が見出しを打つんです。
菅野投手のおじに当たる原監督は
1位指名が出揃ったあとの会見の場になかなか行けず、会見でも
「これからについては、おじとして、相談に乗ってあげたい」
と言うので精一杯だったとか。
菅野投手については
「巨人が交渉権を得られなければメジャーに行ってしまうかも」
という噂がありますが、果たして…。

さて、ここからサッカーと野球の間の「もしも…」話で
ドラフトについて考えてみたのですが、
サッカー業界は進路設定が野球よりもかなり多いので
ドラフトは成り立たないような気がするんです。
クラブそれぞれで中学・高校生世代のチーム
(ユース、育成年代)を持っているし、
その一方で高校・大学にサッカー部もある。
社会人のチームが戦うリーグは
Jリーグの下のランクと扱われています。
そして、サッカーと言うスポーツは海外との距離が比較的近いので、
宮市選手のように高校卒業後すぐに海外に行ってしまう人もいる。
そう考えると、ドラフトをJリーグでやるとしたら、
*指名するのは高校・大学のサッカー部に所属している選手のみ。
 Jクラブのユースに所属していた大学生の入札が競合した場合、
 出身クラブの入札を優先し、くじ引きは行わない。
*高校の2年次、大学の3年次までにJクラブへの加入が内定した場合、
 ドラフト外入団選手として処理し指名有資格選手リストから除外する。
*特別指定選手としてリーグ公式戦にに出場した選手は除外。
 特別指定選手として受けれたチーム以外への入団を希望する場合は
 その限りではない。
などといったレギュレーションが必要になってきますよね。
世界的にドラフト制度をサッカーに取り入れているのはアメリカと韓国だけ。
ヨーロッパの人たちはこの制度をどう見ているんでしょうか?
一度、聞いてみたいものです。

それでは、また明日(次回は明日更新します)。
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10月8・10・12日と第91回サッカー天皇杯の2回戦が行われました。
32試合あった中、いわゆる「ジャイアントキリング」はわずか2試合だけ。
そういうこともあってか、今まで以上に淡々とした感じで2回戦は過ぎました。

「天皇杯の魅力といえばジャイアントキリング」という人が多いようですが、
そもそもジャイアアントキリングとは
ランクが下のチームが上のチームに勝つことです。
例えば、地域リーグにいるチームがJ1のチームに勝つようなものです。
なかなか研究したくてもデータがあまりに少なくて、
試合で手探りしながら相手の雰囲気をつかまなければならないJ1チーム。
それに比べて相手について研究材料が豊富だし、
あたって砕けろの気持ちでぶつかってくる地域リーグのチームは
思い切りよく自分のサッカーをこなしていくんです。
だからこそ、ジャイアントキリングって起こるんでしょうね。

そういう魅力を含んだ大会を
野球でもやってほしいと思うのはわたしだけでしょうか?
NPBのいわゆる12球団に独立リーグのチームや社会人、大学、
果ては甲子園を沸かせた高校野球のチームがぶつかっていくんです。
そういう大会の構想は数年に1回くらい、
球界に多大な影響を及ぼす人がぶち上げることがありますが、
現実味を帯びたことはまったくありません。
ドラフトにどれくらい影響が及んでくるのか、
金属バットをどれくらい認めればいいかなど、
野球の場合はクリアすべき大人の事情が山ほどあるからでしょう。
ドラフトより前にこの大会が行われるんだったら
高校・大学・社会人・独立リーグの選手にとっては最後のアピールの場になるし、
ドラフトのあとにこの大会が行われるようなら
ドラフト指名を受けた選手たちの先取りパフォーマンスの場にもなります。
これからを演出するような大会という意味でも
「野球版天皇杯」実現させて欲しいです。

それでは、また次回です。
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何気に地味に進んでいるように見えるナビスコカップ。
今度の9日日曜日には準決勝です。
サポーターの中には「ナビスコでいくらいい成績を残しても
Jリーグでアドバンテージをもらえるわけではないからあまり重視しない」
と言い切る人もいます。
今年ベスト4に残った浦和レッズはJ1では15位。
口の悪いサポーターの中には
「ナビスコはけが人が出ない程度にほどほどに頑張って、
リーグ戦で勝てるようにしてくれればいい」と、
「ナビスコカップ軽視」という考えを露骨に示すような人がいます。
でも、優勝すればタイトル獲得となるわけですから、
「ほどほどに…」なんていわないでガッツリ頑張ってほしいと思うのですが…。

さて、ナビスコカップで
近い将来「J1・J2交流トーナメント」が
導入される構想がJリーグで浮上しています。
となると、やはりって感じの動きが出てきています。
J2のチームは
J1のチームが代表クラスの人気選手をつれてきてくれるはずということで
歓迎していますが、J1のチームは
「J2との試合じゃカズでも来ない限り客は呼べない」と思うのか、消極的です。
そこで思い出したのは
プロ野球の「セ・パ交流戦」が導入されるかどうかという時期の話です。
セリーグのチームは客の呼べるカードが減ると消極的、
パリーグはセリーグの人気チームが来れば営業的にビッグチャンスになるかも
と積極的だったと記憶しています。
でも、ふたを開ければ一定の成功を収めていますよね。
そうなんです。
ナビスコカップでもJ1・J2の交流を促すような大会形式を考えたほうがいいと思うんです。
「J1対J2の対決は天皇杯だけで充分!」という方もいるかもしれません。
でも、ナビスコカップの大会自体の地位向上とスカウト市場の活性化あたり
期待できると思います。
どうか、J1の偉い方々、プロ野球の関係者の方にアイデアを仰ぐなりして、
ナビスコカップでのJ1・J2交流を前向きに考えていただければと思います。

それでは、また次回です。
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