閑話休題というか、息抜きというか、たまには芸能の話を。
最近は「アイドル戦国時代」なんて言われていて、
いろいろな個性を持った女性アイドルグループが活躍しています。
男性アイドルの帝国と言うべきジャニーズも
Kis−My−Ft2など新しいグループを送り出しましたよね。
そういう動きも含めて
「アイドル戦国時代」と言った方がいいだろうと個人的には思うのですが。

そんな中で独特な存在感を発揮していると言われているのが
「ももクロ」こと「ももいろクローバーZ」。
柴咲コウさんや北川景子さん、
以前は沢尻エリカさんも所属していた事務所の
若手育成プロジェクトの一環として興されたユニットらしいのですが、
今や「ももクロ」そのものが独特の存在感を示しているような感じがあります。
メンバーの発言が独特というか、フリーダムな感じなんですよね。
昔のアイドルほどの制限がないとはいえ、
それぞれのことを本音で語り合っているし、
いい意味で相手に遠慮させていない感じなんですよね。
それが個性であり存在感というものにつながっているんでしょう。
たとえば、カラオケでももクロの歌を歌うコツを質問されたときに
「頭のねじを1つはずして方がいい」なんて答えているし、
アクロバティックな振り付けについて質問されたときに
「いつのまにかハードルがあがっている」とはっきり言っていたりします。
そんな存在感は歌にもつながっているようで、
最近出したシングルは
5人それぞれにイメージカラーを当てた上で
正義のヒロインを演じさせた曲です。
特撮ヒーローものよろしく
勇壮なナレーションに「ゼーット!」の雄叫びも入るというわけで、
遊び心も満載って感じです。
それに、彼女たちをマネジメントするスタッフは
プロレス的な手法で売り出したのも一部で話題になりました。

いろいろな面でクリエイティブなことをしているからこそ
注目が集まっているからか、「業界人気」も高いようです。
お笑い芸人に人気コラムニスト、
そして某キー局の中堅女子アナまではまっているとか。
「業界人気」から火がついた女性ユニットと言えば
Perfume(アイドルと言っていいのか意見が分かれているようなので
あえて「アイドルグループ」と言いません)がいますが、
「ももクロ」が彼女たちを追いつき追い抜いてしまうのか、
そのあたりにも注目したいですね。

では、また次回です。
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燃え尽きてしまったのでしょうね。
決断は決断です。誰も責めることはできません。
とにかく、お疲れ様というしかありません。
1047勝など数々の勲章を残して大関魁皇が引退を決断。
20日をもって正式に引退が受理されました。

これまでの大関の中で、
たぶん「最強の大関」といえば魁皇だと思います。
ほかの力士のファンでも彼の土俵となれば少なくとも拍手を送る。
人によっては「かーいーおーっ! かーいーおーっ!」と絶叫する。
誰もが彼に好感を持っているという人気面の強みがあります。
そして、相撲も初志貫徹していますよね。
がっちりと相手を捕まえて右上手を持てば文句なしの魁皇ペース。
けがの度合いで多少の変化がありましたが、
ベースを変えることは全くないように見えました。
自分の信念というものを相撲で表現できた
過去少ない大力士だったからこそ、最強の大関であり、
誰もが愛する大関になったのかもしれません。
魁皇の引退で大関・横綱に日本人がいなくなりました。
「Who’s Next?」と
次の日本人大関の登場をせかすような論調もあるかもしれません。
しかし、それにのっかって大関誕生を急ぐようだと
、それ相応のリスクを抱えないといけません。

90年代終わりから2000年代はじめにかけての数年間に
大関乱発というべき時代がありましたが、
そこで大関として生き残れたのが魁皇であり千代大海であり、
朝青龍は20回以上優勝する横綱にまで成長しました。
すべての大関が地位を長く維持できたわけではありません。
それを覚悟した上で
大関の登場を待ち受けないといけないのではないでしょうか?
2011年7月名古屋場所は間違いなく、
20世紀以降の近代大相撲史上における
大きなターニングポイントになります。

そのターニングポイントがどういう風に現れるのか? 
答えがでるには時間がかかるかもしれませんが、
見守っていきましょう。

では、また次回です。
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日刊ゲンダイあたりがもう書いているかもしれませんが、
敢えていいます。
8年前の2003年なら日本は負けていました。
今回はルールに救われただけで単に運が良かっただけなんです。
今回の「勝利」も、
今後新聞などに掲載されるアメリカとの対戦成績表には
「PK勝ちも引き分けに含む」という注釈がつけられてしまうはずです。

なでしこジャパンが戦った女子ワールドカップの決勝は
アメリカをPK戦の末に下すというものすごい結末になりました。
ただ、得点経過で気づいてしまったことが一つ。
90分終えて1ー1となって延長に入ったのですが、
延長戦で先にゴール決めたのはアメリカです。
そう、8年前まで存在していたVゴール制があったならば、
2−1で日本がVゴール負けしていたんです。
「アメリカ万歳」と言いたいわけではありません。
なにを言いたいかといえば、
これで終わりと思ってはいけないと言うことです。
世界一になったことは確かにすごいことですが、
これで満足してはいけないんです。
選手や監督は喜びを露わにしてはいても
まだ前を向き続けているようなので安心してはいますが。

なでしこジャパンがすごかったのは何につけても諦めなかったこと。
佐々木監督になってから勝利への貪欲さが
プレーに色濃く現れていたのに反映されていただろうと思います。
今回はそれが顕著になったようです。
それが、諦めない気持ちにまたつながったのでしょう。
その貪欲な気持ちを忘れずに、
9月からの五輪予選と来年のロンドン五輪で
このワールドカップのとき以上の強さを見せつけ、
誰も冒頭のような屁理屈がいえなくなるような「絶対王者」に
なってほしいものです。

また、遅くなって申し訳ありません。

それではまた、次回です。
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4年に一度はこうなる年があるとは理解できるのですが、
こんなに盛り上がっていると知ってなかなかないような気がします。
コパアメリカ・U−17と女子のワールドカップと
世界的なサッカーイベントが4年に一度
同じ同じ年に行われるのは法則的なものでありますが、
どのイベントも平均的に日本人が興味を持った年は
珍しいのではないでしょうか? 

コパは震災の影響でA代表が出場断念となってしまいましたが、
U−17と女子のワールドカップでは
それぞれの日本代表が過去最高に並ぶ好成績を残しています。
それもこれまでにない盛り上がりの要因になっているかもしれません。
一言で言えば、女子といい、U−17といい、
痛快なゲームが多い気がします。

ナデシコの話は以前しましたから、今回はU−17の話を。
アルゼンチンを向こうに回すわ、
ブラジルをあと1点というところまで詰め寄るわのU−17代表は
バルセロナみたいなすごいチームなんていわれているそうですが、
そのチームを率いていたのは元中学校教師の吉武さん。
つまり「サッカー部の顧問」だった人なんです。
「コーチとはビール飲みながら、
選手とはアイスでも食べながら
サッカーの話ができる家族のような関係になれれば」と考えて
チームを作ってここまでのことをやってのけたとか。
大分のとある中学校の先生だった頃、全国制覇を達成。
三浦淳宏さんら後に日本代表として活躍する逸材を
たくさん送り出したそうなんです。
それをきっかけに今回の監督業に至ったわけです。

市立船橋高校を全国にそのなをとどろかす強豪に導いた布監督も、
帝京高校を誰もが知っている有名校にした古沼監督も
それぞれの高校の先生ですけど
(ちなみに帝京高校野球部の前田監督も先生)、
どこにでもある公立中学の先生が
自分だからこその才能を見いだして
世界を驚かすようなことをするなんて、
ある意味シンデレラストーリーかもしれないですね。
それも、変わったことをして世界中の注目を集めるような
「びっくり人間」ではなく
誰でも知っているスポーツというもので
世界をあっといわせたわけですから、
なおのことそう思ってしまいます。
吉武さんは、今度(2年後)のU−17ワールドカップをまた目指すそうです。
世界的に名前がある程度売れた吉武さんが
2年後どんな代表を送り出すのか、楽しみになってきました。

では、また次回です。
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