プロ野球ドラフト会議が24日に行われました。野球界のこれからを託された人たちの運命が決まる日。試合でもないのに世間の興味が強くなるわけです。
意中の球団に指名されなかったことで無念さを露わにした人は上位指名を受けた中ではいなかったようですが、誰からも指名を受けずに無念な思いをした人は山ほどいます。運命を引き寄せられなかったわけです。
その一方でサッカーというのは人とのめぐり合わせがあるかもしれませんが、ステップアップするためには自分の力がすべてを左右するものかもしれません。Jのユースチームへのトライアウトに合格し、自分の力を高めていき、プロでやっていけるだろうというお墨付きをいただく。高校や大学のサッカー部で磨き上げる選手でも、「こいつやれる」と思わせれば勝ちと考えてもおかしくないと思うところがあります。世界的にサッカーで戦力が飛びぬけないように若い力を振り分けるのはナンセンスに思われているみたいです。プロサッカーのドラフト会議をやっているのはアメリカと韓国くらいですからね。チームが選手を磨き、向上心をもって選手自ら鍛えることがすべてというのがサッカーの感覚かもしれません。だからバルセロナのカンテラが尊敬されるのもあると思いますが。
次のステップへと踏み出す方法はいろいろです。これからへの戦いを勝ち抜く道は同じですから、頑張ってもらいましょう。
それでは、また次回です。
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プロ野球は26日から日本シリーズへ突入。もう、秋風が吹いてきた感じがしてきますよね。そんな中、野球だからこそクライマックスシリーズは盛り上がるのかもしれないって思ってきました。プロ野球は毎日の積み重ねが否定されないレギュレーションがあるからでしょうか?
それは優勝チームへの1勝分のアドバンテージです。ファーストステージがある分待たなければいけない立場です。じっくり休めてかつ修正すべき点を立て直す時間があって、その上アドバンテージなんて恵まれすぎだという意見もあるかもしれませんが、試合するまでのブランクを考えると、ない方が本当に厳しいかもしれないと思います。それを利して勝ち抜ければ日本一にふさわしいチームと見なされるわけだし、下克上を許してしまえばリーグ優勝したことで力を使い果たしてしまったそれだけのチームにすぎないと見られるだけ。そう考えると、アドバンテージというのは意外とシビアなレギュレーションなんですよね。
さぁ、これがJリーグだとどうでしょう? 再来年から「J版クライマックスシリーズ」というべきスーパーステージがJ1で行われることになっていますが(サポの力で撤回させる可能性がありそうですが)、シーズン通して1位になったチームへのアドバンテージがどうなるかまだ明らかになっていません。詳細調整中ということでありますが、サッカーというのはホーム&アウェイで公平を保つことを旨とするスポーツです。不利な立場になるアウェイでのゴールを重視することも当たり前に考えるんです。それでも前後1位のチームを優越するようなレギュレーションというのが必要と考えるとしたら、アウェイゴールをシーズン1位だけ認めるとか、一発勝負のファイナルステージで引き分けならシーズン1位の勝ちと見なす(現在のJ1昇格チーム決定戦で採用していますよね)とか、野球でやっていることをサッカーに置き換えるためにどうすればいいかを考えないといけません。
「サッカーにクライマックスシリーズを取り入れることを安直な金儲けのためだ」と断固として否定する人たちを納得させるためにJリーグはしっかりと煮詰めてほしいものです。クライマックスが野球だけのものでないと思わせるためにも。
それでは、また次回です。