29日は日本テレビがプロ野球中継を始めてちょうど60年となるメモリアルデー。ナイターに限れば日テレがNHKよりも早く放送を始めたとか。初放送のカードは巨人-阪神。テレビ初放送のこのころ、巨人では川上哲治、阪神では藤村富美男が中心選手でしたが、全盛期から陰りが見え始めた時代のようです。

この日の放送では、視聴者が選ぶ60年のベストナインの投票結果が発表されました。やはり、最近の人たちが各部門の1位を占めていましたが、ONや門田博光さん、福本豊さんといった人たちもベストナインに選ばれました。そして、各部門の10位までの顔ぶれも紹介されましたが、その中には白黒テレビを彩った(?)人たちが何人もいました。
稲尾和久、村山実、江夏豊、野村克也、土井垣武、飯田徳治、高木守道、中西太、木塚忠助、吉田義男、張本勲
日テレのサイトに掲載されていた各部門のベスト10から白黒テレビ時代に活躍しただろうと思われる人たちの名前を抜き出してみましたが、どれだけ覚えていますか? 土井垣さんなんかはテレビ時代の前から活躍していた人だろうによく名前が出たもんだなと思います。意外なのは最初に名前を出した川上さん、藤村さんの名前が各部門のベスト10になかったこと。あと豊田泰光さん、杉浦忠さんあたりもいなかったですね。

テレビでプロ野球が伝えられるようになって60年。いろいろと技術が進化してきましたが、一喜一憂して楽しむファンの気持ちは変わらないかもしれません。楽しむ幸せ、かみしめていきましょう。

それでは、また次回です。
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95回目の夏の甲子園、群馬の前橋育英が初出場優勝を果たして幕を閉じました。しかし、終盤になって1人のバッターが起こした2つの騒動が、高校野球独特の問題を浮き彫りにしてしまいました。

その1人のバッターとは、すべてのベンチ入り選手の中で最も背が低い選手として注目されていた花巻東(岩手)の千葉選手。打席で見せる粘り強さと盗塁しなくても塁間をスピード落とさずに駆け抜ける俊足ぶりで「小さくてもすごい」とファンを沸かせました。しかし、この人のストロングポイントが災いして、騒動がおきてしまいました。
まずは2塁ベース上での「サイン読み疑惑」。準々決勝の途中、両手を横に振ってみたりジャンプをしてみせたりしている「挙動不審」ぶりがサイン読みと疑われたため、球審から直接注意を受けたのです。相手チーム(鳴門=徳島)がアピールプレーするなり2塁の審判に抗議するなり、何かしらの前触れもないですからびっくりしました。大会本部の担当者は「疑わしい動きをしたから注意した」と説明しましたが、お互い腑に落ちない感じだったようです。一部報道では、この一件の前に「花巻東はサイン読みしているから、サインをイニングによって変えよう」ともう織り込み済みで対策を立てていた学校もあったとか。これ、プロ野球ではスパイ行為なんてことにまで発展することもあります。だから、疑わしいと思われたところで注意を呼びかけるのは間違いではないでしょう。ただ、なぜそうなのか、やる人にも見る人にもわかるように説明するのも大事です。そうでなければ選手たちは萎縮してしまいますよ。
もう一つの騒動は「カット打法疑惑」。一人のピッチャー相手に1打席で13球も投げさせること自体異常なことではありません(「前に飛ばせよ!」といわれ褒められないことも時にあります)が、そのやり方にいちゃもんがついたようです。自分が好む球を待つために意図的にファウルを打つ様な動きがあればバントしたのとみなすという規定に引っかかってしまうというわけです。繰り返されているようだからということか、準々決勝、そう、サイン読み疑惑が浮上した日に追い討ちをかけるように担当者がこれにも言及していたようなんですね。そして迎えた準決勝、自分のスタイルと違うプレーを強いられたら力が出ないと、ファウルを打てずにゲームが終わったとか。

高校野球というのは教育の一環だといわれます。これらの問題がこの考えを揺るがすとは思いませんが、普通と思われるような戦略が組み立てられないと試合の質が落ちてしまわないかなって、何となく思ってしまいます。この規定を文字通り飲み込むようだと、フルスイングかバントしかできない、テレビゲームみたいな野球になってしまうかもしれません。ガチこそ高校野球の伝統芸というべきことでしょうが、戦術、戦略に幅が出来る余地を残せる規定の運営をして欲しいですね。

それでは、また次回です。
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今季前半の話題の中心となっていた大宮アルディージャのベルデニック監督が11日に解任されました。直接の原因は夏場に入って5連敗という大失速だったようですが、チームの内紛も原因にあるという報道もあります。

地元の新聞では、「ACL進出の望みがまだあるのに解任に至ったとは…」と5連敗からチームを立て直してJ初の3連覇にたどり着いた鹿島アントラーズのケースを引き合いに出しながら驚きの反応を示していましたが、その一方で解任に至るに仕方がない事情もあったともしています。
5連敗の間に監督と選手の間の溝が深まったこと、そして現場から距離を置いた位置にいた小倉勉さんとの確執も修復できなかったということもあります。監督は小倉さんなど自分以外のスタッフが選手へあれこれとアドバイスすることが許せなかったし、選手たちは頑固な監督に困っていたし…悪い連鎖が連なってしまったから大鉈を振るわないといけないと、クラブは考えたそうです。

上位争いをしているチームの監督が病気で動けなくなった(川崎フロンターレを率いていたころの関塚監督は心臓の病気でドクターストップがかかって辞めたことがあります)わけでもないのに解任されたことも驚きですが、その後に社長が解任の理由を説明する会見を開くのにも驚きました。ここまでしなければいけないくらいの大事になってしまったのかという意味でも驚いていますが、いちいちこんなことをしなくても…という気持ちにもなっています。このお家騒動、どういう形で収まるんでしょうか?

それでは、また来週です。
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7日に高校総体のサッカーが終わりました。男子は千葉勢同士の対決になって市立船橋が流通経済大柏に勝って優勝。一方女子は常盤木学園を破った日ノ本学園(兵庫)と村田女子(東京)が優勝を分け合う結果になりました。

総合大会だからとはいえ、雷雨で1日中止になった分の振り替えをしないで日程打ち切りにして優勝チームを複数出すというのは、やるほうにしては割り切れないし、わだかまりばかりが残るような結末だと思いますサッカーに中止はありえない」と、ソフトボールのように予備日を設定していないというなら考え直さないといけませんよ。運営に関わる高校生の拘束期間に限界があるから難しいというならば、主管の県サッカー協会なり地元Jクラブに穴埋めしてもらうようにすればいいと思うのですが。

さて、女子サッカーでは今年も常盤木学園が優勝できませんでした。その一方で関西の有力校日ノ本学園が初代王者の意地を見せて連覇となりました。何とも不思議なものです。
なでしこリーグ2部では大学生、社会人を諸共せずに首位を走り、インターハイ直前まで10連勝と調子は上がっているように見えた常盤木でしたが、毎日のように試合が続くインターハイは勝手が違ったのかもしれません。なでしこ2部は男子のJ2同様、東アジアカップや海外遠征による中断期間はまったくなく毎週のように試合をやっていましたが、週1で試合をするためのコンディショニングと1発勝負が何日も続くような大会に向けてのコンディショニングは違ってくるのかもしれませんね。その違いに順応できないでパフォーマンスがうまく出来ないというならば、常盤木はフィジカルの面で何かしらの対策をとらないといけないかもしれませんね。
でも、学校自体の責任だと片付けるのは無茶だと思う人もいるでしょう。「高校のサッカー部を全国2部リーグにいさせること自体おかしい!」と考える人もいるでしょうね。海外でも、恐らくハイスクールのチームがアマチュアの全国リーグで大学や社会人のチームと一緒にやるなんてことないでしょう。そういう体制である限りは常盤木は高校生同士の大会に勝てないと思う人もいるでしょうね。お姉さんたちには無類を強さを発揮する常盤木のようなチームが同年代のチームとの戦いで勝つにはどうすればいいんでしょうか? 女子サッカーのこれからを考えるためには大事ですよ。

それでは、また次回です。
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世界水泳バルセロナ大会、前半1週間がシンクロメインで飛び込みや遠泳も行われ、後半1週間は競泳メインで諸々行われるというプログラムですから、意外と大会期間が長いのですが、疲労感というのは意外にないんですよね。楽しめているってことでしょうか?

さて、今回の世界水泳で気になっているのは競泳の女子選手が着ている水着のデザイン。技術革新が進んでいるおかげで毎回大きな世界大会があるたびに何かしらの変化がありますが、今回は見た目の変化が目に付きます。いわゆる高速水着が禁止されてからどのブランドの水着でも黒無地ばかりになっていましたが、今回はカラーリングが豊富になってきました。迷彩柄のような水着、単色でもオレンジのような最近見ない色の水着も見られるようになりました。特に気になったのは「スピード」ブランドの水着。黒を基調としているものですが、片足の部分にカラーリングが入っています。膝丈スパッツが主流になっている女子の水着のスタイルをうまくついているので思わず感心してしまいました。
これをきっかけに、高速水着が登場する前のように色とりどりの水着がプールサイドに並ぶようになってくれればと期待しています。

もう一つ、ハイダイビングという種目も面白かったですね。地上波のテレビ中継のアナウンサー曰く「テレビの前で寝不足になっている人が確実に増えているくらい話題になっている」とか。男子が27m、女子が20mもの高さから5m以上の深さがある海に飛び込むという競技です。やり方は一般の飛込競技と大体同じですが、20m以上の高さから飛びますから、頭からではなく足から必ず着水する(落ちる?)というルールもあります。そんな過酷な高さからでも宙返りやひねりをやっていくなんて…いや、やるのに勇気が必要でしょうが、見ているとはまってしまいそうですね。元々は「クリフダイブ」といって海や湖のリゾート地で世界屈指のダイバーが技を競っていました。スカパーのJスポーツで「レッドブルクリフダイブ」が放送されているのを見たこともあるでしょう。これが今回「ハイダイビング」として世界水泳に採用されたとか。
私も何度か「レッドブル…」を見たことありますが、ここに参加してるのは男子ばかり。女子のレギュレーションはあっても、実際に出場している選手はこれまでいなかったようですが、今年になって「レッドブル…」に女子も4人ほど参戦したようです。飛込競技の選手よりもムッチリした体つき(女性的な体つき?)の選手が多くいたのが印象的。エロカッコイイスター選手が出てくると盛り上がりそうな気もしますが。これ以上話を続けるとよからぬ方向に行きそうなので…また次回です。
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