オリンピックの話をもう少ししたいですが、ここ1週間注目されている問題で気になること、思うことがあったので今回はこちらを。

東京や横浜の公営図書館などで「アンネの日記」や関連の本、そして「東洋のシンドラー」といわれた杉原千畝に関する本が何者かに破られる事件が多発しています。発覚から数日たっているので模倣犯も多く現れているかもしれませんが、もし、日本にアンネフランクや杉原のやり方を快く思わない人がいて、その人が思うところあって攻撃(正義の鉄槌?)を下したというならば、あの人気ドラマも標的にされるのではないかと不安に感じているんです。そのドラマとは「ごちそうさん」、そう、現在放送中の朝ドラです。

今まさに放送されているのは太平洋戦争真っ只中という時代設定の物語。朝ドラではかなりの頻度で取上げられている太平洋戦争ですが、多くの場合はヒロインの身内の誰かが出征して、「お国のため」とその人を励ましても生きて帰ってくる保証がないこととの間で起こる葛藤だったり、本土空襲への漠然とした不安が描かれているというイメージがあります。ただ、今回はやや踏み込んだ雰囲気があるんですよね。「本当に国のためになるのか?」と、決して積極的に反対しなくてもいろいろな形で戦争に対する疑問を素直に投げかけているように見えるんです。具体的な内容はネタバレにならないようにするためいいませんが、この疑問を否定にかかるようになるとアンネや杉原を快く思わない雰囲気が見えてくるような気がするんです。くれぐれも「ごちそうさん」に危害が加わるようなことがないことを祈るばかりです。

それでは、また次回です。
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予告よりも更新が遅くなってしまいました。申し訳ありません。

さて、ソチ五輪があっという間に終わってしまいましたね。メダルの数は8つ。なんだかんだいって国外で行われた冬季五輪ではもっとも多かったとか。

冬季五輪は実際の競技以外に「場外乱闘」がしばしば話題になります。今回の大会で言えば、フィギュアスケート女子。キムヨナの五輪連覇を地元ロシアのソロニコワに阻まれたのですが、「ソロニコワの得点は盛りすぎ」との批判が渦巻き韓国陣営が国際スケート連盟に提訴だと息巻いているんですよね。ノーミス2本そろえたからヨナの勝ちっていうのは昔の6点満点・席次法の論理だったような気がします。しかし、今はほぼ青天井の採点形式です。演技基礎点と出来映え点などなど細かい要素を探られてしまうんです。実はお互いノーミスでフリーをやりきったらヨナは負けていた、という試算が各メディアにでていたのを覚えている方も多いでしょう。実際のところ、ヨナのほうに細かいミスが多かったため、ソロニコワは予想以上に楽に逆転できたという見方もあるようです。

前回は男子で「4回転ジャンプを成功させたプルシェンコより4回転をまったく入れなかったライチャゼクの方が金メダルになったのはどうしてだ!」とロシアで大騒ぎになったようですが、これも、フィギュアが五輪の花形であることの証拠かも知れませんね。

ちなみに、そういうにらみ合いのさなかで、日本人選手の演技が素直に賞賛されたという事実があったという共通点もあるんです。バンクーバーでは高橋大輔選手、今回は浅田真央選手です。誤解を恐れない言い方をすれば、こういうことこそ胸を張るべきことなんでしょうか?

それでは、また次回です。

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誠に勝手ながら、次回の更新は24日か25日に延期させていただきます。
皆様にご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。
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パソコンの具合が何とか落ち着いたので、更新します。ご迷惑をおかけしました。

さて、今年一番のJリーグの話題選手といえば、セレッソ大阪のフォルラン選手。ウルグアイ代表のFWで、2010年ワールドカップ南アフリカ大会では決勝に残れなかったのにMVPに選ばれたという選手です。マンチェスターユナイテッドやインテルを渡り歩いた人です。日本代表と対戦したこともあります。そんな大物がJリーグの舞台に立つんです。大阪に降り立ったときの生き生きとした表情、「何かやってやろう!」と気持ちがみなぎってくるようにも見えます。

世界を知る男がJリーグで当代きってのストライカーといっても過言ではない柿谷曜一朗選手と手を組むわけですから、セレッソ軒並み優勝候補に挙がるようになりました。そして、今月終わりにはACLが待っています。本家UEFAチャンピオンズリーグを戦った男が勢いづくアジアの新興勢力に挑むということを考えると、セレッソファンでなくてもわくわくしてしまいます。

さて、話は変わりますが、今年からセレッソのホームタウンに堺市が加わったとか。もともとなでしこリーグ2部を戦う女子ユースチーム(19歳以上の選手が在籍する女子トップチームまだ設立されていない)の拠点になっているので後付けのようにも見えますが、河内地域に久しぶりにプロスポーツチームが根を下ろすことはやはり地元の人たちにうれしいことですよね。中百舌鳥地区に南海ホークスの練習拠点が設けられていたとき以来ですから、26年ぶりということになりますよね。今月下旬に最終回を迎える野球マンガ「あぶさん」の主人公・影浦安武(通称あぶさん)も若いころに汗を流した場所です。

あぶさんといえば、大酒飲みであっても持ち前の集中力でチームを何度も勝利に導いたスラッガー、サッカーで言えばストライカーです。最近発売された廉価版コミックス「あぶさん-栄光の軌跡」の第1巻(プロデビューしてから2年間を描いたもの)を読んでみましたが、あぶさんって自分を犠牲にして時にムチャすることがあるんですよね。自殺しそうになったおじいさんをチームメイトと川に落ちそうになりながら救ったり、遠征中に見つけた捨て子を宿舎に連れて世話をしたり…。ムチャをしても誰かのために何かしたいと思う人格者でもあるのかなって思います。そして、誰にでも愛される存在にもなるんですよね。そう、フォルラン選手も外様であってもあぶさんみたいに誰からも愛されるような存在になってほしいと思うんですよね。柿谷選手こそセレッソのあぶさんになってほしいと思う人もいるかもしれませんけど。とにかく、今年はセレッソに目が離せません。

それでは、また次回です。

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パソコンの調子があまりよくないようなので、次回の更新を延期します。あす15日を目処に進めようと思います。どうかご了承ください。
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