日本代表のワールドカップの戦いは終わりました。1勝もできずに予選敗退というのは不本意かもしれませんが、今回の大会で得た収穫なり課題をまずは洗い出して今後のことを検討することが大事で、敗退確定当日に「ゲンダイ師匠」(日刊ゲンダイ)がしていた戦犯探しはしなくても時間の流れで「結局、ブラジルでこの辺ができなかったけど、4年かけて改善できたからよかったね」というふうに問題点という形で戦犯は見えてくるわけだと思いますから。

さて、大会前にある週刊誌に「ザックジャパンはなでしこを見習え!」という記事がありました。今回のワールドカップを終えて考えると、本田選手が沢選手のように背中でチームを引っ張ったとしても、香川選手が宮間選手のように精度の高いプレーをしていても、必ずしも予選突破ができたかどうかわかりませんが、女子アジアカップでの宮間選手のような心遣いができる人がいたら結果が違っていたかなとも思います。監督と選手、若手とベテランを結び付けられるような働きができるような人がいるとよかったかもしれません。そういう意味では、なでしこを見習うべきところがあったといってもいいでしょう。

今年は、なでしこがアジア制覇、U-17代表「リトルなでしこ」が世界一と、日本サッカーは女子が元気なシーズンという感じですが、「もはや日本のサッカーは女子しか強くなれない」といわれないようにするためにも、サムライブルーにはがんばってもらいましょう。

それでは、また次回です。
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ワールドカップブラジル大会が現地12日に開幕。「ワールドカップよりも子供の教育改善を!」と猛烈な反対活動が直前まで続いたり会場建設がギリギリまで続いたりしてハラハラするところがありましたが、今のところスタジアムに混乱が及ぶようなことなく進んでいるようなのでほっとしていますが…。

日本代表は現地14日に初戦を戦いましたが、1-2でコートジボワールに逆転負け。見事に出鼻をくじかれました。さぁ、こうなると気になってくるのが夕刊紙の報道。日本時間では日曜日の朝に行われた試合だったため記事が掲載されるのは翌日の紙面になります。大ざっぱな雰囲気をいえば、東スポと夕刊フジは「1次リーグ突破への秘策はあるのか?」という内容になっていましたが、日刊ゲンダイは「もはや1次リーグ敗退は決定的」というテイスト。Jリーグ創世記を川渕チェアマンと共に支えた木之本元理事の嘆きや、事実を真摯に受け止めない日本のスポーツメディアがファンをどれだけミスリードしてきたかを批判するフリーライターの意見などが並び、「負けて当たり前と思って見たほうがいい」とシメているんです。

ある芸人さんは日刊ゲンダイのことを「オヤジジャーナルのバイブル」とも「師匠」とも呼び、新聞やテレビで報じているようなニュースの切り口に違和感を持つ人たちの味方になっていると話していたのを聞いたことがあります。今回の場合、「子供が遊んでいる『ウィニングイレブン』などのゲームを見るようなものすごいサッカーをみせるヨーロッパや南米の常連国のレベルから考えると日本のサッカーは世界的には全く歯が立たない」と思ったり、「美人でかわいい選手がそろうなでしこジャパンが世界一になるのは許せるけど、チャラいのばかりの日本代表が世界レベルでデカい顔をしているのは許せない」と思ったりしているオヤジ達が「よくぞ言ってくれた!」と歓喜の声を上げているようなイメージがわいてきます。

Yahoo!スポーツのつぶやきサービスを見ていると、コートジボワール戦の試合序盤からザッケローニ監督の戦略を批判する書き込みがたくさんあったんですよね。地デジテレビ用リモコンを使って物語を筋書きを決めるドラマがよく放送されていますが、もし、日本代表の戦略をリモコンで決められるようなことになって、目の肥えたファンの支持を得た選択肢を繋げて試合をするようならば…。ここまで燃え上がるような批判はおきなくなるでしょうか?

それでは、また次回です。
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この類の話をするのはかなり久しぶりになるかもしれませんね。

AKB48の第6回選抜総選挙の開票結果が7日に味の素スタジアムで発表されました。この日は激しい雨が断続的に降る中7万人ものファンがカッパを着て声援を送り続けたといいます。セキュリティ面の問題をいかに克服するかなど、実施にこぎつけるまで紆余曲折がありましたが、この日は大きな混乱なく行われました。

今年の選挙では卒業宣言などが飛び交った去年みたいなサプライズはなかったかもしれませんが、一味違ったサプライズがありました。握手会で暴漢に襲われたメンバーのうち、川栄李奈さんが選抜メンバー入りでステージに姿を見せました。本来は参加する予定はなかったようですが、「本人の強い希望」で急遽登壇が決まったようです。川栄さんといえば、テレビで「AKB一のおばか」に選ばれた時に叫んだ「うそだろがーっ!」という言葉がトレードマークのようになっていますが、川栄推しというファンはもちろん、そうでない人ももしかして「うそだろがーっ!」と気持ちよく叫んだかもしれませんね。
「怖いものはもう何もない。何事もなく来年も選抜メンバーになりたい」
これはうそ偽りのない気持ちではないでしょうか? この気持ちを一刻でも早く伝えたいと思ったから登壇する気持ちになったでしょう。状況が許せばいち早く復帰したいとここ最近話している川栄さん、元気な姿を見せることをとにかく待ちましょう。

ちょっとうがったことを。この日の朝にはワールドカップブラジル大会に向けてアメリカ・フロリダ州で合宿を行っているザックジャパンがNFLバッカニアーズのホームグラウンドでアフリカチャンピオンのザンビアと強化試合を行い、本田選手の2ゴール、香川選手のゴール、そして大久保選手の決勝ゴールで4-3で勝利しました。決める人たちが決めての劇的な勝利だったからか、スポーツ紙6紙すべて翌日の1面はこの試合を扱っていました。こんな試合でなかったら、1、2紙くらいは「まゆゆ悲願のセンター 川栄帰ってきた!」などと、この総選挙を1面にしていたかもしれませんね。こじはるが思いとどまることなく卒業宣言していたら…それでも1面になっていたでしょうか? いろいろ考えてしまいます。

それでは、また次回です。

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Jリーグは1日のナビスコカップ予選最終戦で一区切りとなり、J1各チームは7月中旬の天皇杯初戦(2回戦)までは調整期間に入ります。海外に行って国際親善試合を行うチームもあれば、キャンプでじっくり今後に向けての課題に取り組むチームもあるとか。一方、J2・J3はワールドカップもお構いなしでリーグ戦が継続されます。J1しか見ないという方はこの機会にじっくりと、J2やJ3に移ったひいきのチームの選手たちの様子を見に行くのもいいかと思います。

さて、逆に6月に再開したのが、なでしこリーグ1部。こちらはアジアカップがあったため、5月中は中断していました。再開早々、所属チームでいい仕事を見せたアジアカップ優勝メンバーもいたそうです。そんな中で不穏な雰囲気が漂うニュースが。
浦和レッズレディースに所属するアジアカップ優勝メンバーの一人、猶本光選手をめぐる話のように新聞各紙で報じられていることがあるんです。浦和レッズの男女共通公式サイトなどでの呼びかけではさすがに誰と特定していませんが、女子チームに所属する選手へのサインや写真撮影を基本的に禁止するとか。節度ある付き合い方ができるファンやサポーターにとってはいい迷惑というところでしょう。男子チームでは練習場で写真やサインをもらうことができる日をある程度設定しているそうですが、女子は制限を通り越して禁止となったようです。

原因としては、過剰にサインや写真を迫った人がいたことなどとともに、スポーツ選手でなく女性として興味本位で写真を撮った人がいたこともあげられています(猶本選手は「長澤まさみ似の美少女ストライカー」と紹介されたこともあります)。「EX○○」「激ヤバ××」などといったタイトルの月刊写真誌に「アスリートセクシーショット」と称してハイレグレオタードに身をまとった体操選手や陸上選手、水着姿のビーチバレー選手や水泳選手に混ざって、バストの丸みがはっきりわかるようなタイトなユニフォーム姿のバレーボール選手やサッカー選手の写真もあるんですよね。キャプションを読んでいると、プロフィールが間違っていたり競技の基礎知識があればおかしいと思うような内容があったりして一笑にふしてしまいますが、妄想のネタにはうってつけなんだろうなと思うところもあります。ただ、思いもよらないところからの重圧で壊されてしまう危険が選手に及ぶのではという不安も理解できます。

フェティシズム、妄想と女子アスリートの関係がどの程度のレベルでつりあうのか、答えがすぐに出るとは思いませんが、お互い不快に思わないようにするための方法はじっくり考えないといけませんね。

それでは、また次回です。
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