今年は、何やらオーストラリアがいつも以上に熱いようで。テニスの全豪オープンにサッカーのアジアカップと世界中が注目するようなスポーツイベントがまとまって行われるようだと、それは当然といわれるでしょう。

それに、それぞれに盛り上げるのがなんとなくうまいなっておもいますよ。運営スタッフの皆さんが大会の一つ一つのファクターになっているという雰囲気も楽しく見えてきます。テニスのほうは本当にきびきびしていますね。ゲームが終わるたびにベンチの屋根を上げ下ろしする人なんか特にそう思います。サッカーのほうではちょっとおおらかすぎるのではという噂も。持ち場で暇をもてあそんでいたらしきボランティアの人がビール飲みながら観戦したらしいです。この試合、少なくとも日本絡みではなかったようですが。いろんな意味で大陸的なんですね。だからでしょうか、サッカー日本代表のレプリカユニフォームを着た人たちが錦織選手の試合を見に行っても煙たがる感じがなかった気がします。試合終了直後にグランドスラムのほかの大会では見られない勝利者インタビューが全豪ではありますが、場内のお客さんとオーストラリア国内向けテレビ中継のためにやっているものでしょうが、錦織選手が3回戦で勝った時には「日本に向けてNHKが生中継しているそうなんで、錦織さん、日本語でメッセージを送ってください」なんてインタビュアーがふるなんてシーンもありました。

いやはや、全豪の地上波テレビ中継は久しぶりでしたが、ガッツリ見た記憶が私の中ではありません。昔からこんな感じだったかもしれませんが、ほかの大会とは違う楽しさを感じていると思います。サッカーのアジアカップも今回はこの全豪オープンに通じる盛り上がりを感じました。

では、また次回です。
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オーストラリアではサッカーのアジアカップとテニスのオーストラリアンオープン(全豪オープン)が同時期に行われているということでかなりの盛り上がりになっているようです。そんな中、日本では全豪オープンの地上波中継が本格的に復活しました。

NHKが総合テレビで錦織圭選手の試合の生中継と注目選手の試合の当日録画放送の2本立ての放送をしています。全米オープンでの一件があってなのか、NHKとしてもかなりの気合が入っているようですね。錦織選手の1回戦と2回戦は日本時間朝9時(現地時間午前11時)からですから、人気の朝ワイド番組「あさイチ」を短縮せざるえない状況だったんですよね。人気の一因とみられる「朝ドラ受け」はできても内容は短縮されてしまうということで固定ファンからは怒りの声が上がっているかもしれません。その一方で「国民の期待をしょって立つ錦織選手の試合ならしょうがない」と寛容な声もあるかもしれません。

錦織選手が昨年の全米オープンで躍進したとき、NHKが総合テレビで録画放送するに至るところで「国民最大の関心事になっているからNHKでやるべきだ」という視聴者の声があったそうです。そして今回の全豪オープンは、おそらく国民的な関心事になるという判断があったからこそ、地上波での生中継にまでなっているんでしょう。国会でNHKの毎年度の予算案審議が行われている中でBSでのメジャーリーグやヨーロッパサッカーの中継がやり玉に挙げられたことがあったそうですが、その時は日本のテレビ中継用の広告をNHKの放送でそのまま流すことが公共放送として問題ではないかということで批判されたと聞いています。それに加えて、「オリンピックでもないのに朝っぱらからスポーツ中継を見る奴の気がしれない」という軽蔑的な見方も週刊誌や「ゲンダイ師匠」などのタブロイドが示したこともありました。

さて、今回の全豪オープンでのNHKの判断が正しかったかどうか結論がでるのは時間かがかるかもしれません。錦織選手が勝ち進んでもNHKの番組構成がWOWOWよりも「しょっぱい」判断されたら失敗だといわれるリスクがあります。とにかく、判断がよかったといわれることを期待します。

それでは、また次回です。
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第93回全国高校サッカー選手権が12日の決勝で幕を閉じました。国立競技場が改修(建て替え?)工事で使えなくなったため、今回から準決勝と決勝は埼玉スタジアムで行われるようになりました。3試合の観衆の合計は約9万2千人。3試合合計10万人には届きませんでしたが、決勝は昨年とほぼ同じの4万6千人余りということで主催者サイドとしては手ごたえを感じていたそうです。

高校サッカーや天皇杯などのようなトーナメント大会では勝ち上がりで観客動員が大きく変化するので一概に言えないところがありますが、昨年秋に行われたナビスコカップ決勝・ガンバ大阪サンフレッチェ広島よりも観衆が多かったというのには驚きです。ナビスコ決勝の場合は「埼玉スタジアムなら浦和レッズが勝ち上がってこそ…」というところがあって3万8千あまりに留まったのかもしれませんが、高校サッカーの場合は一定の注目度というものがあって準決勝・決勝と盛り上がったのだろうと思います。そして地元に近い学校や注目度の高い学校が勝ち上がると観客動員が上積みされていくという動きもあるようです。

でも、考えてみると、国立競技場よりも交通の便はあまりよくない埼玉スタジアムで3試合合計9万2千というのはサッカーに対する埼玉県民の熱さというものを示した証拠といえるかもしれません。そして、高校サッカーそのものの興味がやはり高いといえる証拠でもあるでしょう。今後、埼玉スタジアムをめぐる高校サッカーの動きがどうなるのか、見守っていきましょう。

それでは、また次回です。
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新春スポーツイベントもいよいよ大詰め。春高バレーが11日、全国高校サッカーは12日に決勝を迎えます。

高校ラグビーは放送権がCSのJ-SPORTSにも分けられるようになってそういうことがなくなったようですが、春高バレーと高校サッカーでは放送するテレビ局の系列局のアナウンサーが何人も動員されていて、普段聞くことができないアナウンサーの声が聴けるようになっています。これも、私としては楽しみなんです。でも、最近はスカチャンのJリーグ中継などで地方局のアナウンサーが実況するところを聴けるようになったので、ありがたみが少し薄くなったなんて感じる人もいるかもしれません。私はどうかといえば、Jリーグのどこかのチームのホームゲームをいつも実況している人が高校サッカーで自分と関係のない地域のチームの試合をしゃべるとどんな感じになるかというのも気になるもので、ワクワクの仕方が薄れたというよりかは変わってきたという方が妥当かもしれません。

昔はといえば、こういうスポーツイベントのほかにプロ野球中継とかスポーツニュースなどでも地方系列局のアナウンサーが登場していました。ネットワーク環境や交通機関が発達して東京からの往復が簡単になったからか、最近は地方系列局の出番が少なくなっている気がします。そのあたり、何となく寂しいと思うのは私だけでしょうか? 地上波でいろいろな声が聴けるようになるような環境が何かしらの形で戻ってくることを楽しみにしています。

それでは、また次回です。
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あけましておめでとうございます。
今年最初の更新は1日遅れとなってしまいましたが、引き続きお引き立てのほど、よろしくお願いします。

さて、1月といえば、日本のサッカーではシーズンを締めくくる月というイメージが私の中ではあります。今年は元日に皇后杯の決勝があり、その前後には男女の高校選手権、インカレも行われています。1年間で得たものすべてをぶつけるべく熱戦が展開されているので、今年の正月はとりわけサッカーを見る頻度がおおくなっているような…。

そんな中、考えたことがあります。以前、このブログで、野球で8-7というスコアで決着する試合をルーズベルトゲームというが、サッカーに当てはめるとそれにふさわしいのは1-0だろうなんて書いたのですが、1-0っていろいろと奥深い意味を持ったスコアだなって感じたことがあるんです。元日にあった皇后杯の決勝は日テレベレーザが前半に思い通りのパスワークで相手守備を崩して先制し、あとは相手攻撃陣を泥臭く抑え込む守りで逃げ切って1-0で浦和レッズレディースを破って優勝しました。また、全国高校サッカーの試合の中にはお互い同じくらいに攻めあっていたのに相手ファウルでもらったPKによる1点が決勝点になって1-0で決着した試合もあります。

サッカーはたくさん点数が入る競技ではありません。ですから、どうして得点が入ったのかという行程を振り返ることも重視する考え方もあります。コーナーキックやフリーキックなどのセットプレーが正確に味方に伝わったとか、守備の塊をどういう風にボールを展開して切り崩していったのかとか、それが上手にできて相手を寄せ付けなければ、1-0で終わったとしても「いい試合だった」とある程度評価できるようになります。だからこそなんでしょうね? 1対0がルーズベルトゲームといえるのは。

もう少し続く冬のサッカーシーズン、どういう風に勝ったか、それに注目するのもいいかもしれません。

それでは、また、次回です。
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