今年第1回大会が行われた世界野球プレミア12。侍ジャパンは20日の準決勝で韓国に逆転負けを喫してしまいましたが、22日には3位決定戦を戦うことになりましたので、全日程に侍ジャパンが顔を出せるようになったことはせめてもの救いでしょうか? 侍ジャパンの奮闘はともかく、WBCとは違った雰囲気の大会になった印象があります。

WBCというのはメジャーリーグ機構と「WBC株式会社」が共催して行われるもので、メジャーリーグのプレシーズンマッチの延長線上にあるものとしてピッチャーには玉数制限がかけられてしまったことが大きく取り上げられ、そしてメジャーリーグで使うものとほぼ同じ公式球への対応にてこずるようなこともありました。国籍条項もうやむやでしたよね。アメリカ国籍なのに自分のルーツがブラジルにあるからブラジル代表だとか、イタリアにルーツがあるからイタリア代表と、何ともいい加減な感じ。

しかし、国際野球・ソフトボール連盟が主催する世界野球プレミア12では、WBCで感じられたようなモヤモヤを解消することがある程度できたようです。玉数制限なし、国籍条項もオリンピックに即したものになりました。ただ、メジャーリーグ機構からの要求があったか、今シーズン終了時点でメジャー40人枠に入っていた選手は参加できないというルールもありました。ここは何とか改善してほしいものですが、「Global BASEBALL Battle」とベースやダートサークルに刻まれるような世界一決定戦らしく、あるだけの力を動員できるような試合がいつでも見られたと思います。侍ジャパンは予選5連勝、準々決勝もしっかり点を取って勝つことができました。逆転勝ちもサヨナラもあって…プレミア12だからこそできたかもしれません。次のプレミア12は4年後になるそうです。その前の2017年に行われるWBCも、このプレミア12を見習って導入するものを考えてほしいです。

では、また次回です。
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ハリルジャパン今年最後の主要な試合になるワールドカップアジア2次予選の東南アジア2連戦。12日の1つ目はシンガポール相手に3対0と快勝し、スコアレスドローで終わったホームでの初戦の無念を晴らしました。そして、このシリーズで使用されるのが日本代表の新ユニフォームです。

おそらく、オリンピックの男子アジア最終予選が年明け早々にあるので使用開始を前倒ししたのでしょうが、新ユニフォーム、びっくりです。特にファーストジャージについては驚きのリアクションで報じられていますよね。単純なジャパンブルーでなく、ジャパンブルーが徐々に濃くなるグラデーションなんです。濃紺にチームカラーが変わったと誤解しているような報道もありますが、サッカー業界全体の盛り上がりをイメージさせるようなアイデアならいいと思います。胸のあたりに色違いの細いラインが1本ありますが、その色がまた変わっていくのでしょうか? 今回A代表が使用したユニフォームにあったのは赤のラインでしたが、通例通りで行けばなでしこジャパンなどの女子代表のものにはピンク、フットサル代表などのものには緑のラインが入るはずです。

今回お披露目されたユニフォームは、おそらくリオデジャネイロオリンピックに出場することになった場合にも使われることになるでしょうが、エンブレムが日の丸に変わっても違和感はなさそうです。そのあたりももしかしたら考慮されているのでしょうか?

それでは、また次回です。
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11月になったばかりなのに、Jリーグはもう冷たい風が吹き込もうとしています。7日にもJ1ではセカンドステージ優勝が決まるかもしれないという状況ですし、J2の大宮アルディージャがまもなく昇格確定なんて声も聴きます。

今年のJ1は2004年以来11年ぶりに前後期制が復活しましたが、これが以前の単純なものではないんです。以前の前後期制では、前期優勝と後期優勝の一騎打ちで年間総合優勝が決まっていましたが、今年はチャンピオンシップなるトーナメントがあります。前期・後期の優勝ができなくても年間成績で3位までになれば出られるとあって、上位に残れば残り試合数はまだそれなりにあるというわけです。ですが、そこに残れないと、既に天皇杯で負けたJ1のチームなら11月終わりにはシーズンは終わりになってしまいます。

そんな中、5日のスポーツ報知にはクラブワールドカップとチャンピオンシップの兼ね合いでJ1の終了時期が来年はもっと早まるかもしれないという記事が。この記事の通りならば、11月上旬にはレギュラーシーズンが終わってしまうそうです。天皇杯勝ち残れなければ、4か月以上公式戦ができないなんてこともあり得るんですよね。国をしょって立つチームには万全のコンディションでクラブワールドカップに臨んでほしい気持ちは理解できます。ただ、4か月も待ちぼうけを食らってしまうチームにとっては途方に暮れてしまうことにもなります。

もしかしたら、Jリーグが目指す秋開幕来夏終結のシーズン実現への布石なのかなとも勘ぐってしまいます。まだまだ、話し合いの段階ではありますが、やる方にとっても見る方にとっても納得できるようなシーズン構成になることを祈るしかありません。

では、また次回です。
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