24日に千秋楽を迎えた大相撲初場所。琴奨菊が初優勝を果たし、日本出身者として10年ぶりの優勝と、大きな話題になりました。

10年といえば60場所、その内白鵬が35回も優勝しているのもすごいですが、日本出身者がそれだけ長く優勝出来なかったというのも驚きです。ただ、相撲の業界の理屈で考えたらあまり不思議とはいえないようなんです。モンゴル出身者の間にいわゆる国もの意識が強くて、切磋琢磨する土壌が醸成しやすい。そう考えたら、北海道出身者が幅を利かせた時代、ハワイ出身者が幅を利かせた時代があったのと理屈は同じなんです。

いつまでもモンゴル出身者の時代が続くわけではない、でも日本出身者が安泰だという保証はありません。90年代最初のように群雄割拠で相撲界全体が盛り上がればいいですね。

今年からは大卒力士の付け出しのハードルが低くなり、三段目からスタートできる要件も設定されました。私的に思うに、インターハイ個人優勝したら高校卒業後にプロ入りした人は序二段あたりから付け出しを認める要件もあっていいと思いますが・・・。

それでは、また次回です。
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年が明けてから芸能界から世間を騒がす出来事がいろいろとありましたね。中でもSMAPの分裂騒動はNHKでも経緯を連日報じるような騒ぎになりました。そりゃぁ、誰もが知ってる、おそらく支持率が100%に極めて近い、今でもAKB48は歯が立たないであろう国民的グループですから、NHKも状況をつぶさに伝えるべきと報道セクションは判断したでしょう。

そんな中、TBSラジオで平日夜に放送しているニュース番組「セッション22」でこのニュースを扱っていたのには驚きでした。
大きな功績を残した俳優やミュージシャンの訃報を専門家へのインタビューを交えて深く伝えることがあっても、現在進行形の芸能ニュースを伝えることはほとんどありません。この騒動の直前に大きく取り上げられた「卒論」不倫騒動については一切触れていなかったのに、SMAPについては問題が明るみに出た時にパーソナリティがコメントをつけました。パーソナリティの荻上チキさんがコメントをつけるのは政治や事件事故、社会問題がほとんどですが、芸能ニュースにコメントをつけるのは本当に珍しいです。やっぱりSMAPというのは社会に大きな影響を及ぼす存在なんですね。果たして、荻上さんが今度芸能ニュースでコメントをするのはいつの日になるでしょうか?

では、また次回です。
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今年最初の3連休で、バレー、ラグビー、サッカーと高校スポーツが大いに盛り上がりました。中でも男女の高校サッカー決勝はびっくりする展開が待っていました。

10日は女子の決勝。開始3分で1点ずつ取り合う展開の速さに驚き、そして、後半にゴール連発で一気にひっくり返してしまう。そんな流れで藤枝順心(静岡)が3-2で神村学園(鹿児島)を破り、9年ぶり2度目の優勝を果たしました。藤枝はベスト4以上の常連になっているような実力校でしたが、日ノ本学園(兵庫)や常盤木学園(宮城)が優勝回数を重ねていく中なかなか優勝に縁がない学校でしたが、9年ぶりの優勝とは意外でした。そのうえ、なでしこリーグに多くの選手を送り出している神村は2連覇した2005年度以来10年ぶりの決勝進出だったというのもまた意外な感じでした。TBSテレビの中継でしきりに紹介されたエピソードですが、インターハイ出場を創部以来初めて逃してしまう屈辱を味わい「もはや強い神村の時代は終わった」と言われたというのも意外でした。

11日に行われた男子の決勝は東福岡(福岡)が5-0で国学院久我山(東京)を圧倒して17年ぶり3度目の優勝を果たしました。後半だけで4点も取る東福岡の前では初めての決勝に臨んだ久我山は地力の差を見せつけられた感があります。5年前に滝川第二(兵庫)が5点取って優勝しましたが、この時は負けた久御山(京都)は3点取り返して粘っていました。厳しい言い方になってしまいましたが、久我山はもっと攻めていってもよかったかと思います。意外なのは東福岡にはプロ入り内定の選手がいないというんです。戦力的なことを考えたら、2人、3人とプロ入り内定選手を抱えている青森山田とか星稜(石川)が有力といわれていましたが、チーム力を見せた東福岡、久我山は意外ではあってもすごいインパクトを見せたかもしれませんね。

では、また次回です。
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天皇杯が終わって2015年シーズンのサッカーシーンはひとまず終わりましたが、男女の高校サッカーがクライマックスを迎えています。

このクライマックスで気になるのは「あと5分」。男子も女子も準決勝から試合時間が前半と後半で5分ずつ長くなるんです。40分ハーフが45分ハーフになるわけです。5分長くなることで戦い方が大きく変わってくるんです。40分過ぎて「ここからは未知の領域」なんてコメントをするアナウンサーもよくいます。「気が付けばまだ攻撃のチャンスが残っているんだ」とひとつ思うと残り5分でゴールが決まるようなこともあるんです。逆にチャンスをものにできない時間が長引く可能性もあるわけで、5分が重くのしかかるようなこともあります。

5分というのは本当に絶妙な時間です。その5分でこれまでの戦い方が一転することもあるかもしれません。10日は女子、11日は男子の決勝です。注目を続けていきましょう。

では、また次回です。
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2016年もよろしくお願いします。

サッカーの第95回天皇杯が元日に決勝を迎えました。ガンバ大阪浦和レッズに2-1で勝って連覇を果たしました。

ところで、覚えていますか、ガンバのこの前の優勝がいつだったか? 2014年の12月半ばでした。一応、年度的には2014年度、15年度の2年度連続の優勝となったわけですが、元日決勝ではなかったんです。この時は民放ラジオ各局の中継は見送りになり、NHK総合テレビとラジオ第1での生中継とスカパー!での録画放送のみになりました。2014年はこの天皇杯でガンバのタイトル総なめになりました。普通ならかなり大きな扱いになるものですが、元日決戦ではないからか、扱いはいつもよりかは小さかったような印象が。で、2015年度決勝。組み合わせ的にもガンバとレッズの実力者同士で、タイトルに飢えている者同士でもある戦いだから注目度が高かったのですが、やっぱり元日決戦だと盛り上がるなという印象がありました。

やっぱり、日本サッカーの風物詩というか、恒例行事なんですよね、天皇杯の元日決戦というのは。2015年元日にあった皇后杯決勝も確かに盛り上がりましたが、天皇杯決勝はやる方としても応援する方としても「身に余る光栄」という感覚があると思います。2017年元日にはこの春にオープンする予定のエキスポランド跡地のスタジアムで決勝が行われる方向で検討が進められていると元日付の一部新聞に報道されていました。国立競技場が新装される2020年元日まで、いろいろなスタジアムで盛り上がればいいですよね。

それでは、また次回です。
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