まずはリオ五輪が終わりました。なんだかんだでうまくいったような感じです。大会後半は競技の中でなんだかんだで物言いがついていた印象がありましたね。

陸上では日本選手のメダルが消えるかどうかの瀬戸際に立たされました。荒井広宙選手が一度3位でゴールし、競歩での日本初メダルだとテレビの中継でも大いに盛り上がりました。が、しばらくすると、4番目の選手が荒井選手に妨害されたとのカナダ陣営の抗議が通って、荒井選手は失格になってしまいます。そうしたら日本陣営が「そんなはずない」と逆に抗議し、今度はそれが通ってしまい、荒井選手の銅メダルが決まりました。
陸上では女子400mリレーでアメリカが予選でほかの選手に妨害されたと抗議したため、8番目のタイムより良ければ決勝進出という条件で1チームだけで走るタイムトライアルが行われたとか。アメリカは条件をクリアしたため、スタンドの観衆はものすごいブーイングを浴びせたそうです。

テニスやバレーボールでおなじみになった「チャレンジ」。バドミントンでもやるようになったそうですね。微妙過ぎる位置で球が落ちれば当然することになるでしょうが、流れを引き込むための作戦にやっていそうな感じもしました。「チャレンジ」といえば、レスリングでも審判の判定に「異議あり!」と唱えるために物を投げ込むシーンもチャレンジなんですよね。その時に投げ込まれるのは大抵はシングレットの色をした三角柱のクッションのようなものでしたが、リオオリンピックではなんとマスコットのぬいぐるみ! ルールでは専用のものは特にないらしく、今回のようにぬいぐるみを投げ込んでも問題はないそうです。いろいろなメディアでは不思議がられていましたね。

フェアな競技をするためには物を言うことは必要かもしれませんが、見る側の印象はなんでもいいわけではないということをやる側は意識してほしいところです。

では、また次回です。
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リオ五輪と日程がまさかの丸かぶりになった今年の夏の甲子園。それでも、盛り上がっています。やっぱり夏は夏なんですね。

夏の甲子園は、県から地方へと2度絞り込みがかかるセンバツと違って、力の差が出やすくて大勝、圧勝で決まる試合が特に序盤に多い印象がありますが、今年は最後までわからない激戦が続いています。特にすごかったのは沖縄の嘉手納。初戦の前橋育英戦では相手の1点を削る好守備を見せたと思えば大逆転。3回戦の明徳義塾戦ではほぼほぼ勝負が決定るような状況なのに終盤にビッグイニングを作って、いい意味で諦めの悪いところを見せました。投手陣では花咲徳栄(埼玉)の高橋昴也投手の連続無失点がどれだけ続くかとか、150kmオーバーがどれだけ出るかとか、興味がいろいろとわいてくることがありました。奪三振ショーもありました。

そんな甲子園も21日には決勝です。果たしてどんな結末が待っているのか、楽しみに待ちましょう。

では、また次回です。
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あっと言う間にリオ五輪は日程の半分を過ぎようかというところ。喜怒哀楽、悲喜こもごもな出来事がたくさんありました。でも、まだ半分あるんですよね。

さて、五輪のテレビ中継といえば日本の放送では見慣れない英語表記の字幕がつきもの。世界共通の映像を使いますから、何十もの言語の字幕をつけるとすれば物凄く大変な作業になります。だから、基本は英語表記というわけです。英語表記だからアメリカのテレビで使われるような表記の仕方をそのまま使うわけではないでしょうが、日本では見られない表現の仕方に首をかしげてしまうことが毎回のようにあります。

今回気になったのは、バレーボールや卓球で使われるマッチポイントやゲームポイントの表記です。あと1点取れば今のセットを獲れるというとき、日本ならリードしている方の点数の下に上向きの矢印というか三角マーク(△)が出てその横に「セットポイント」と字幕がつけられますが、このオリンピックの場合、「5 Set Point」と表記されています。これ、恐らくテニスのようなイメージがあるのかもしれません。ゲームポイントをどちらかが握ったときにこんな字幕が出るのをよく見ますが、テニスの場合は大体「2 set point」「1 set point」となるもの。ただ、卓球やバレーボールでは大きく点差をつけられるようなことがあります。ですから、セットを奪うチャンスが7回も8回もできることがあります。テニス的な表現をされても、気長すぎる感じがするんですよね。日本的に左向きの三角マークの横に「SET POINT」とつけた方がわかりやすいと思うのですが。

陸上などまだ始まっていない競技もあります。これから始まる競技で使われる字幕も気になります。では、また次回です。
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リオオリンピックが実質的に3日の女子サッカーからスタートしました。試合と試合のインターバルが48時間は必要とされているため、大会期間中では競技が終わらないということで、毎度毎度の前倒しとなるわけです。そんな中、男子サッカー日本代表の初戦の相手であるナイジェリア代表が試合当日のしかも開始7時間前にやっと現地入りなんだとか。

極論すれば試合開始1時間半前にスタジアムに到着すれば問題はないのですが、スタジアムの気候や環境に順応できないままに試合をしなければいけないでしょうから、満足な試合ができるかどうか気がかりです。直前合宿をやっていたアメリカのアトランタからブラジルにチャーター機で移動するはずが、手続きの不備が多々あったために最初に契約した航空会社との契約を取り消して改めて別の航空会社とチャーター機の契約をし直したというドタバタぶり。一部では、日本戦が行われるブラジルのマナオスとアトランタは時差がないので、直前に移動することを前もって決めていたのではないかとも言われていますが、少々乱暴な調整法ではないでしょうか。大会はぎりぎりの試合間隔でやりこなしていく過密日程で進められることを考えたら、疑問に感じるところです。こういうこと、ワールドカップや年代別の世界選手権ではあまり聞かないですよね。

サッカーでは世界最高峰の大会はワールドカップであってオリンピックではないと考えられています。そういうこともあってか、日本ではスイス・スーパーリーグのヤングボーイズでプレーしている久保選手がチーム方針(チャンピオンズリーグの予備予選優先を優先させるため)で参加できなくなりました。ワールドカップ予選のような国際Aマッチならばこういうことは認められませんが、FIFAの規定ではオリンピックはその限りではないそうです。南米ではプロに門戸が開かれた92年のバルセロナ大会あたりからオリンピックにも力を注ぐ国が多くなりましたが、ヨーロッパの国々は9月から始まるシーズンの準備を優先させるためあまり前向きではないといいます。

見方はいろいろかもしれませんが、とにかく無事に大会が終わることを祈るしかありません。

では、また次回です。
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