とうとうイニエスタ選手のヴィッセル神戸入りが決まりました。具体的なアクションはワールドカップが終わってからとなりそうですが、背番号は8で26日に神戸でお披露目をすることになるとか。

さて、昨年秋に終身契約を結んでいたというバルセロナを今月で終わったシーズンをもって離れることになったイニエスタ選手ですが、
サポーターは裏切り者呼ばわりすることなく最大限の感謝の気持ちを伝えていたようです。広島カープの黒田博樹投手がFA権を行使してメジャーにいった時を思い出しました。黒田投手が移籍する前の年、ファンがシーズン最後の登板でファンが引き留めるためのメッセージをビッグフラッグに記して掲げました。それに応えたか黒田投手はメジャー行きを断念。しかし、その次の年に黒田投手は思いを断ち切れずメジャー行きを決断。それを責めるファンはいなかったとか。イニエスタ選手の決断についてもバルサのサポーターは責めることはないということでしょう。

そのイニエスタ選手、シーズン最終戦で選手をはじめとしたチーム関係者に胴上げされたそうです。前にもこのコラムで書いたことありましたが、スペインのリーガエスパニョーラやイタリアのセリエAでは優勝したり上のランクに残ることが出来たりしたら選手や関係者が監督やキャプテンを胴上げする習慣がどういうわけかあります。これだけも日本に似てると思いましたが、チームに大きな功績を残した選手を次へ送り出す時でも胴上げをするということを知るとまた日本に似てると思いました。アメリカのメジャーリーグにもない、イングランドのプレミアリーグやドイツのブンデスリーガでも見られない胴上げという習慣、何でラテンヨーロッパで広まっているのか判りませんがどの国で見てもいいものです。

では、また次回です。
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二刀流として活躍しているエンゼルスの大谷翔平選手が、まさかの形で二刀流らしいハプニングの主役になってしまいました。

15日に行われたアストロズ戦。大谷選手は他の選手の休養との兼ね合いで5番でなく2番DHとして先発出場しましたが、3回に回った2打席目で放ったファウルボールが球審に直撃するハプニングが起こりました。審判は手当を受けましたが回復が見込めずそのまま退場。2塁塁審が代わりに球審を務め、1塁と3塁の塁審が臨機応変に2塁の状況も見る形になりました。

日本のプロ野球(NPB)では、本来の4人の審判に加えてもう1人予備の審判がついていき、万が一のことが起きたら予備の審判が代わりに審判を務めて4人制を維持するようになっています。それに対してメジャーでは予備審判がついていくことはないんですね。アメリカは国土が広いし1日に行われる試合の数が多い。だけど審判の数は試合数についていけないということなのでしょうか? 日本では二軍の試合でもたまにしか見られない審判3人制がメジャーで見られるとは思いもよりませんでした。

サッカーの場合、ピッチ上にいる主審と副審に万が一のことがあったら第4の審判と言われる人が代わりに入ることになっています。これはFIFAが決めた万国共通のルールです。日本が絡んだ国際試合ではなでしこジャパンの試合で1度見たことあります。この時は主審が熱中症だったか具合が悪くなり、第4の審判が代わりに主審を務めて、主審だった人は体調が落ち着いたところで第4の審判として試合に戻っていました。野球ではこういう共通のルールってないんですかね? プレミア12とかWBCではどういう風にルールが決めれてるんでしょうか?

では、また次回です。
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ヨーロッパ各国のリーグは5月が大詰めになる国が多いし、チャンピオンズリーグの優勝戦も控えています。6月になれば誰がどこへ行くのかという移籍市場がガタガタと動き出します。メジャーリーグのウィンターミーティングのようなイベントがないからか噂や憶測が世界レベルで飛び交うようで、Jリーグのチームもこの噂に絡んでくることもあります。今年は何というか、派手な絡み方をしているみたいで。

7日付のスポニチ(宅配休止による特報版)ではスペイン代表経験者のフェルナンドトーレスがサガン鳥栖を移籍の選択肢に入れていると報じました。アトレチコマドリードをこの春限りで退団することになったために移籍先を探している中、かつて親善試合で対戦したことがあるサガンが選択肢の1つになったとか。ただ、中国スーパーリーグやアメリカのメジャーリーグサッカーのチームも選択肢に入れているということでまだ流動的と言えそうですし、サガン以外のJリーグチームも興味を示しているという話もあるのでなんとも言えない感じですね。

もう1つ、下部組織からのたたき上げで今やバルセロナの看板選手になったイニエスタがヴィッセル神戸に移籍するのではと、9日に新聞各紙が取り上げいるんです。イニエスタ本人がこのシーズンが終わるとバルセロナを離れることを表明していて、スペインでは中国スーパーリーグのチームに行くのではとの報道が支配的になっていたようです。ただ、名前が挙がった中国のチームが「ウチはそんなこと考えていない」と否定する声明を出してしまって、「じゃぁどこ?」となったところでヴィッセルの名前が挙がったと言うんです。ヴィッセルの会長で楽天イーグルスのオーナーでもある三木谷さんがレアルマドリードとのクラシコがあった日に合わせて自家用ジェットでスペインに駆けつけ、本人サイドと接触したという報道もあります。

ヴィッセルと言えば、昨年夏にドイツ代表経験者のポドルスキーを獲得して話題を集めました。ポドルスキーに対して最高額と言われる6億円の年俸を提示しましたが、イニエスタに対しては30億円以上を提示するとか。凄い選手の凄いプレーを日本で見られるのは、見る方にとってもやる方にとってもプラスになることは間違いないと思いますが、三木谷さんが2年も続けて大金をつぎ込むというのが気になるんです。ポドルスキーを獲るにもイニエスタを獲るにも「マー君マネー」「岩隈マネー」をアテにしてはいないでしょうが、プロ野球関係者、イーグルスファンの中には不信感を抱く人が多少なりいるのではないかと思ってしまうんですね。「三木谷はイーグルスのことをどう考えているのか判らない」とか。ボールパークとしてホームスタジアムの楽天生命パークを整備していても、今シーズンはイーグルスは大きく出遅れています。そう、「イニエスタに30億円以上かけるなら、イーグルスの危機を救える選手を獲得するためのお金に回してくれ」って思うファンが多少なりいると思うんですよね。今年はワールドカップがあるので、移籍市場の結論が出るのに時間がかかるかもしれませんが、推移を見守るしかありません。

では、また次回です。
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更新が半日ほど遅くなり、申し訳ありません。

4月の初めには競泳、終わりというかゴールデンウィークの初めにはアーティスティックスイミング(シンクロ改め、略称はアーティス)の日本選手権が東京辰巳国際水泳場で行われました。競泳の方は池江璃花子選手の日本新連発で大いに盛り上がり、最終日には当日券を求める人の行列がかなり長くできたとか。しかし、アーティスの方は競泳ほどの盛り上がりがなかったとも、両方の大会を見に行った知り合いから聞きます。競泳、アーティスそれぞれの世界的な業界の立ち位置だけが原因で盛り上がりに差が出来ると思えないのは私だけでしょうか? 

聞いたところによれば、競泳では大学を卒業した選手と所属契約を結んだ会社の関係者が大挙して会場に駆けつけ、スティックバルーンをバコバコとたたきながら選手の応援をしていたとか。それに対してアーティスではそういう集団は見られず、参加クラブのジュニアコースにいると思われる子ども達とその保護者、それにOGと思われる人たちがクラブの選手に「がんばれ!」と演技の直前に声を上げるくらい。競泳ほどの盛り上がりが感じられなかったようです。アーティスって学校や企業をベースに競技活動をしていく土壌がなく、小学生から大学生まで同じクラブで練習を重ねるのがほとんどのように思えます。競泳でも子どもの頃から同じクラブで練習を重ねている選手がいますが、そういう選手でも学校や所属企業の一員としての競技活動を並行してやっています。そういうところで盛り上がり方の違いが出てくるのかなと思うんです。そのあたり、実力的にも知名度的にも池江選手並みに客を呼べる選手がアーティスに現れれば解決できるほど簡単な問題とは言えなさそうな気がします。

日本代表「マーメイドジャパン」にはいたものの、今回のアーティス日本選手権に出場した国内クラブの選手には社会人がいなかったとか。以前は代表クラスの実力がなければ高校卒業で第一線を退く選手が多くいたようですが、インカレの一環としてマーメイドカップが創設されたことで選手寿命が少しずつ延びてきました。ただ、競泳選手のように特定の企業と所属契約を結ぶなどして大学卒業後も競技を続ける人はまだ少ない。競泳は個人種目が基本だからその選手を応援していればいいですが、アーティスにはデュエットやチームなど複数人による種目もあるので企業と関係ない選手との距離感を応援する立場としてどう考えるか悩むかもしれません。ただ、精一杯競技を続けたくても自分に起因しないところで諦めてしまう人を助けるためには、そんなことに悩んでいる時間はないでしょう。支援の輪をまずは広げていくべきではないでしょうか。それが長い目で見たところでの競技力向上、客を呼べる選手の発掘につながるはずと思いますが。

では、また次回です。
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