新型コロナウイルス感染拡大の影響でスポーツイベントがなかなか進まない中、アスリートたちがオンラインゲームによるeスポーツに挑戦する大会が海外で多く行われています。日本人も奮闘しています。

けがの影響で年明け苦しんだものの若手オールスターに選ばれるまでの活躍をみせているNBAウィザーズの八村塁選手は若手選手16人によるNBA公認のバスケゲーム大会に参加。トーナメントの1回戦を突破したものの、準々決勝で優勝した選手に敗れました。初戦突破した際には接戦をものにしたので八村選手が大喜びしていた様子がテレビ各局のスポーツニュースで紹介されていました。一方、サッカー日本代表の岡崎慎司選手はFIFA公認サッカーゲームのアジア大会に参加。マレーシア、台湾の代表選手と総当たりでの予選ラウンドが行われているそうです。岡崎選手はマレーシア代表の選手と初戦であたり、自分が所属するスペインのチームを選んだ岡崎選手が自らの2得点で岡崎選手の古巣チームを選んだマレーシアの選手に逆転勝ち。「自分の手が震えてどうなったかわからない」と興奮していたそうです。

メジャーリーグでは各球団の歴代名選手を集めたオールタイムベストチームとかつて存在した黒人リーグの選抜チーム、25歳未満の選手を集めた若手選抜チームの合計32チームによるシミュレーションゲームトーナメントが行われています。こちらは誰かがプレーするわけではなく、各チームのデータ解析によって戦われるというものだそうです。各球団のオールタイムベストチームにはマリナーズのイチロー、岩隈久志、佐々木主浩、レッドソックスの上原浩治、レイズの岩村明憲の各選手、若手選抜にエンゼルスの大谷翔平選手が選ばれました。しかし、チームの歴史が長く名選手が何人もいるヤンキースの松井秀喜、黒田博樹、ドジャースの野茂英雄の各選手などは選ばれませんでした。先に4勝したら勝ち抜けというプレーオフのような戦いが続く形式でやっていくということですが、マリナーズは初戦敗退したもののイチロー選手が4試合で8本のヒットを放つ活躍をみせたとか。22日のスポーツ紙を見る限りでは日本人絡みでいうと上原選手のレッドソックスが勝ち上がったそうで世界一に一歩前進したとか。

こういったゲームの戦いがせめてもの楽しみになれればいいかもしれません。では、また次回です。
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新型コロナウイルスの流行は世界的なものになっていて、世界中いたるところのスポーツイベントが中止になったり延期になったりしています。そんな中、アメリカのMLBが異例の「セントラル方式」での公式戦を模索しているというんです。

アメリカ政府の疾病対策担当者が15日、無観客でなら夏に公式戦を実施できるという見通しを示したのですが、その際に通常のやり方ではなく「セントラル方式」を提案したのです。ここ数回のサッカーのオリンピックアジア最終予選で行われているセントラル方式というのは1つの国の特定の地域に参加国を集結させ1回総当たりで順位を決めるというもの。これに似た形でMLBの公式戦をやってみては…というわけです。MLBの場合、アリゾナ州のキャンプ地に30チームを集結させ、アリーグとナリーグそれぞれ数回ずつの総当たりをします。公式戦の期間中はアリゾナから離れることはなく会場とホテルの往復に終始し、ホテルでは週1回程度ウイルスに感染していないかなどの検査を受けることも義務付けるとか。少し前にはMLBのキャンプ地が集中するアリゾナとフロリダの二手に分けて公式戦をやろうという検討もされたそうですが、移動による感染拡大のリスクを勘案したためかアリゾナ集約を優先的に検討されるようになったようです。

フロリダと二手に分けるにせよアリゾナに集約させるにせよ広大な土地があるアメリカだからできる方法だろうと思います。キャンプ地には選手たちがキャンプ期間中暮らす家が何軒もあるくらいです。ある程度長い期間生活ができるような体制もしっかりしています。だからこそというところもあるでしょう。今はそんな話をしている場合ではないでしょうが、ニューヨークやボストンの人たちにとっては地元で試合がみられないのは寂しいかもしれません。でも、野球が見られる日常に少しでも近づくことは前向きに考えてもいいかもしれません。

新型コロナウイルス対策が世界一うまくいっているといわれる台湾では12日に無観客ながらリーグ開幕にこぎつけました。前向きに少しずつ進んでいると信じたいものです。では、また次回です。
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新型コロナウイルスの感染拡大がまだおさまらずスポーツ界は開店休業状態。競馬やボートレース(競艇)などの公営競技が、ネット投票の普及に拍車がかかかって売り上げを極端に減らさずに気を吐いているくらいです。

プロ野球もJリーグも開催のめどが立たない状況が続いています。プロ野球では交流戦を取りやめにして公式戦の試合数を143試合から125試合に減らすことが検討されています。そんな中、メジャーリーガーの代理人を務める団野村さんが、NPBが検討している125試合よりもさらに少ない80試合での公式戦を8日付の夕刊フジで提案しているんです。

団さんの考えの中心にあるのは前後期制(2ステージ制)の一時的な復活にあるようです。パリーグが72年から83年にかけて採用していたもので、勝率上位のチームが必ずしも優勝できないという番狂わせがウケました。30代以下の方にとっては前後期制といえばJリーグの2ステージ制の方が通りがいいかもしれません。こちらでも年間勝ち点上位のチームが優勝できなかったケースがありましたし。団さんの提案によれば、前期・後期(ファーストステージ・セカンドステージ)それぞれ40試合ずつ公式戦を行い、更に20試合のトーナメントをやるというもの。トーナメントと公式戦の相関性がどういう形になるのかまでは記事に明記されていませんが、各チームにはその時々の勢いもコンスタントに勝ち続ける安定感も求められるシーズンになるのではないでしょうか。

「無観客試合で公式戦をやるなら」という条件付きではありますが、試合開始時間を朝・昼・夜に振り分けることも提案しています。プロ野球がいつでも見られるというのは、自宅待機をし続けている人たちにせめてもの楽しみができて、励みというか心の支えになるかもしれません。先月の大相撲春場所の無観客開催も多くの人の楽しみや励みになったといいます。野球にもそういう存在になれるチャンスがあると考えた方がいいかもしれません。東日本大震災によるプロ野球開幕延期は2週間程度で済みましたが今回はそれ以上の長さに及びます。選手の皆さんのモチベーション維持は練習だけではむずかしいかもしれません。いつもと違うレギュレーションも役にたつでしょうか? 

では、また次回です。
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3月25日に新型コロナウイルスに感染したことが判明した志村けんさんが30日に亡くなりました。専門家の話では、詳細がわからず一般論で…という断りがありますが、新型コロナウイルス感染者の2割といわれる改善しない人の中でも数時間ごとに悪化しやすくなる特にひどい状態だった可能性が高かったとか。

私の場合、著名人の訃報を聞くとまず驚きそして喪失感と悲しみが湧いてくるものですが、志村さんの場合は真っ先に喪失感が襲いました。何かしらの大病で闘病している人でなければ「そんなに大変な状況だったんだ」と驚いてしまうものですが、志村さんの場合は感染発覚から1週間もたたずに最悪の結末を迎えてしまったことで驚きよりも先に喪失感が湧いてきました。「8時だヨ! 全員集合」の後継番組を志村さんとともに託された加藤茶さんが訃報直後に出した「志村を奪ったコロナが憎い」というコメントが印象的です。加藤さんは4月1日にフジテレビで放送された追悼番組の弔辞でも「志村、ひどすぎるぞお前。一番若いお前が俺たち差し置いて、天国に逝っちゃうなんてな」(2日付スポーツ報知)と卒直な気持ちを伝えていたのも印象的でした。

志村さんは動物にも造詣が深く、10年以上にわたって日本テレビの「志村どうぶつ園」で犬やチンパンジーと仲良く交流してきました。専門家は「ここまで動物と心を通わせる人はいない」と驚いていたとか。「志村どうぶつ園」は訃報後最初の放送となる4日に追悼企画を放送することになっていますが今後については公表されていません。日テレでは「行列のできる法律相談所」「幸せボンビーガール」のように本来の司会者が降板した後も他のレギュラー出演者が持ち回りで司会を担当して番組を継続させている実績があります。ただ、ほかのレギュラーが志村さんのような力を発揮できるかどうかはまだ未知数です。志村さんが安心して休めるようになるにはまだハードルがありそうです。ですが、これまで志村さんが築き上げた笑いの功績というのは簡単に否定されるようなものではないはず。無念の思いはありますが志村さんの存在を誇りたいです。ご冥福をお祈りいたします。
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