引退・・・
まだまだ信じられないです。

愛ちゃんと里華がダブルスを組んで頂いたのは2002年でした。
もう7年前の事なんですね。

その年の春のローマから、11月のチャンピョンシップスまで・・・
フレンチではベスト4になり、はっきり愛ちゃんと組んだらグランドスラムで
優勝することが現実と思えたりもしました。

いつも明るく、みんなに優しく、気さくで聡明で、
常に選手皆のお手本でした。
どれだけたくさんの事を愛ちゃんの後姿から学んできたことでしょうか・・・

「いいよ~。どんどん好きなように里華ちゃんらしく動いてね。」
「里華ちゃんにのびのび動いてもらって私が合わせますから何でも言って下さい。」

こんな風にダブルス世界ランキング1位だった方に言われて組んだんですから、
何だってできちゃいます。

その年はシングルスでもだんだんテニスが良くなってきて
USオープンでは予選で今やトップ10になったペンネッタに勝って、
でも、里華はまだ体が出来ていなかったんですね。
その次の試合で、試合中にギックリ腰になってしまい。
回復の見込みがなく、愛ちゃんと組んで出ることになっていたダブルスは
断念するしかありませんでした。

それでも、年末のチャンピョンシップスに出れそうだと言うことで、
急遽出ることになったリンツで準優勝し、チャンピョンシップス出場が決まりました。

でもその頃から、里華の手首が悲鳴を上げて、
決勝戦の日のウォーミングアップは愛ちゃんママに手でボールを出してもらって
やったそうです。(この試合私は行ってないので後日聞いた話です。)
そして、もうほとんどフォアが痛みで打てなくなって、出来るだけバックに回り込んで打っていたそうです。

ずい分迷惑をかけたものです。
それでも、チャンピョンシップスでは一回戦で第一シード(当時世界1位)の
ルアノパスカル・スアレスに勝って、世界上位8組の大会ですから、世界ベスト4になりました。

この年には全日本でも組んでいただいて優勝。

この後は里華はずっと手首の怪我に苦しんで、3年前に手術をし今やっと復帰です。

これから頑張ってランキングをあげてまた愛ちゃんとダブルスを組んでもらいたいと
勝手に思っていました。

愛ちゃんの存在はあまりに大き過ぎて、信じられないです。

でも、きっとこれからも愛ちゃんらしく素晴らしい時間を過ごされることでしょう。

愛ちゃん、愛ちゃんママ、本当にありがとうございました。



(2002年 チャンピョンシップス)


(チャンピョンシップスの試合は私も生で観ていました。素晴らしい試合で、皆さんにも観て頂きたかったけど、テレビ放映はなかったようです。)


こんな素晴らしい経験をさせていただき本当に感謝しています。
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