静岡遠征を終えて

寒い冬も終わり、暖かくなってきて今まで球出しなど基本的な練習を取り組んできたことがこれから発揮される時期になってきました。
静岡遠征では、この冬自分のしてきた取り組みがはっきりと出た遠征になりました。新チームになり、シングルス1で出させて頂いていますが他の高校の1番の選手とすることが多く、勝って喜ぶよりも負けて悔しい思いをすることが多かったです。ボールの安定はもちろん1.2球はラリーについていけても少し振られただけで体勢が崩れてしまいミスショットにつながったり、まだまだ自分のフットワークや踏ん張る力が足りていません。日々の練習で打ったあとに必ず真ん中に戻ること、打ったあとにクロスステップを入れて切り返しを速くすることなど、意識できていない部分がたくさんあります。ただボールを打つだけになっていて何を目的としてテニスをしているのかが明確になっていませんでした。それは、九州選抜で負けて全国選抜に出れなかった悔しい気持ちを忘れてたからです。今のチームはその時悔しい気持ちを味わっても月日が経てばすぐに忘れてしまうのが悪い所です。それぞれが「もっとこうしていこう!」や、「こうした方がいいんじゃないか?」など、積極的に意見を出し合って取り組む必要があります。この静岡遠征では、他の学校の仲間とコミュニケーションを取りながら自分達で物事を進める3日間を過ごすことができて、自分達に足りない積極性を鍛えるいい時間にもなりました。
もう負けてしまったことを今更たられば言っても仕方がありません。負けた自分達の責任です。過去は変えられないけど、未来は自分の思い次第で変えることは出来ると思います。九州選抜で負けて全国選抜に出れなかった悔しい気持ちをあとはインターハイでしかぶつけることは出来ません。たった1度しかないこのチャンスを負けて後悔するのか、勝ってやってきてよかったと思うのかはこれからの自分の行動次第です。
自分が福徳に入学してテニスを選んだ理由は、強くなりたい、勝ちたいから入学しました。その気持ちは今、日々一緒に練習している仲間も同じ気持ちだと思います。その気持ちを1つにして同じ目標に向かってやっていきます。
シングルス1はシングルス1なりに他の学校のシングルス1に負けないように努力する必要があります。新しい1年生も入学してきて団体のメンバーになりたいとみんなが切磋琢磨していくと思います。その中でみんなと同じことをしてても強くはなりません。みんな以上に努力してまずはメンバーを勝ち取りどの立場で戦うことになっても自分の力を全力で出し切れるようにあとの少ない時間を無駄な時間がないように過ごしていきます。

2年 河野海来
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