「県総体・九州総体を終えて」

自分たち3年生にとっては最後となる県総体、九州総体が終わりました。自分の県総体での目標は団体戦・個人戦ともに優勝してインターハイへ行くことでした。結果は団体戦は優勝出来ましたが個人戦は3位という結果でした。自分はこの結果を踏まえて「やってきて良かった」と胸を張って言えます。それは、ここに来るまでにたくさん悩み、沢山の苦しい思いや辛い思いもしてたくさんの人に迷惑をかけながらも支えてもらう中で自分が尽くせる精一杯を尽くせたと思うからです。ですが、優勝できるチャンスが無かった訳ではありません。準決勝の試合で最後2ポイントを取れば決勝に行けるという所で「絶対勝ってやる」という思いよりも「サーブが入らなかったらどうしよう」という不安な気持ちの方が上回ってしまいリードしていたのにも関わらずサーブから崩れていってしまい逆転されてしまいました。サーブや中に入って打っていくという、普段から先生に言われている細かい部分の差で最後の最後はインターハイを逃してしまいました。結果からいうと目標には届きませんでしたが、九州ジュニアの予選後からここまでの2ヶ月間は中に入って打つ事を練習の中から徹底してやってきて中に入って高い打点で打てるようになる事でポイントも取りやすくなり、そしてどんな状況でも相手を見る事、少し考え方を変えるだけで見え方も変わると毎日の練習の中でそう思えるようになりました。この県総体にかける思いは今までとは違いテニスだけではなく普段の生活面のあまりテニスに関係していないような部分を自分の中で意識して過ごしてきました。例えばゴミが落ちてたら絶対拾うとか、部屋を常に綺麗にしておくとか、家事を率先して行うとか、自分以外の周りに目を向ける事で自分の足りない所が見えてくる様になり試合の中でも自分の中に余裕が生まれるようになりました。九州総体では団体戦は2回戦、個人シングルスは3回戦で敗退してしまいましたがその中でも収穫は沢山あったと思います。自分がいつも相手を上に見ているだけで、自分よりも上の選手とやり合える力が自分に付いてきているという事、そしてそんな選手にも勝つチャンスが合ったという事です。"相手は強い"そんな自分の考えだけで相手を見て引くんじゃなくて一選手として対等に向き合う事で相手の事が見えて来ると思うので、団体戦は自分に回ってくる時は必ず1-1のプレッシャーのかかる場面なのでその中で皆が安心して「詩乃になら任せられる」と思ってもらえる様に、そして自分の役割をしっかり最後まで果たせる様に、しっかり視野を広くして戦います。上のレベルの選手との差を縮めるだけでは全国ベスト8の目標は達成する事は出来ません。縮めてそこから追い越す為にインターハイまでの残された少ない時間の中で練習をする上で限りなく無駄を無くして細かい所からしっかり試合を意識して最後まで自分の意思がぶれることなく突き進みます。目標を達成することはもちろんここまで頑張ってきた自分の為、そして支えてくれた地域の方々、そして先生、両親の「笑顔」を見れる様に精一杯頑張るので応援よろしくお願いします。

3年 内田 詩乃
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