西調布大会終了。

負けた…

この試合は意地でも勝ちたかったな…

冷静になって、試合の敗因を考えてみると、田村選手と自分に違ったのは、腕攻めの価値観だったのかもしれない。

会社が定めた、「腕☆極めます!」ってタイトル通り、お互い腕攻めに終始した試合やったけど、自分の腕攻めと、田村選手の腕攻めには違いがあった。

自分は、「腕攻めから腕を極めて勝つ」試合やった。
田村選手は、「試合に勝つ為の腕攻め」やったと思う。

何が違うかと言えば、簡単に言うと、自分はどうにかして腕を極めてギブアップ勝ちで極めようと思ってしまった。
その証拠に、自分はこの試合に、一度もフォールをしていない。

対する田村選手は、勝つ為に腕攻めをしている訳やから、最後的にはギブアップ勝ちでもいいし、スリーカウト勝ちでもいい試合をしていた。

その柔軟差が勝負を分けたのかも知れない。

自分にも、腕攻めから逃げる相手を丸め込む「キドクラッチ」や、必殺の「滝落し」といった武器は持っていたはずやった。
しかし試合では、どうにか腕で極めようと、それらを使うチャンスすら逃してしまっていた…

ある意味、自分のエゴで墓穴を掘ってしまった訳やな…

おそらくあの試合では、お互いどんなに腕を極めても、意地でもギブアップするつもりはなかったと思う。

フィニッシュ前の腕十字固めも、かなり極まってしまったが、絶対にギブアップするつもりはなかった。

だから田村選手は、すぐさまスリーカウトに流れを切り換え、結果的にはこの一瞬の判断力の差が決着になったんやからな…

自分はまだまだ未熟である。

いくら看板を背負うと言っても、所詮は自分はKAIENTAI DOJOの一所属レスラーに過ぎない。
対する田村選手は、STYLE-Eの実質リーダー的なポジションである。

"負けられない!"て、思いの差も、相手の方が少し上やったんかもな…

しかし自分も、このまま引き下がる程、引き際のいい人間ではない。
田村選手とは、二戦して二敗。
次に対戦の機会があったら、次こそは自分が勝ってやる!
"勝つ"ことを忘れてしまっても、"勝つ"ことを諦めなければ絶対に勝てる時はくるはずや!
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