来週の今頃は、後楽園ホール大会の真っ最中やねんな。

腰の調子は、間の試合を全て欠場させて頂いたお陰で、ほぼ完治に近い感じにはなった。

練習も再開したし、ここから一週間は、対 真霜 拳號に向けた戦い方を、煮詰めていかなければいけない。

今まで、真霜とは何度もシングルなりタッグなりで戦っては来ている。

しかし、今の状況とこれまでの状況では、全く真霜と言う人間が違って見える。

タイトルマッチが決まる前までは、勝ちにはいっていたが、負けたからといって何かを失うような状況ではなかった。

だから、多少強引な戦い方や、先の展開を気にしない戦い方が出来た。

しかし、タイトルマッチが決定して、「真霜に勝たなければいけない」と言う状況の中の戦いになった時、真霜と言う人間が違って見えた。

何て恐ろしい相手なんや…

こちらが有利に試合を進める為には、試合中にミスは許されない。
多少攻められたりしても、自分の中での、反撃の方程式を組み立ていたら問題はない。

真霜は、この方程式の上をいってくる。
トリッキーな動きで狂わすのではなく、上をいってくるのだ。

正に詰め将棋のように、相手の動きを予想し、常に先々を読み取り、その上を行き、最後は自分の必勝パターンに乗せてから勝つ。
多少、その読みに狂いが生じても、直ぐに軌道修正をしてくる。
真霜とはそう言うレスラーである。

最初で最後の前哨戦で戦った時に、初めてこの真霜と言う、とてつもなく大きな壁…いや、鉄壁を思い知らされた。
今までも、でかい壁であることはわかっていたが、真霜とCHAMPION OF STRONGEST-Kを巡って戦うと言うのでは、全く話が違ったんやな。

真霜の恐ろしさは十二分にわかった。

だからと言って、今は恐ろしさはない。

この欠場期間中、考える時間は山ほどあった。

真霜に勝つには、真霜に読み勝つしかない。

体力やパワーは、今さら急激に上昇するものではないし、勢いで乗り切るような試合では絶対に勝てない。

だったら、真霜の中の自分より、更に上の自分で戦わなければいけない。

真霜が仕掛けてくる、詰め将棋の更に上を詰める。

プロレスは、パワーで負けていても、スピードで負けていても、テクニックで負けていても勝つ事が出来る。

後楽園ホールでは、それを証明してみせる。

真霜と言う鉄壁の要塞を、瓦解させてみせる!
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