○火野裕士&旭志織&稲松三郎(17分28秒 体固め)KAZMA&真霜拳號&梶ヤマト●
※ファッキンボディープレス

KAZMAの様子がおかしい。

S−Kトーナメント準決勝で敗退して以来、どうも苛立っているというか、焦っているというか…。

通常、タッグマッチの場合は、試合前にパートナーと作戦会議をするものである。
どう試合を進めるか話し合ったり、連携技のアイデアを出し合ったり、自分のやりたいことをパートナーに伝えたり。

もちろん、長年組んでいるチームやベテラン選手同士のタッグなど、何も話し合わなくてもタッグとして機能する場合は、この限りでは無い。

だが、自分達のように組み始めて日が浅いチームの場合、この作戦会議は欠かせない。
この作戦会議と実戦を繰り返すことで、チームとしての完成度を上げていくのだ。

にも関わらず、この日のKAZMAは、作戦会議に参加せず。

いつもよりも会話も少ない。
というよりも、控え室にいる時間自体が、以前よりも極端に短かった。
試合中にも、何故か自分に突っかかってくるし、自分勝手な戦いに終始。

ハッキリ言って、何を考えているか分からない。

そんな状態で試合に臨んでも、チームとしてほぼ完成しているオメガ相手では、勝てるわけが無い。

試合が終わっても、一人さっさと帰ってしまい、いまだにその真意を質すことが出来ず…なんとかせねばなぁ…。
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○真霜拳號(12分24秒 無道)関根龍一●

昨年に続いての、茂原七夕まつりでの試合。

祭の雰囲気や夏の暑さ、野外での試合などの様々な要因が重なって、非常に良い空気感の中での試合となった。

お祭だけでも非日常空間なのに、会場の中にリングがあり、プロレスが行われることで、さらなる非日常空間が作られる。
普段はなかなか味わう機会の無い、そんな特別な空間を存分に楽しもうと試合に臨むが…関根にはそんな余裕は無かったようである。
おかげでイマイチ、祭ならではの試合とはならず。

だが、それは関根が勝利に対して貪欲だったからなのかもしれない。
ここのところ1カウントルールを多用している選手とは思えないほどガンガン来たし、前へ前へ出ようとする意志は伝わってきた。

まぁ、同時に焦りも伝わってきたのだが…。

関根は、もう少し余裕を持てるようになれば、もっと自分の力を発揮できるようになると思うのだが、まだ当分の間は難しいかもしれないなぁ。
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○真霜拳號(13分45秒 無道)ライアン・テイラー●

ライアン・テイラーとシングル初対決。

動きがいいのは分かっているが、その本当の実力は、どの程度のものなのか?
それを確かめる意味もあって、ライアンの攻撃を受けれるだけ受けながら試合を進める。

じっくり戦い、テクニックも相当なものであると感じたが…いかんせん、攻撃が軽い。
体重が無いから仕方ないとも言えるが、身長はそこそこ高いこと、運動能力が高いことを考えると、もっと重い攻撃が出来るはずなのだが…。

そして最も残念なのは、全く気持ちが前面に出てこないこと。

これはおそらく、まだその運動能力のみに頼ったプロレスをしているためだと思われるのだが…それだけでは上には行けない。
その点に関しては、日本でもアメリカでも変わらない。

この日本での滞在期間、そしてKAIENTAI DOJOのプロレスから、そのあたりを学んでいくことを期待したい。
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火野裕士&○旭志織(17分3秒 片エビ固め)真霜拳號&梶ヤマト●
※シザースDDT

S−Kトーナメント'09に優勝し、2009年KAIENTAI DOJO最強の男となった旭志織と対戦。

だが、やっぱり旭に“最強”という言葉は似合わない。
旭と対戦して感じるのは巧さであって、強さに関しては火野の方が断然上である。

だからこそ、オメガはチームとしてのバランスが優れていると言えるのだが…。

今の火野&旭組は、もしかしたらタッグチャンピオンである大石&旭組よりも勝つのが難しいチームなのかもしれないなぁ…。
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○真霜拳號(12分42秒 首固め)火野裕士●
※両者ともに1カウントフォールで決着となる特別ルール

新たにオメガのドンとなった、関根龍一のプロデュース興行。
当然、マッチメイクも関根がしたようで、この試合は両者1カウントルールで行われた。

いくら自分が1カウントルールが得意だからといって、他の選手にもそれを強制するとは…まぁ、そこがオメガのドンたる所以か。

個人的に、この“1カウントルール”というのは好きではない。
ハンディキャップの意味で、“どちらか一方のみ1カウントルール”というのならば別だが、“両者とも1カウントルール”というのは、選手にしてもお客さんにしても、どうにも面白くない気がする。

というのも、“3カウントルール”というのが、プロレスを面白いものにする大きな要素となっていると思うからである。

それ以上長くてもダメだし、短くてもダメ。
3カウントという絶妙な長さが、フォールするための攻防を生み出し、ダメージを与えるための技を生み出す。

それを1カウントにしてしまうと、ダメージを与える必要が無くなるので、技が必要で無くなる。
また、勝敗に関して、運の要素が強く絡んでくることにもなる。

なにせ相手の肩を1秒マットに付ければいいのだから、事故的に決着が付いてしまう可能性が高くなるのだ。
そうなるとレスラーの実力や技はあまり関係なく、単純に身体能力だけを競うものになり、極端に言えば力ずくで押さえ込めばそれで勝ちという、ひどくつまらないものになってしまう。

幸い、この試合は火野のセコンドについた関根が無茶苦茶に引っ掻き回してくれたので、そういう決着にはならなかったが…とりあえず“1カウントルール”は、これっきりにしたいものである。
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