○真霜拳號(12分42秒 首固め)火野裕士●
※両者ともに1カウントフォールで決着となる特別ルール

新たにオメガのドンとなった、関根龍一のプロデュース興行。
当然、マッチメイクも関根がしたようで、この試合は両者1カウントルールで行われた。

いくら自分が1カウントルールが得意だからといって、他の選手にもそれを強制するとは…まぁ、そこがオメガのドンたる所以か。

個人的に、この“1カウントルール”というのは好きではない。
ハンディキャップの意味で、“どちらか一方のみ1カウントルール”というのならば別だが、“両者とも1カウントルール”というのは、選手にしてもお客さんにしても、どうにも面白くない気がする。

というのも、“3カウントルール”というのが、プロレスを面白いものにする大きな要素となっていると思うからである。

それ以上長くてもダメだし、短くてもダメ。
3カウントという絶妙な長さが、フォールするための攻防を生み出し、ダメージを与えるための技を生み出す。

それを1カウントにしてしまうと、ダメージを与える必要が無くなるので、技が必要で無くなる。
また、勝敗に関して、運の要素が強く絡んでくることにもなる。

なにせ相手の肩を1秒マットに付ければいいのだから、事故的に決着が付いてしまう可能性が高くなるのだ。
そうなるとレスラーの実力や技はあまり関係なく、単純に身体能力だけを競うものになり、極端に言えば力ずくで押さえ込めばそれで勝ちという、ひどくつまらないものになってしまう。

幸い、この試合は火野のセコンドについた関根が無茶苦茶に引っ掻き回してくれたので、そういう決着にはならなかったが…とりあえず“1カウントルール”は、これっきりにしたいものである。
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