格闘技コラムメディア『STAND』のコラムがSPORAでも読める! STAND代表・シンジニシムラが日米を中心とした世界の格闘技シーンをタイムリーに斬っていきます!
UFC Fight Night 21
: Florian vs Gomi
2010/3/31@アメリカ・ノースカロライナ州シャーロット



UFCのファイトナイトで決まりましたね。
ということはスパイクTVを通じて北米全土に流れるわけで、PPVよりは視聴ハードルの低い、プロモーションとして考えればよいアピールの場になります。五味にとっては文字通りの全米デビューです。


UFCのオクタゴンの中に立つことは決まりましたが、五味の実力のほどを一回で推し測ることができる絶妙な相手が用意されたと言えます。


ケニー・フロリアンは王座挑戦経験あるトップランクファイター。ここ数年の五味が劇的にバージョンアップしないかぎりは、フロリアンはとてつもなく厳しい相手でしょう。


しかし五味が勝てば一気にBJペンとの王座戦もありえます。ここはモチベーションの浮き沈みが顕著な五味が本気モードに生まれ変わってもらうのを期待するしかありません。


五味はPRIDEで一時代を築きましたが、スターであってもスーパースターではなく、レジェンドにも一歩遠いような位置にいると思うんです。
それはやはりここ数年、厳密に言えばアウレリオに一本負けした以後からかつての爆発力がダウンしてしまっているように思います。
中でもラスベガスまで観に行ったニック・ディアズ戦と北岡戦の負け方がショックでしたし、せっかく作った貯金もオーラもどこへ行ってしまったの?・・・と。


でもあの頃の五味を知っているからこそ、勝ってもらいたいと願うのは当然なのです。
全身全霊がむしゃらな姿が挑んでほしいものです。


でもこのタイミングのUFC、なんだかかつてヒクソン戦を“横取り”した船木と何故か被る微妙感というかいまいち乗れない感がするのは私だけでしょうか?
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“猪木がWWE殿堂入り”のニュースで俄然注目されることになる“殿堂”について考えてみたい。


アメリカにはとにかく“殿堂”が多い。
スポーツ、音楽、映画、文化など、各ジャンルの歴史を重宝し、重要人物を称え、ジャンルが過去〜現在〜未来へと繋がり栄えることを意識づける役目を果たしている。


ミュージシャンやアクターならばハリウッドのストリートに手形プレートをはめてもらいたいだろうし、WWEでは表彰されることで伝説のスーパースターの地位を獲得することになる。


ジャンルの象徴となる特別なセレモニーによってそのジャンルの格式が上がる効果は確実にあると思う。
ならば日本でも、もっとこの“殿堂=ホール・オブ・フェイム”を活用したらよいのではないか。


特にプロレス・格闘技界は結果的にアメリカに遅れをとってしまっている。UFCでもホール・オブ・フェイマーが誕生している。
ならばUFCと同じ年にスタートしているK-1だってできるのではないか。歴史もあり、スター選手も多く、認知もある。条件は整っている。
日本発世界の殿堂作りをK-1で!ということで私なりに殿堂入りメンバーを選出してみたい。


K-1の創成期は、それはそれは刺激的だった。
グランプリがあり、リベンジが生まれ、異種格闘技が参入し、全国都市部に大会が広がり、世界に攻めていった。


初期K-1を彩った個性的なメンツは皆、殿堂入りに値するが、中でも最優先したいのが以下だ。これには現役ファイターも含まれる。


アンディ・フグ
佐竹雅昭
アーネスト・ホースト
ブランコ・シカティック
ピーター・アーツ
マイク・ベルナルド
スタン・ザ・マン
ジェロム・レバンナ
サム・グレコ
フランシスコ・フィリオ
モーリス・スミス


まだまだ勢いで書き続けられるとこれだが、自分にストップ。
これだけのそうそうたるメンツがオフィシャルに功績を称えられ、今後のK-1の発展にも寄与していく存在となれば、世代を越えたK-1文化創りになるはずだ。


グランプリ王者経験者や人気と実績で牽引した者も挙げられる。


ミルコ・クロコップ
マーク・ハント
レミー・ボンヤスキー
セーム・シュルト


しかしまだ彼らをレジェンド扱いするのは早いだろう。
ヘビー級だけではない。初期の中量級、現在のMAXも当然ながら含まれる。


魔裟斗
金泰泳
チャンプア・ゲッソンリット


などなど、枚挙に暇がない。
K-1と総合格闘技をまたいで活躍した例も多く、プロモーション単位で考えればもっと多くのファイターが挙げられるが、ここはあえて、“立ち技打撃系格闘技”として特化することをお勧めしたい。ワールドワイド向けのブランディングにもそのほうがベターであろう。


どこかの土地に殿堂施設を設け、いつでも来館可能にし、ミニイベントも随時行う。
そして年間の天王山・ワールドグランプリ決勝の前日にホール・オブ・フェイムのスペシャルイベントをファン参加型で盛大に開催する。
その場がK-1の全ての重みと特別さを感じ取ることができる貴重な機会となればこの上ない。こんなイベントがあればワクワクしない?


プロファイターはもちれんのこと、アマチュア競技層にとっても目指すべき名誉が生まれる。
そして何よりK-1そのものの価値が明確化する。
ファイターだけでなく、プロモーターサイドの殿堂入りもありだ。石井館長や谷川代表など。


あの頃のK-1をもっと大事に扱えば夢の可能性も膨らむはず。
WWEに、アメリカに、負けるな日本!
そんな思いを心の奥底にしまっているファンは多いはずである。
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猪木さんのWWE殿堂入りが正式発表された翌日に、若き日の猪木のライバルだったジャック・ブリスコの訃報が・・・


http://us.wwe.com/inside/news/jackbriscopasses


”レジェンド”の称号を与えられたスーパースターは生命を天国に移してもなお、その名を永遠に伝説にスポーツエンターテイメント界に刻む・・・


気がつけば、思い入れある往年のレスラーたちのうち、すでに別世界に旅立った者の数が多いこと・・・


Good time but oldies...


現在の日本プロレス界でレジェンドになれる存在はどのくらいいるのでしょうか。
栄えある高みを目指す姿が今もあれば、自ずとレジェンドへの道は繋がっていくはずです。


WWEにはレジェンド候補がひしめきあっています。


やはり、アメリカなんです・・・
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実は二週ほど前、WWE実況のジム・ロスのブログで“ホール・オブ・フェイムに猪木招聘”のコメントを見たものの、まだ正式発表もされず、かつどのメディアもブロガーもこのネタに触れているものがなく、とは言え実はガチに水面下で動いていることを知り、私の口からは触れることを控えておくことにしました。


と、今日のキオスク。出ました東スポ見出し!さらにYahoo!でもトップニュースに!


猪木と同時にスタン・ハンセンも殿堂入りし、ハンセンが猪木へのプレゼンターをつとめるというのだからオールドファンには涙もの。


アメトークもそうですが、プロレスの“あの頃”の尋常なき熱と思い出を、いかに現在に結び付けて味付けしていくか、というのが現代プロレスプロモーションのキモになるのではないでしょうか。


毎年、レッスルマニア前日のホール・オブ・フェイムは、それはそれは豪華で格式高く、感動を誘ってくれます。
スポーツエンターテイメントのグラミー賞、アカデミー賞と言っても過言ではありません。


そこに猪木が来て“ダーーッ!”をやり、ハンセンが来て“ウィーーッ!”をやるならば、誰よりもまず日本のオールドファンにとってはたまらないものになります。


WWE日本戦略にも大きな援軍となるブッキングになるはずです。


行きたい、行きたい、まじに、絶対、行きたい!!


3月末のアリゾナレポートをお楽しみに!
と、自分自身に祈願します!


ちなみにレッスルマニアの真裏でUFCは“ファンエキスポ”をラスベガスでやりますね。
これにも行きたい!


やっぱり本場はアメリカです・・・
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Strikeforce:MIAMI
2010/1/30@フロリダ・サンライズ・バンクアトランティックセンター



DREAMではあんなに圧倒的だったザロムスキーが、ニック・ディアズに完敗。
ニックのあのリーチから繰り出されるフック系パンチは決してパワフルに見えないのに”グサグサ”と当たるんですよねー。
いやはや、ニック・ディアズ、強いはこりゃ。


メルヴィン・マヌーフはバシバシにローで攻勢だったのに、絵に描いたような一撃大逆転をやってのけたロビー・ローラーにも驚き。
こんな試合、なかなかないです。神がかってます。


ファイトのクオリティと会場のボルテージと、やはり本場はアメリカであることを痛感し、現地で体験しなければ始まらないと確信したのでした。
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