格闘技コラムメディア『STAND』のコラムがSPORAでも読める! STAND代表・シンジニシムラが日米を中心とした世界の格闘技シーンをタイムリーに斬っていきます!
柔術マスターの橋本欣也さん(私と同世代)から貸していただいている大量のアメリカ本国直輸入テレビ同録MMA中継DVDをひとつひとつ視聴させていただいています。


WOWOWでもUFCは同日に、最新回はライブで観れましたが・・・私なりの結論。
UFCは英語実況の方が臨場感がダイレクトに伝わります!


英語が100%理解できなくても雰囲気というものだと思います。


たしかにWOWOWの中継は実況&プレイヤー解説付きでありがたいのですが、
アメリカンメジャースポーツは英語実況でさらに盛り上がるようになっているのでは、と。


今、『UFC100』のアメリカOOV録画版を観ているのですが、私の中では、WOWOWで観たときの何倍もの興奮が生まれています!


英語のテンポ、抑揚感に相成って、オーディエンスの歓声が見事にマッチする様子を見て、かつて観た映像でもがらりと新鮮な気持ちでのめり込める自分がいます。


たとえば、PRIDEやDREAMの英語版実況映像を見たのですが、UFCのそれと比べるとボルテージの差は明らかな気がしてなりません。
観客のボルテージという点だけでも、現在の日本は残念ながらアメリカには大幅に劣ってしまっています。


アメリカぶれな私の個人的な感覚が先行した意見であることは重々承知してますが、仮に所見の第三者がアメリカ中継と日本を見比べても同様の感想になるのではないでしょうか?
格闘技に限らず、ほかすべてのメジャースポーツが同様ではないでしょうか?


しかし、大相撲は日本語実況のほうがマッチするのかもしれません。
サッカーや野球でも、日本語実況の名場面は視聴者の心に残っています。
日本人にとって、実況の最高傑作は新日本プロレス×古館アナでしょうか。


日本とアメリカの優劣を決めるつもりのネタではありませんが、UFCはやっぱり英語だなーと素朴に思ったエントリーでした。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
日刊スポーツが東スポ級の超拡大解釈で朝青龍戦の報道をしましたが、その上手をいくように“金網戦”と報じた東スポが素敵です。


そもそも“引退試合”に何の意味があるのか。
現役最後の見納めなのでどうぞ見に来てください、というお披露目興行です。大相撲で言えば引退相撲。
ならば、引退試合に勝負論は必要あるのかないのか。これは本人や主催者次第で、どちらでもよいです。勝っても負けても次がないのですから、現役最後の試合という事実以外の意味はありません。


冷めた言い方に聞こえるかもしれませんが、例えばボクシングで引退試合はありますか? 体力の限界を感じた者は戦前の秘めたる決意を込めた試合を終えた後に潔く身を引きます。
内藤大介が亀田に敗れた後、あれだけ悩み抜いて現役続行を表明しましたが、同時に次負けたら引退と自らに課しています。試合、試合の重さの違いが分かります。


プロレスでは引退試合は可能です。勝負論とは別次元のエンターテイメントですから。
それなのに格闘技では引退試合が当たり前のように存在します。本来なら須藤元気のようにスッパリと辞めるものです。


格闘技での引退試合はビジネスです。それを否定するつもりは全くありません。スター選手にしかできないことでもあります。
ならば、吉田秀彦は最後に誰と試合すべきか。お披露目優先か勝負論ありきか、勝ち負けよりも話題になる相手、意味のある相手がいいに決まっています。


ならば、朝青龍は最高の相手です。
総合格闘技ルールでは無理でしょうが、ひとつ方法があります。


異種格闘技戦


かつてのプロレス界の常套手段、猪木に始まり、UWFを経て、PRIDEのコンセプトに繋がった異種格闘技には、ルール設定の駆け引きの面白さがあり、何より“ロマン”があります。


柔道五輪金メダリストvs大相撲横綱


第一ラウンドは柔道衣着用ルール、
第二ラウンドは相撲ルール、
第三ラウンドは・・・総合ルール?


MMAとして成熟しつつある今、しかしルール統一はされていないプライベート興行だからこそ、ルールを自ら設定しても何の問題もありません。


吉田の格闘技デビュー戦こそ、打撃なしの特別ルールでした。
勝負論度外視の最後のお披露目イベントだからこそ、相手に合わせた“何でもあり”で興味を掻き立ててほしいものです。


これなら朝青龍の可能性もありじゃないですか?
[Web全体に公開]
| この記事のURL
猪木さんと“WWE”の関係はありませんでしたが、名称変更前の“WWF”、さらに遡り“WWWF”時代からは蜜月関係と呼べるほどでした。
WWEの日本とのパイプは猪木さんなしでは作り得なかったと言えます。


元王者であり、プロモーターとしての貢献度も高い猪木さんが殿堂入りすることは必然です。


その猪木さんは元プロレスラーの枠を大きく越えて、世間での認知度もすこぶる高い、というか誰でも知っているスーパースターです。
猪木さんの名前を“利用”しない手はありません。


しかも日本では、プロレスはプロレス、ほかのエンターテイメントと組み合わせても肝心のお客さんがアレルギー反応を起こしてしまうのだからアメリカのようにはいきません。
だからといって既存の日本のプロレス団体と提携して選手の貸し借りをする、なんていうことは成り立たないことはWWEファンならお分かりでしょう。WWEはWWEの世界なのですから。


しかし、プロレスはプロレスだからこそ、WWEはプロレス内でのプロモーションをするしかない。ならば日本プロレス界で最も名がある人は誰ですか?ということで猪木さんに行き着くのです。


まずはレッスルマニアに絡めた殿堂入りできっかけが作れましたが、肝心なのはその次の一手です。
今回のスポットで猪木さんとの関わりを終えてしまってはもったいなさすぎますし、今後の施策を新たに考え直さねばなりません。せっかくできた猪木さんとのパイプを次に繋げなくてどうするの?ということで、これからのWWE×猪木のプロモーション施策を提案してみます。


猪木さんがホール・オブ・フェイマーになった事実をしばらく活用していくこと。
身近なところからは、『THIS WEEK IN WWE』放送中の地上波ローカル局やJスポーツの番宣出演など考えられますが、猪木さんが最も生かされるのは“ライブ”です。


そこで、まだ発表はされていませんが今年も開催されるはずのジャパンツアーを猪木さんに盛り上げてもらいたい!というのはいかがでしょう?


大会の前日や当日会場でホール・オブ・フェイムの日本版を開催し、当然メインキャストは猪木さん。
それどころかジャパンツアー自体の宣伝の顔として日本が誇るホール・オブ・フェイマーがWWEを日本全国にアピールするとなれば、最近では一番のWWEプロモーションになると思うのですがいかがでしょう?


WWEマニアとしてより一層の広がりを望みたく、ここは一つ、猪木さん、よろしくお願いいたします!
[Web全体に公開]
| この記事のURL
昨日、WWEジャパンによるアントニオ猪木のホール・オブ・フェイム授与式が行われてましたが、かなりの反響が見込まれるナイスなプロモーションだったと思います。


現地時間は3月28日に開催され、日本ではPPV放送開始が4月上旬の、WWE年間最大イベント『レッスルマニア』に登場する猪木は、対日本マーケットでのこれ以上ない最高のネームバリューを持つ“宣伝大使”になります。


ザ・ロックが去り、日本での地上波テレビ中継がなくなったWWEは次第に世間一般層のライトファンから忘れられていってしまいました。
それは無理もありません。日本では地上波テレビが絶対のメディアなのですから。
しかし、記憶は残っています。大概の人たちは、
「WWEね、昔テレビでよく観たよ!」
と見事に口を揃えて言います。


そんな日本の状況をよそに、アメリカのみならず世界中で市民権を得て拡大するWWEの“日本再上陸”はジャパンオフィスの設立でした。
私も深く関わらせていますが、この本腰を入れた日本戦略開始により、確実に一歩一歩、日本でのWWEを取り戻そうとしています。


PPVビューイングイベントやスーパースターとのファンイベント、よしもとや和田アキ子といった人気タレントとのコラボプロモなど積極的に新しい企画を実施してきました。


ここで一つ、本来ならやりたいのに日本では成立しえないことがあります。
アメリカではWWEはエンターテイメントとして認知されると同時に“同ジャンル”の音楽や映画と普通にリンクし演出にも生かされ、ファンもウェルカムします。


PPVイベントごとにロック系アーティストのタイアップテーマソングがあり、イベントでライブ演奏することもあり。
最近の『RAW』では毎回リレーするようにセレブリティゲストがリングに上がり粋な時間を造り出す。いいともとプロレスがドッキングしたイメージと言えば分かりやすいでしょうか。オジーやスヌープが登場しスーパースターたちとタメを張ってしまうのです。


残念ながら日本でこの演出が受け入れられたためしがありません。
プロレスでも格闘技でも、アーティストがライブ演奏しても、しらーーっ。タレントが絡むなら以前のハッスルのように本当にプロレスをさせてしまうしかなく、ハッスルが消滅してしまった事実が状況を表しています。


プロレスとエンターテイメントがイコールにならず、プロレスはプロレスとして、しかし確実に世間的認知を落としてしまっている日本で、WWEがどうファンを増やしていけばよいのか。


そこで猪木さんなのです。


長くなってしまったので続きます。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
昨日の日刊スポーツでは終面で断定的に報じられていました。


ハワイで現地にいた石井と同じ事務所・・・となれば、格闘技にも縁深い超大手の某社になります。


まずは朝青龍の個人事務所設立、そしてマネジメントを請け負うのが某社となれば、私が以前聞いた話と合致してきます。


“タレント転向”という幅の広さの中に格闘技出場も含有されることは昨今のメジャー格闘技界を見渡せばお分かりの通り。
完全なる格闘技転向である必要はなく、相撲あがりで身体と幻想がピークのうちに大舞台で何戦か挑む形で十分と言えます。


10月に引退相撲と言われていますが、格闘技デビュー戦の絶好機はやはり直後の大晦日。
本当なら最強幻想を担ってヒョードルやレスナー戦を目指してほしいものですが、日本という枠で考えればサップやホンマンでかつてはよかったところ、今ならミノワマン戦などいかがでしょうか?


朝青龍 vs ミノワマン


意外といいカードじゃありませんか!?
[Web全体に公開]
| この記事のURL

125件中 36~40件目を表示


<< 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 >>