平次の、引退試合を勤めて二日がたちます。奴とは、旗揚げの時に試合をして、その後一二年何度も試合をして、肌を合わせた。何なら、プエルトリコの頃から数え切れないほど試合をしたし色々な思い出がある。今の僕があるのは、間違いなくあいつとの試合が自信になっているからだ。平次は、ついていない。怪我が多くて、どうしようもない。後輩からの人望もない、先輩からいじられて喜んでいる。真面目すぎて頭が固い。顔が気持ち悪い。そんな平次は、みんなに愛されて、送り出されて行った。平次の引退が決まった時、相手は、僕しかいないと思った。ベストコンディションであいつを殺してやろうと思いました。蓋を開けて見れば、最悪のコンディション。平次がその気なら、僕は、簡単負けていたと思います。それをしなかった奴には奴なりの考え、結果よりも気持ちのいい試合をしたかったのかも知れませんね。
平次、君の顔は気持ち悪い。しかし、君は、天才だ。最高のうどんに出会えたら連絡して下さい。

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