「文明の片隅で」

「おかえり」
と、玄関で出迎えたい

「おやすみ」
と、同じ布団の耳元で囁きたい

「おはよう」
と、寝起きでボサボサの顔を見てお互い吹き出したい

携帯なんか通さない
生の言葉を交したい

携帯なんか必要ない
生身の二人で向き合いたい

いくら便利な世の中になっても
例え安く電話が使い放題でも
はなればなれの僕らは
どうしても 不便なまま
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