6期生・植田清太主将が『2010 BOYS JAPAN アメリカ遠征』に選出されました。
8月19日から26日まで、ロサンゼルスとハワイで地元選抜チームと試合をおこないます。
選出メンバーは以下のとおり。
そしてその記事が携帯版スポーツナビのコラムに掲載されています。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/mobile/text/201008220005-spnavi.html
『野茂から少年たちに託された夢』
(山脇明子/2010.8.25)
8月20日(現地時間)のドジャース対レッズの試合前、ドジャースの練習中に日本人の野球少年たちがグラウンドに降りてきた。
彼らは日本全国から選ばれた中学3年生の野球少年15人。1995年にドジャースでメジャーデビューし、著しい活躍をしてきた野茂英雄元投手が、「日本の少年たちにワールドワイドに野球を体験してもらいたい」とボーイズリーグ(日本少年野球連盟)とタイアップして実現された選抜チームで、今年が2年目となる。彼らはロサンゼルスとハワイで練習と交流試合を行い、貴重な思い出を胸に日本に戻る。
この日は渡米2日目で、少年たちは午前に地元の選抜チームと試合を行い、ドジャー・スタジアムにやってきた。時差を考えると、一番眠くなる時間帯だが、みんな元気で目を輝かせながらメジャーリーガーの練習を見学。ドジャースの黒田博樹投手から激励を受けたほか、主力のアンドレ・イーシアから「外野手の人〜?」、「左打者の人〜?」と聞かれ、手を挙げると「僕たちは今日から友だちだ」と言われていた。
チームの主将・植田清太くんは、昨年先輩が選ばれ「楽しかった。アメリカはすごい」と聞いていたそうで、今年の遠征を楽しみにしていたという。実際にこの日、初めてアメリカ人の選手と対戦して、「むちゃデカい!同じ年と思えない」と思ったそうなのだが、もともと「将来メジャーでやりたい」という思いはさらに強まったという。
このチームの少年たちは、野茂氏がメジャーデビューしたころに生まれている。しかし植田くんはメジャーで12シーズンプレーした野茂氏のことを鮮明に覚えており、彼を見てメジャーを夢見るようになったという。幸運にもこのチームに選ばれ、総監督を務める野茂氏と初めて会った時「オーラがある。違う!」と思ったそうだ。
その野茂氏は、チームと一緒にアメリカに来ているものの、ドジャー・スタジアムには現れなかった。同チームがロサンゼルスで練習した施設が、メジャーリーガーもオフの期間に使用しているほどの施設であったことや、こうしてドジャースの練習や選手を間近で見られたのも、すべて彼のコネクションがあってのことだ。だが、こういう場に顔を出さないところが、彼らしい。
実はこの日、ドジャー・スタジアムでは「90年ナイト」を行なっており、90年代に活躍した選手の名場面などがスクリーンで流れていた。もちろんメジャーに”トルネード旋風”を巻き起こした野茂氏の姿は何度も映し出されていた。
その映像を見て、15歳の選手たちは何を感じたであろうか?
「ここに来た少年たちがいつかメジャーリーガーになって、自分がやっているようなことを次の世代にやって欲しいと野茂さんは望んでいるんです」と同チームの井上憲之総務は話していた。
アメリカを、メジャーリーグの雰囲気を思い切り体験した少年たち。彼らが今後大きく羽ばたくことを期待している。 <了>
8月19日から26日まで、ロサンゼルスとハワイで地元選抜チームと試合をおこないます。
選出メンバーは以下のとおり。
そしてその記事が携帯版スポーツナビのコラムに掲載されています。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/special/mobile/text/201008220005-spnavi.html
『野茂から少年たちに託された夢』
(山脇明子/2010.8.25)
8月20日(現地時間)のドジャース対レッズの試合前、ドジャースの練習中に日本人の野球少年たちがグラウンドに降りてきた。
彼らは日本全国から選ばれた中学3年生の野球少年15人。1995年にドジャースでメジャーデビューし、著しい活躍をしてきた野茂英雄元投手が、「日本の少年たちにワールドワイドに野球を体験してもらいたい」とボーイズリーグ(日本少年野球連盟)とタイアップして実現された選抜チームで、今年が2年目となる。彼らはロサンゼルスとハワイで練習と交流試合を行い、貴重な思い出を胸に日本に戻る。
この日は渡米2日目で、少年たちは午前に地元の選抜チームと試合を行い、ドジャー・スタジアムにやってきた。時差を考えると、一番眠くなる時間帯だが、みんな元気で目を輝かせながらメジャーリーガーの練習を見学。ドジャースの黒田博樹投手から激励を受けたほか、主力のアンドレ・イーシアから「外野手の人〜?」、「左打者の人〜?」と聞かれ、手を挙げると「僕たちは今日から友だちだ」と言われていた。
チームの主将・植田清太くんは、昨年先輩が選ばれ「楽しかった。アメリカはすごい」と聞いていたそうで、今年の遠征を楽しみにしていたという。実際にこの日、初めてアメリカ人の選手と対戦して、「むちゃデカい!同じ年と思えない」と思ったそうなのだが、もともと「将来メジャーでやりたい」という思いはさらに強まったという。
このチームの少年たちは、野茂氏がメジャーデビューしたころに生まれている。しかし植田くんはメジャーで12シーズンプレーした野茂氏のことを鮮明に覚えており、彼を見てメジャーを夢見るようになったという。幸運にもこのチームに選ばれ、総監督を務める野茂氏と初めて会った時「オーラがある。違う!」と思ったそうだ。
その野茂氏は、チームと一緒にアメリカに来ているものの、ドジャー・スタジアムには現れなかった。同チームがロサンゼルスで練習した施設が、メジャーリーガーもオフの期間に使用しているほどの施設であったことや、こうしてドジャースの練習や選手を間近で見られたのも、すべて彼のコネクションがあってのことだ。だが、こういう場に顔を出さないところが、彼らしい。
実はこの日、ドジャー・スタジアムでは「90年ナイト」を行なっており、90年代に活躍した選手の名場面などがスクリーンで流れていた。もちろんメジャーに”トルネード旋風”を巻き起こした野茂氏の姿は何度も映し出されていた。
その映像を見て、15歳の選手たちは何を感じたであろうか?
「ここに来た少年たちがいつかメジャーリーガーになって、自分がやっているようなことを次の世代にやって欲しいと野茂さんは望んでいるんです」と同チームの井上憲之総務は話していた。
アメリカを、メジャーリーグの雰囲気を思い切り体験した少年たち。彼らが今後大きく羽ばたくことを期待している。 <了>