こんばんは。
今日は1999年9月に横浜文体でやった、スーパーヒールのコスプレ話です。
http://image.blog.livedoor.jp/sakurahirota/imgs/2/2/224b53cb.jpg" width="98" height="142" border="0" alt="224b53cb.jpg" hspace="5" class="pict" align="left" /> この日の私の対戦相手はXで発表されていました。
“大物であるらしい”という噂は耳にしていたので、
私も多少の目星はつけていました。

すると、当時SSUの某選手から「今回はスーパーヒールで行け」と命令され、
「ガウンならこっちで用意しておいてやるから」とまで言われました。

その当時の私のコスプレ道は、創作というよりは”あるものを(勝手に)拝借する”というパターンが多かったので、この時も調達されたデビル選手のガウンをありがたく拝借することにしました。

しかし、ガウンは手に入りましたが、ドクロの杖は自分で作らなければなりませんでした。今思えば、このドクロがコスプレを始めて初の本格的な製作物でした。

ドクロ部分は発泡スチロールを削り、銀色のスプレーを噴きかけて、それから棒に突き刺しました。
本物は目の中でライトが光るのですが、ドクロが完成した時点でかなり完成度が高く、ライトをつけると、杖も借り物かと思われそうだったので、あえてつけませんでした。
当日はこのドクロを手に、顔に銀と赤のペイントを施し、髪を濡らして、ふてぶてしく不気味に入場しました。 

ちなみに、顔にペイントをする際、最も多い間違いは、左右逆に描いてしまうことです。これは見本の資料などを手に持ち、鏡を見ながらメイクするために起こるミステイクです。
この失敗談で、後に“エンプロ”で一宮選手と意気投合することになりました。

それから、杖をどちらの手で持つか、アピールの時どちらの手を上げるか、なども重要ポイントでした。コスプレ道駆け出しだったこの頃でも、些細なことには、きちんとこだわっていました。

それにしても、今でこそ対戦相手の記録は普通にデビル選手の名前になっていますが、当時、デビルマンの入場曲と共に颯爽と入場してくるデビル選手を見た時、私がどんな衝撃を受けてリング上に佇んでいたかはお察し下さい。
何しろ、私がXとして想像していたのは、ジャガー横田選手だったのですから。
そしてなぜ入れ知恵があり、スムーズにガウンが手に入ったのかも、この時、点と点が線でつながりました。

最後に、私が精魂込めて作ったドクロですが、一部選手の間で「伊東(レフェリー)に似ている」と囁かれていたらしく、控室に立てかけてあった杖に向かって「あれ?伊東、顔色悪くない?大丈夫?」と、間違える人が後を立たなかったそうです。これも完成度が高い故の過ち、お許し下さい。

それでは、また。
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