ジャパンオープンの余韻に浸る間もなくバンコクに移動してきました。
ここバンコクもジャパンオープンと同じグレードの大会ですがフェデラー効果のジャパンオープンの後なのでなんだか小さな大会に感じてしまいます。
  
それでもバンコクには親友の金子英樹もいるし、彼のスクールの生徒さんたちが応援に来てくれているので日本人の試合は盛り上がっています。

さて、ジャパンオープンでの話をいくつか。

まず、フェデラーのテニスのすごさは皆さんもご存知だと思いますが、僕がもっと感心したのは彼の人間力の大きさです。ロッカールームで一緒になることがあったのですが、気軽に話しを皆とするし、挨拶、お礼などあたりまえのことをあたりまえにしていました。自分の練習時間が雨のために変更になっても試合のある選手を気づかって譲るほどです。このぐらいの選手になると余裕があるのでしょう。流石NO1ですね。

そしてなんと言っても我が選手中村が頑張りました。
目標としていたWTAでのベスト4を上回る決勝進出です。
  
この結果の要因としてあげられることは、まずジャパンオープンまでのアジアツアー3大会でなかなか結果が出ず苦しいときもありましたが
「毎日頑張って自分の良い波が来るまで待とう、そして来たときには必ずつかまえよう」と話し、その波を自分で見つけ逃さなかったことだと思います。毎日努力していなければこの良い波も来なかったでしょう。
  

もうひとつは、雨の影響で本戦の2R、QFをインドアに移動して試合することになったこと。これは本人にとってとても悔しかったことです。日本で沢山のお客さんの前で自分のプレーを魅せることを奪われてしまったのですから。逆にこれで発奮できました。
「絶対に有明に戻ってプレーする」そんな気持ちの表れた試合でした。2試合目の最後のタイブレークでは僕も興奮して「絶対入る、なんでも入る」なんて叫んでいました。試合後藍子ちゃんが「なんでも入る、なんでも入ると思ってプレーしたらなんでも入っちゃった」とのコメント。これって洗脳ですかね!?
 
ジャパンオープンは僕たちにとって本当に自信になった大会でした。
立ち止まることなくもっと上を目指して行きます。
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