——大和選手がKrush初参戦ということで、ファンの間でもかなり話題になっていますね。
「Krushは前から出たいと思ってたんですよ。前回も会場で見させていただきましたし。ナオキック選手の試合が凄く見たかったんですよ。そしたら(佐藤)嘉洋さんの試合も決まりましたし。このタイミングでお話をいただいたのは驚きましたけど、嬉しかったです」
——今回の対戦相手は卜部功也選手。チャンピオンとしての初戦という部分でも大事な試合になりますね。
「そこは意識しますね、やっぱり。今回でK-1ルールは5回目なんですけど、やっとK-1ルールにより適応した大和哲也が作れたかなと思ってますし」
——あ、考えてみたらK-1ルールはまだ5戦目なんですね。
「そうなんですよ(笑)。だからK-1ルールのキャリアでは卜部くんのほうが上なんですよね。ただ、格闘技って戦績が多いほうが勝つとは限らないですから。一発でひっくり返せることもありますからね。単純にどっちが強いか決めればいいわけですし、それをお客さんにも見てもらいたいですね」
——そういう意識もあるわけですね。意外でした。
「K-1ルールは、接近戦でヒジがないので最初は窮屈でしたね。逆に今は、パンチ主体のスタイルがキックルールでも活きるんじゃないかって思ってます。最初、K-1に出た時は時間がなかったんですけど、今回は2カ月あったので、しっかりK-1用の練習ができました」
——功也選手の印象はいかがですか。
「プロデビューしてから、甲子園以外では負けてないんで、勢いは絶対ありますよね。それとテクニシャンですね。狂拳(竹内裕二)選手を完封してるってことは、かなりやりずらさがあるんじゃないかと思います」
——見ている側としては“強さ”対“うまさ”というイメージがあります。
「それはあると思います。ただ、僕もテクニックはあるつもりなんで(笑)。客観的に見て、面白い試合になると思いますよ。1ラウンドから眼を離さないでほしいです。いや、入場から緊張感たっぷりの試合になると思います」
——入場にも注目だ、と。
「今まで、入場曲(宇宙戦艦ヤマト)がささきいさおさんのバージョンじゃなかったんですよ」
——あ、確かにそうですね。
「CDを探してる時に、『ヤマト』のアルバムがなかったんですよ。それでアニメのオムニバスに入ってた曲を意識しないで使ってたんですけど、オリジナルじゃなかったみたいで(笑)。今回からささきいさおさんのバージョンになるので、軽く心機一転ですね」
——このタイミングでっていうのがいいですね。
「曲も本当のバージョンにして、自分も本当のチャンピオンになっていこうかなって思ってます」
——今回は大石駿介選手、野杁正明選手との“名古屋勢”というくくりでチームドラゴンとの対抗戦という趣もあります。
「そうですね。会見でも言いましたけど、3人で(勝利者賞の)iPadを持って帰ろうって話はしてます。前回は嘉洋さんがもらったんで、いろいろ使い方を聞こうかなと。今日もエアロバイクこぎながら、iPhoneでiPadのホームページ見てテンション上げてました(笑)」
——後楽園での試合も久々になりますね。
「あ、そうですね。いま気づきました。今年初めてですね。あと後楽園のメインも初なんで」
——それも意外ですねぇ。
「後楽園は緊張感のある会場ですよね。初の後楽園メインがKrushさんになったのも何かの縁かなって思いますね。“帰ってきたな”って感じもありますし、しかもメインなんで本当に楽しみです」

(9月17日公開)


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