実家が自営業だったので、どうしたって両親ともいつも忙しいわけで
なかなかかまってもらえなかった幼少のころのオレは、いっつも泉太郎のバイクに股がって仮面ライダー気取って過ごしていました
眺めてるだけでも楽しくってね
「エンジンが心臓で〜、タンクが胃袋で〜、マフラーがお尻の穴で〜、排気がオナラで〜(笑)」な〜んて
ガソリンとオイルとタイヤと糠味噌の匂いが混じったその場所が大好きでしたよ
そんなんだったからか、オレにとってバイクとは家族そのもの
ましてや、そのときのバイクを未だに泉太郎が所有してるっつ〜んだから、尚更ですわ
で、やっぱり例のあの歌の話になっちゃうんですけどね
初めて聴いたときの衝撃たるや
「え!?こんなのただのバイク泥棒じゃね〜か!」
てなもんで、当時十代前半で多感な時期を過ごしていたオレは、それはそれは傷つけられたもんですよ(だってバイクは家族ですからね!)
まぁそういうわけなんで、今まで20年以上ず〜っっっっっと我慢してきたんだから、そろそろぶちまけさしてもらおうじゃないかってんで書かせてもらってるわけなんですが〜
ここで一回、あの歌の登場人物になってみたら、また違ったモノが見えてきて、お互い分かりあえるかもしれないのではないかと思いまして
そんなわけで十代前半だった健一郎少年は、大人からなんらかの理不尽な仕打ちを受けるところから、物語は始まるわけです
で、ムシャクシャすると
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で、スカッとしたいと
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だったらバイク盗むしかないっしょと
非常に短絡的でバカ丸出しのあり得ない行動ですが、歌の流れにこのまま乗ると、こうなります
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目ぼしいバイクを物色する
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この場合ターゲットになるのは原付の、それもミッション車ではなく操作の簡単なスクーターというのが妥当でしょう
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ほどなくして目ぼしいスクーターが見つかる
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なんらかの方法でハンドルロックを解除し、またなんらかの方法でエンジンをかける
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あとは悩める十代の大好きな、夜のトバリの中へ向かって走り出すだけなんだけど
世の中そうは上手く行くわけないのでお灸をすえる意味でも、ここはやっぱり落とし穴にハマってもらいましょう
窃盗犯の心理として、一刻も早く現場から立ち去りたいはずなんで
やっぱり慌ててアクセルを開けちゃうことでしょう
詞の内容から察するに、このときの窃盗犯の少年は、まだ免許取得可能な年齢に届いていない中学生であり
スクーターとはいえ、その操作に未熟なのは火を見るより明らか
ましてや当時のスクーター事情ときたら、スタートダッシュや加速に有利な2サイクルエンジンがほとんどでして
んで車重も、かなり軽いものが多かったし(ホンダのスカイなんて、たったの39kgですよ!)
そんなスクーターのアクセルを、無免許で運転技術の未熟な少年窃盗犯が慌てて開けたらこういうバチが当たります
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前輪が、あっという間に浮く
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浮いた勢いで、更にアクセルが開いてしまう
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確実にひっくり返って、頭を打つ(ノーヘルなら下手すりゃ大怪我)
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一瞬のことなので、なにがなんだかわけが分からなくなるが、この時点ではまだ犯行直後なので「逃げなきゃ」っつう身勝手さが最優先されます
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でもスクーターはまだ生きてるけど、とても乗りこなせる自信がないので走って逃走する
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ここで普通の子なら我に帰って、こう思うはず
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「人のバイク盗んでるオレが、一番理不尽じゃね〜か!やめさしてもらうわ(泣)」
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でもあの歌にはこのような描写がないってことは、やっぱ常習なんすかね?
行く先も適当っぽいんで、土地勘もないとこを走ってるんだろうし
犯行時刻も、より人目を避けるために相当な夜中を選んでるだろうから、まだ中学生の犯人にはかなり眠たかった可能性大だし
てことは、もういつ人轢いてもおかしくないっつ〜か・・・
そう思うと悪質も悪質、もう完全なる凶悪犯レベルですよ、これはもうね
あ〜、考えただけでも悲しいわ、恐ろしいわ、腹立つわ・・・
こりゃ分かりあえるどころじゃなかったですわ
でも、こうなるとつくづく思うよね
なにかムシャクシャしたことがあったら、エロ本でナニしてたあのころの健一郎少年よ
「君は正しい!」ってね
ま、ムシャクシャしてなくてもいっつもナニしてましたが・・・って言わせんじゃないよ
やめさしてもらうわ
皆様、バイクはマナーを守って正しく楽しく乗りましょう!