通路をまたいで



左はじのおじさんと



おっと



今来たばっかの真ん中のおじさんも、来て早々この輪の中に



全員初対面だよ



いや〜、勉強になるねぇ

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首都だ photo

ご存知ないやつもいるかと思うが



男の日常を表す表現で



「ドピュッ!」



てのがある



あれよ



女から見たら「ピュッ!」で充分だと思うんだけど



男の内側からしてみたら



まさに頭に「ド」をつけないと、成立しないんだよな



まったく人類で一番最初に「ドピュッ!」て表現したやつは天才だし、男の中の男だよ



「ど根性」とか「どストライク」とか、みんなそこからきてんだぜ



間違いないね



というわけで、一人まつしま開始だ



今日の予算は4枚で



かなり濃いめでいく
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東へ photo

K田運転の車で東へ向かう、ただ今その道中



一人でドイツへ行ったときのことを、ふと思い出す



初日の控室に入ってすぐ



日本人のおれを見つけるなり、握手を求めてきた巨漢の外人(写真でおれの真上に写ってるやつ)



「おれ、ちょっと前に●●●●(日本の某団体)にマスクして出てたんだよ」



「へ〜、そうなんだ、よろしく」



挨拶もそこそこに、自分のスペースを確保しなくてはと控室をうろうろ



元WWEもいたので、当たり障りのない場所を見つけ、椅子に座り荷をほどく



巨漢も何気に、おれの横に陣取る



まぁ、日本通なんだろうな



気にもとめない



やおら、またおれに話しかける巨漢



「ヘイ、ジャパニーズ」



「ジャパニーズ?あ〜、トシちゃんの後ろで踊ってたダンサーかい?あんた、ホントに日本通だね」



「なにをゆ〜てまんねん」



「あ〜、おれのことか、なんか用?」



「おれ、パイパン大好きなんだよ」



「・・・・・」



なんだ、こいつ!?



会ってまだ5分と経ってねぇのに



日本でパイパン女相手に、い〜ことあったんか?



でも、こりゃなんだかおもしれ〜や



それからおれのつたない英語を駆使して、出来る限りのエロトークをひとしきり



ドイツはハノーバーの閑静な住宅街にある体育館の地下の控室で、かなり盛り上がる二匹のエロバカ!



するとプロモーターがやってきて、今日のおまえの対戦相手はこいつだよと、その巨漢を紹介してきた



「てめ〜ら、この野郎!おれをハメやがったな!?」



試合は案の定、出会い頭にパイパン話で拍子抜けさせられたせいで、なんとも気合いの入らない適当な展開と結末に



終わって控室



因縁もない相手なんで、闘い終わってノーサイドの握手



「今度、おれにパイパン女紹介してくれよ」



「OK、ジャパニーズ!ガーハッハッハッ!!」



まぁ、こいつとは二度と会うことね〜んだろけど・・・



でも、国籍を越えた男と男の約束だぜ!



パイパンにはこだわりはないけど、てめぇ忘れんじゃね〜ぞ!
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