Ωの解散についてようやく筆をとる気になりました。

あたしはプロレス人生の半分はΩだったの。まず、解散が悲しくないわけないのよ。
ファンのみんなが「解散しないで!」って言ってくれるけど、あたしが一番解散したくないわけ。
でも恋愛でもあるじゃない?発展的解消てやつ。
好きだからこそ別れるてやつよ。大人のやるやつ、あれよ。
みんなで話し合った結論はそれ。

あたし達はあたしが思ってるだけじゃない事を祈るけど試合でも控え室でも巡業先でもいつでも仲良しだった。
いつもバカ話ばっかりして(特に大石)みんな仲良しだったのよ。
バカ話だけじゃないわ。
ある時は試合を褒められたり、またある時は優しくダメ出ししてくれたり、メンバーが変わりながらもいつだってΩは仲良しチームでした。
巡業先ではコンビニ行くのも一緒だったし車の中でもずっとバカみたいにエロ話(特に大石)をして爆笑していたわ。

Ωが出来た頃は、あたし達は喫茶店で作戦を練ったり、みんなで集まってちゃんこを食べながらチームの名前を決めたりした。
あたしのトークショーには無償で手伝いにきてくれたし、忠実(特に大石)で優しくて時に厳しく…厳しくはなかったわね。まぁそんな感じでした。
みんないい思い出です。
そんな中で沢山の事を学び、少しだけでも成長してきました。

後楽園でサイコを裏切ってもう5年も経つののね。
あたしがムチを持つようになってもう5年。
いろんな人をぶって来たけどそれもΩがあったからこそです。


あたしは最初から最後までΩに居た事を心から誇りに思います。あたし自身は埃みたいなもんだったかもしれないけどね。

いまこうして改めてΩについて考えてみて、5年も付き合った彼氏と仲が良いのに別れるような、そんな複雑なものすごい悲しみに包まれています。


よく聞かれるけど、解散後の事はあたしは全くの白紙です。
自分自身がΩ一色だったから、まだ何も考えられない。
後楽園が終わったらあたしは燃え尽きて灰になって風に吹かれてどこかに飛んでいくかもしれません。そんな気がしてなりません。

だけどファンの為に、第一は自分自身の為にプロレスを辞めることはありません。灰になって風に吹かれても次のK3000には最新のテクノロジーを駆使して我が身を再構築してみんなの前に出ていくわ。

Ωが解散しても、それよりも長く温かく見守ってくれたファンという名のあたしの大事な彼氏彼女達の為にね。


Ω、さようなら。
だけど後楽園ホールまではまだΩです。まだまだΩを全力で応援して下さい。

よろしくね。ビシッ。


愛するファンの皆様へ。

Ωの女王様バンビより。
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