こういう時の三郎の嗅覚の鋭さには恐れ入ります。
それと同時に腹立たしさも覚えます。
あー、ぐやじい。



それにしても、ネットジャンキーなミヤワキ氏ならともかく、火野にまで先を越されるとはなぁ。

まぁ、優勝は無理でも罰ゲームは嫌だから書きますがね。夏の思い出。



あれは小学校四年の夏休みだったかな。

毎年八月中旬に行われる町内会のソフトボール大会に向けて、日々練習をしておったんです。

で、いよいよ大会まであと一週間というある日のこと。

ソフトの練習後、友人S君の家のTVで甲子園を見ようという話になって、家にお邪魔したんですよ。

で、S君が麦茶を用意してくれてる間、ふと外を見ると、庭に飼い犬がいる事に気付いたのです。

当時はムツゴロウ王国がゴールデンタイムで放送されてるような時代。

その影響か、清らかな心があれば動物とは友達になれる、と思い込んでたんですね。

純粋だった旭少年は、穏やかな笑顔を浮かべつつ、清らかなオーラを出して(いるつもりで)犬に近付いていきました。

そして…思いっきり噛まれました。

もう、食いちぎられるんじゃないかってくらい思いっきり。

はい、即病院。

手の平の内側と外側を計6針縫いましたよ。

そりゃあ一週間後のソフトボール大会なんて出れるはずもありません。

だって自分の右手がソフトボール並に腫れあがっているんだもの。



それでも大会当日。

せっかくここまで練習してきたんだから、と僕もベンチ入りして応援してたんです。

でも、試合は一点リードされたまま、我がチームの攻撃も最終回2アウト。。



そこで…毎日練習に出て来ていた僕を不憫に思ってか、監督が「手が駄目でも走るくらいできるだろ!次のバッターがヒットを打てば、お前、代走で出ろ!」と言ってくれたのです。

僕は「ハイッ!やります!!」と青春ドラマのワンシーンの如く大声で返事をすると、入念なストレッチを始めました。

代走の自分が華麗な走塁を見せて、見事に同点のホームを踏むことを夢見て…。



そして…



バッター、三振しやがったんです。

町内会レベルのソフトボール大会で三振て!

時速20キロくらいのボールを三振て!!



がく然とする僕の右肩に監督が手を置いて優しくこう言いました。
「また来年な」と。

小学生にとっての一年間って、永遠のように長く感じるものです。

監督の言う「また来年」という言葉に実感が持てない僕の視界がゆらゆらと揺れました。

それが夏の日差しによる陽炎のせいだったのか、はたまた悔し涙のせいだったのかは…今となっては思い出せません。

ただ、今でも陽炎を見る度に思い出すんです。

あの夏の日のグラウンドの事を。



これが僕の、夏の思い出。



んー、せっかくの長文だったけど、書き終えたのにあまり達成感がないなぁ。

333を取れなかったのがやっぱり悔しすぎるからか…。

次は444だから数字的にあまり嬉しくないし…。

よし、555を目指してまたコツコツと頑張りますか!

なんて事をピスタチオをボリボリ食べながら思った8月19日。



これが僕の、ナッツの思い出。



わぁ…台無し。



では、ごきげんよう。
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・Ωの338・バンビ
2009年08月21日  [Web全体に公開]
・Ωの333(仮)・大石真翔
2009年08月19日  [Web全体に公開]
【閲覧中】Ωの333(仮)・旭志織
2009年08月19日  [Web全体に公開]
・Ωの333(仮)・MIYAWAKI
2009年08月19日  [Web全体に公開]
・Ωの333(仮)・火野裕士
2009年08月18日  [Web全体に公開]

0件のコメント