広がる青空。

数ヶ月に一度
友人と3人で昼食など。

限られた時間ではあるが
大人になると中々友人も
出来ないし
大人になる以前から
自分の性格上中々
友人が出来ない。

初めて会ったのが
16年前と言われて
そんなに経つかと感無量。

メニュー吟味で
選んだ1つに
旨そうなタレ掛け叉焼。

食べ進めていると
いつの間にやら満腹に。

忘れた頃にやって来た
茶色い一皿
それは叉焼。

1切れ口にした友人が
思わず発した声に
どうしたのか尋ねると
自分には無理だわと言う。

どうした八角でも多かったかと
一切れ口にする。

そんな問題じゃない
事態が口の中で巻き起こる。

叉焼に掛かってるタレが
正露丸の味がするのだ。

口の中を席巻する
正露丸ソースを
受け止めきれない。

噛めないし飲み込めない。

でも噛んで飲み込んだ。

衝撃の味に
互いに顔を見合わせる。

こりゃいい話の種に
なると思った。
[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1