ある日、稲松三郎は、読んでいたスポーツ新聞を机にたたき付け「私は貝になりたい」と叫んで道場を飛び出した。そして、ブルーフィールドわきの、仮設トイレに籠ってしまった。心配した世界のTAKAみちのくが「三郎ちゃん、ごはんだけでもしっかり食べないと身体に悪いわよ」と言いトイレの前に食事を用意した。しかし三郎は、黙ったまま仮設トイレに籠ったままだった。そこに「大五郎、大五郎、ダヂヅデダイゴロウ。カレー好っき、ダビスタ好っき、柏レイソルは、言葉では言い表せないぐらい好き」と、歌いながら柏さんがやって来た。柏さんは、仮設トイレの前に立つとおもむろに、ガス溶接の道具を取り出し、仮設トイレの横からバチバチと、穴を開けて中に入ってみた。そこにいたのは、みんなのしっている、男の中の男、稲松三郎ではなく、珠の様な、かわいい赤ちゃんがいたのです。柏さんは、その赤ちゃんに、便所の中から生まれた、便所三郎と名付けて大事に育てていこうと心に決めたのでした。この続きはたぶんあります。

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