便所三郎は、柏さんがよく面倒を見た。それは、自分の子供の様に。便所三郎も、柏さんの愛情にこたえようと必死に成長した。しかし、柏さんも人の子だ。サッカーは観たいし、カレーも食べたい、ダビスタだってやりたいんです。柏さんが、少し目を放してダビスタをやっていたら、便所三郎が初めて喋った。「ネグレクト」柏さんは、やっていたダビスタを放り投げて、「もう一回喋ってくれ」といった。しかし、便所三郎は喋ってくれない。今度は、サッカー観戦をしている時に、「ネグレクト、ネグレクト、ネグレクト」今度は、しっかり聞こえた。しかし、柏さんは横文字に弱い。サッカー、カレー、ダビスタ。この三つ以外片仮名語の意味がほとんど解らない。柏さんは、便所三郎が歌でも歌っているのだと思い、「ネグレクト、ネーグレクート。」と歌ってみた。しかし、便所三郎は、ウンともスンとも言わない。業を煮やした柏さんは、キッチンに入りカレーの準備に入った。玉葱が、飴色になった頃、便所三郎が喋りそうになったその瞬間。柏さんは、カレー作りを中断して、便所三郎の口元に耳をあてがった。「馬鹿」大きな声で一言そう言って、便所三郎はふてねした。

[Web全体に公開]
| この記事のURL
いつも「十嶋くにお日記」をご愛読頂き誠にありがとうございます。

こちらのブログはサーバーメンテナンスの為、一週間程更新出来なくなります。

楽しみにして下さる皆様には誠に申し訳ございません。

ご理解の程宜しくお願い致します。

これからも十嶋くにお共々、「十嶋くにお日記」も応援宜しくお願い致します。

十嶋くにお日記管理人
[Web全体に公開]
| この記事のURL
皆さんは、知ってるか知らないか分からないけど、私は飽きっぽい。最近、怖いほど、イマジネーションがわいてくる。携帯電話を家に忘れたり、電池が切れたりしない限り、ほぼ更新している。何時また私の中の糸が切れるか不安で仕方がない。皆様の御力を少し貸していただいて、どんなのを書いたら見たくなるだとか、この話はつまらなかったとか。コメントを書いていただいて、私を、もり立てていっていただきたい。今後とも、十嶋くにお、十嶋くにおを、よろしくお願いします。

[Web全体に公開]
| この記事のURL
私は、ゲキリンの一人一人にコードネームを考えた。稲松三郎、ゲキリン一号。サイコ、ゲキリン二号。十嶋くにお、ゲキリンマン。Mr.X、ゲキリンX。もう、御気付きだろう。ゲキリンV3は、柏さんの為に取っておいてある。ちなみにその次にはいる人は、もちろん、ゲキリンアマゾンに成る訳だな。その次は、ゲキリンストロンガー。その次は、もういいか。集え、マスクドライダー。
[Web全体に公開]
| この記事のURL
ある日、稲松三郎は、読んでいたスポーツ新聞を机にたたき付け「私は貝になりたい」と叫んで道場を飛び出した。そして、ブルーフィールドわきの、仮設トイレに籠ってしまった。心配した世界のTAKAみちのくが「三郎ちゃん、ごはんだけでもしっかり食べないと身体に悪いわよ」と言いトイレの前に食事を用意した。しかし三郎は、黙ったまま仮設トイレに籠ったままだった。そこに「大五郎、大五郎、ダヂヅデダイゴロウ。カレー好っき、ダビスタ好っき、柏レイソルは、言葉では言い表せないぐらい好き」と、歌いながら柏さんがやって来た。柏さんは、仮設トイレの前に立つとおもむろに、ガス溶接の道具を取り出し、仮設トイレの横からバチバチと、穴を開けて中に入ってみた。そこにいたのは、みんなのしっている、男の中の男、稲松三郎ではなく、珠の様な、かわいい赤ちゃんがいたのです。柏さんは、その赤ちゃんに、便所の中から生まれた、便所三郎と名付けて大事に育てていこうと心に決めたのでした。この続きはたぶんあります。

[Web全体に公開]
| この記事のURL

17件中 1~5件目を表示


1 2 3 4 >>