「ボクのアイボー」



本気でカタログ眺めて過ごせば



楽しくて仕方がない毎日



あいつはもうじき、ボクのアイボー



スペックのマル暗記なんて朝飯前



あの娘の3サイズなんて後回し



あいつはもうじき、ボクのアイボー



パパはニッコリ笑って許してくれたけど



やっぱりママはオカンムリ



明日からバイト始めるから



交通ルールも守るから



買い物も行ってあげるから



親を口説くなんて想定済みさ



エロ本3冊使い古して、めぐった秋



ついにアイボーがボクんちにやってきた



毎日磨いて毎日買い物行って、ならし運転済んだころ



アイボーはボクの前から消えたんだ



盗んだバイクで走り出さないで



盗んだバイクで走り出さないで



それはボクのアイボー



盗まれたのは確かに夜中だけど



「夜のトバリ」なんて言葉で美化しないで



だいたいトバリなんて四十越えた今でも、実感したことないし



君の学生時代の憂鬱なんて、ボクには関係ないこと



「GO FOR BLOCK!」



「当たって砕けろ!」



鎖という言葉に踊らされないボクだったら、こう歌うさ



「鎖で縛れば良かったと〜」



あのとき、チェーンロックさえしていれば盗まれなかったのに・・・



盗んだバイクで走り出さないで



盗んだバイクで走り出さないで



君のギターを全力でぶっ壊す夢で起きた月曜の朝



ありったけの感情を込めて、ボクは歌うよ



さぁ、学校へ行こう

[Web全体に公開]
| この記事のURL

1件中 1~1件目を表示


1