新井健一郎 NEW Tシャツ!



ドイツはハノーバーのEWP各会場にて、15ユーロにて絶賛発売中!



※通販はありません

※前回までの粗筋


【ある日のデート中、新宿は明治通りと甲州街道の交わる駅側で、出会い頭に武蔵丸の突っ張りに不運にも当たってしまったおれの最愛の恋人ローレライは、EU方面の空に向かって飛んでいってしまう

ローレライを吹っ飛ばされたおれは、彼女を助けるべく武蔵丸に頼み同じ方向に吹っ飛ばされたのだが、ウランバートルの上空でまさかの風船おじさんと遭遇

そんなおれはローレライどころじゃなくなってしまい・・・】



レオンの会場人気の高さに確信を覚えたおれは、自分のテーマ曲がかかるのを待った



が、ここで気付く!



「あ!?やべぇ!おれ、自分のテーマ曲持ってきてねぇよ!」



だが時すでに遅し!



もうレオンは入場し終わり、曲も完全にフェードアウト



「どうすんの!?どうすんの!?どうすんの!?」



一気に素に戻るおれ



しばらく沈黙が続く・・・



「悪そうな曲なら、この際なんでもいい!頼む!なんかかけてくれ!」



若干、冷静さを失いかけたおれの耳にそれっぽい旋律が・・・



「よ、よかった・・・よし、行ったらんか〜い!」



気を取り直しカーテンをくぐり抜け、いざアリーナへ!



出所不明のテーマ曲に身をゆだね、いつも通りの冷酷な眼差しでレオンと客を見渡す



「ブ---!!!」



さっきのレオンとは打って変わって、アリーナ内はヤジと罵声の嵐!



これでもう完全におれのペースだ



「よ〜し、あとはレオンを徹底的に痛め付けてやる・・・」



これで完全に極悪の魂が宿ったおれは、リングに上がろうと階段を踏み締めた瞬間、その出所不明なテーマ曲の正体が明らかに!



※気が向いたら続く