少し前ですが、大阪の朝日カルチャーセンターで「監督術」という
タイトルの講座を聴講しました。 講師役は神戸女学院大学教授で
合気道の指導者でもあられる内田樹先生、韓氏意拳教練の守伸二郎
さん、びわこ成蹊スポーツ大学野球部監督の高橋佳三さん、
元ラグビー日本代表で神戸親和女子大学助教の平尾剛さんの
4方で、それぞれの立場、経験から、多くの興味深いお話を聞かせて
くださいました。
先生方のお話を踏まえて、コーチとしてアマチュア野球に携わる
僕が心に刻んだのは、「すべての鍵は選手自身が握っている」と
いうこと。 僕らができることは、選手が知らず識らずのうちに、
あるいは分かっていながら、自分自身を封じ込めている見えない檻
(技術的限界だとか、恐怖、遠慮などの心理的な縛り)を開放する
ための鍵の在り処を見つけてあげたり、扉を開けて背中を押して
やったりすることくらいなのだ、ということです。
指導者と呼ばれる人たちは(僕も含めて)、往々にして、過去に
自分がやってきたことや理想と考えてきたことを、至上のものと
して選手の心身に詰め込もうと試みます。 でも、それではたとえ
上手くいったとしても自身のコピーを生むだけ。 自分で考え、
行動し、自分でも想像もしなかった風に成長していく、選手から
そんな醍醐味を奪ったりしないように、指導者の側も縛りを
ほどかなくてはならないと思います。 そして、忘れてはならない
のが、周りの人々を尊重し、互いに感謝する気持ち。自分至上主義
では決してよい結果は生まれません。 僕自身、若いときには
この気持ちを欠いていた、という戒めを胸に、精一杯選手たちに
伝えていきたいです。
大切なことにあらためて向き合う機会を与えてくれた先生方に、
心から感謝します。
タイトルの講座を聴講しました。 講師役は神戸女学院大学教授で
合気道の指導者でもあられる内田樹先生、韓氏意拳教練の守伸二郎
さん、びわこ成蹊スポーツ大学野球部監督の高橋佳三さん、
元ラグビー日本代表で神戸親和女子大学助教の平尾剛さんの
4方で、それぞれの立場、経験から、多くの興味深いお話を聞かせて
くださいました。
先生方のお話を踏まえて、コーチとしてアマチュア野球に携わる
僕が心に刻んだのは、「すべての鍵は選手自身が握っている」と
いうこと。 僕らができることは、選手が知らず識らずのうちに、
あるいは分かっていながら、自分自身を封じ込めている見えない檻
(技術的限界だとか、恐怖、遠慮などの心理的な縛り)を開放する
ための鍵の在り処を見つけてあげたり、扉を開けて背中を押して
やったりすることくらいなのだ、ということです。
指導者と呼ばれる人たちは(僕も含めて)、往々にして、過去に
自分がやってきたことや理想と考えてきたことを、至上のものと
して選手の心身に詰め込もうと試みます。 でも、それではたとえ
上手くいったとしても自身のコピーを生むだけ。 自分で考え、
行動し、自分でも想像もしなかった風に成長していく、選手から
そんな醍醐味を奪ったりしないように、指導者の側も縛りを
ほどかなくてはならないと思います。 そして、忘れてはならない
のが、周りの人々を尊重し、互いに感謝する気持ち。自分至上主義
では決してよい結果は生まれません。 僕自身、若いときには
この気持ちを欠いていた、という戒めを胸に、精一杯選手たちに
伝えていきたいです。
大切なことにあらためて向き合う機会を与えてくれた先生方に、
心から感謝します。