まず最初に2007年、TEAM EZUREを応援してくださった皆様方には、この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます。皆様方の応援があったからこそ、非常に充実した1年になったと思っています。本当にありがとうございました。

 さて、振り返れば本当にたくさんのことがあった1年でした。1月、諸見里しのぶと上田桃子とともに日本代表として、南アフリカで開催された女子ゴルフWカップに参戦させていただきました。結果は散々なものに終わりましたが、年末年始を返上してキャンプを張った彼女たちの頑張りは、必ずやその後のゴルフ人生で花開くと信じていました。その後、桃子はプロ初勝利から年間5勝を挙げ、史上最年少の賞金女王に。しのぶは、第40回日本女子オープンのチャンピオン、そして賞金ランク7位。こんなに早く結果が出るとは夢にも思っていませんでしたが、あの南アフリカで感じたこと、悔しかった思いが、今年の彼女たちの頑張りへとつながったのだと思います。その意味で、悔しい思いも、悲しい思いも、辛い思いも、人生にはまったく無駄のないことを私自身が学ばせてもらったような気がします。

「素晴らしい1年でしたね」と言ってくださる方がたくさんいますが、一方で今年、我がチームの男子は未勝利に終わりました。その結果については謙虚に受け止めなくてはならない、と思っています。ただ来年はシード選手ではランキング順に岩田寛、今野康晴、星野英正、そしてQTから清田太一郎、山本隆允、久保超路の計6人が参戦します。QTファイナルで予選通過こそなりませんでしたが、梶川剛奨が昨年の公傷で数試合、やはりファイナリストの井殿康和が何試合か出場できると思います。男子ツアーの人気復活こそ、真の意味でのゴルフ人気の復活につながるであろうだけに、選手ひとりひとりがその自覚をもって、ゴルフに取り組みたいと思います。こちらのほうの、是非とも応援、よろしくお願いします。

 さて第40回日本女子オープンにおいて、優勝した諸見里しのぶのキャディを務めたボクについて、多くのご意見、ご批判をいただきました。JGA、LPGAをはじめ関係各位には、お騒がせしましたことについて、この場をお借りしましてお詫び申し上げます。この件につきましては、もし3日目、最終日を一緒にラウンドした不動選手からクレームがあり、客観的にもそれがルール違反だというのであれば、私自身、潔く処分を受けるつもりでいます。ただ、これだけは信じていただきたいのですが、一部報道にあったように、故意に不動選手のプレーの邪魔をしたことは一切ありません。これは天地天命に誓って、胸を張っていえることです。
ただ一方で、私自身の未熟さ、不徳の致すところが、このような大きな騒ぎとなってしまったことも確かでしょう。その辺は謙虚に、反省をしなければならないと思っています。この点については、今後の私のゴルフ人生を見てください、という以外にはありません。

 私の不徳の致すところでバッシングにさらされる中、多くの方々から応援のメッセージをいただきましたこと、この場をお借りしまして感謝申し上げます。『週刊パーゴルフ』誌上での沼沢聖一プロのエッセイをはじめ、そうした皆様方の応援こそが、私たちの頑張るエネルギーの原動力だったような気がします。皆様の応援の電話に、スタッフが涙を流している姿を、今年アカデミーでは何度も見かけました。そのようにスタッフ全員が戦っている姿を桃子やしのぶは知っているからこそ、その大活躍につながったと私は信じて疑いません。
 最後になりましたが、応援くださった皆様方に改めて感謝するとともに、よいお年をお迎えくださいますよう、心からお祈りします。微力ではありますが、私どもも少しでもゴルフ界に貢献できるよう精進しますことをお約束します。
 皆様にとって2008年が、素晴らしい1年になりますように!

 
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