もったいない!
この一語に尽きます。
テニス用語でいうところの「unforced error」。

日本語に訳せば、自分からのミス、凡ミス、といったところでしょうか?
テニスならダブルフォールトやラインアウトで、労せず相手に得点を与えてしまう、自滅の序章となるミスのこと。
今日の桃子のゴルフはまさしくそれで、何度も繰り返しますが「もったいない」の一語に尽きます。ああ〜。

前半に3連続バーディがきて、8番のボギー(訂正!)は仕方がないとしても、惜しむべきは10番。
ティショットを会心の当たりでフェアウェイキープするも、「丁寧に」と思って握ったPWで、残り122Yをグリーンオーバー。ここをボギーとしてから一気に流れが悪くなり、結局後半は2ダブルボギー、2ボギーでまさかの42。

昨日も書きましたが、難しいホールでバーディを奪える潜在能力を持っている「勝てそうな選手」だけに……。これがまったく箸にも棒にもかからない選手ならあきらめもつくのですが、そうでないだけに……いやあ、もったいないっ!

それでも桃子はラウンド終了後の開口一番、

「すみませんでした」

と、自分のミスと課題をわかり始めてきたようです。
最高のティショットを打ちながらも、「丁寧に」とPWを持ったのもミスなら、そのPWでどんなミスが出るのかもわからないまま打ち、最悪のミスを呼び込んでしまったことも、またミスの上塗りでした。

「同じ100Yでも、何番で何Yキャリーさせ、何Y転がすのか。そういうのは、練習で1球1球考えながら打つしかない。真剣とはそういうこと」
と、これまで何度も繰り返してきましたが、

「やっと江連さんの言っていた意味がわかりました」
 とは、桃子の弁です。
 そもそもPWで丁寧に打って、それが絶対にやってはならないグリーンオーバーというのは、明らかなデータ不足です。データ不足とは練習不足。練習不足とは、頭を使っていない証拠。痛いミスではありましたが、しかし「すいませんでした」の言葉に、今後の成長を期待する以外にはないでしょう。

 それにしても今日は3日間の中で、練習から絶好調ながら、たった1球のミスが大きく流れを変えてしまうゴルフの恐ろしさを知ったのではないでしょうか?
桃子は、そうした痛い経験をも肥やし大きく育っていくタイプの選手です。
みなさん、これからも応援、よろしくお願いします。


山梨・七面山と信州・高遠の弘妙寺のお守りをつけて応援するマネージャーのNAO


観客席からドキドキバクバクして桃子のプレーをみるボク


桃子、急きょジュニアレッスン会に!


ジュニアの前で左打ちを披露しましたうれしい顔
[Web全体に公開]
この記事の前後の記事(新着順)
・帰国!
2008年04月08日  [Web全体に公開]
・20打差
2008年04月07日  [Web全体に公開]
【閲覧中】unforced error
2008年04月06日  [Web全体に公開]
・潜在能力
2008年04月05日  [Web全体に公開]
・初日を終えて
2008年04月04日  [Web全体に公開]

3件のコメント


  1. by高森信丞 on 2008年4月6日 @13時37分

    江連さん

    先日はとても貴重なお話を沢山していただいてありがとうございます。とても楽しかったです。大切なお時間を分けていただいで本当にありがとうございました。

    ところで、桃子ちゃんはもがき苦しんでいるみたいですね。一つ一つのショットがどれだけ大切な物なのか、これからの課題となって行く事でしょうね!一球入魂で、一球、一球考えながら打って、頑張ってもらいたいと思います。

    江連さんにはこれからどんどん日本人選手がアメリカで活躍出来るように頑張って選手を育てていけるように期待しています。ゴルフ、メンタル意外にも英会話のレッスンを取り入れてみてはいかがでしょうか?中学生の英語レベルでいいと思います。中学英語の教科書を丸暗記するとかなり良いと思います。

    でしゃばりすぎました。すみませんでした。

    来年もこちらで、お待ちしています。


  2. by英志 on 2008年4月6日 @21時05分

    師匠8番バディーじゃなくてボギーですよ。だいぶ興奮してますね。桃子Pの場合ショットメーカーの陥る無謀な攻めゴルフのパターンかな?・・と心配です。指導よろしくお願いします。

  3. byミスった関西 on 2008年4月6日 @23時38分

    お師匠様、お疲れ様です。『思うようにならないのがゴルフであり、人生である。だからひた向きに努力することが出来る。』素晴らしいですね。熱く語り、ひた向きに努力し、そして謙虚に反省できる。TEAM EZURE真剣にひた向きに応援し続けます。