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興行回数もDREAMと歩調を合わせるように年内最後の6回目大会を迎える戦極が明確なテーマを打ち出してきた。ライト級とミドル級、2つのトーナメントの優勝者決定の日であるが、事実上の焦点は日本人決戦。五味と三崎というアイコンに挑む次なる顔となる戦極戦士を自ずと排出することとなる今回のトーナメント仕掛けを歓迎したい。

“S4”という呼び名はさておき、ライト級ベスト4の日本人4人の佇まいは根拠はないが戦極の雰囲気にマッチしているように思える。
北岡vs光岡、横田vs廣田と、“岡”と“田”の分かりやすい図式はご愛嬌。若きいぶし銀とでも言おうか、派手さはないが実力派で内に秘めた強さが弾けたら別人格が表れる、なんていうキャラが並んでいる。
“岡”vs“田”の決勝戦勝者が来年1月4日のニューイヤーイベントで五味に挑む。
やはり我々日本人には日本人対決が心に響く。

そしてミドル級でも日本人初対決、吉田道場の中村和裕vsGRABAKAの佐々木有生が実現。これもライト級同様に渋さ満点。でもこれが戦極らしさってかんじでいいじゃないか。
一方のブロックの外国人を破ることが条件になるが、こちらも来年に控える三崎との日本人対決に期待は絞られる。

戦極のとことん武士道チックなアイデンティティは日本人の強さの源流を辿るべきもの。
ここへきて一気に日本人対決を開花させたことは戦極のぶらんディングに直結していく。

強い日本人は戦極が創る!
そんな戦極ならとことんついて行きたい。
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