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DREAM.8 〜ウェルター級GP 2009 開幕戦〜
2009/4/5@名古屋・日本ガイシホール
桜井”マッハ”速人 vs 青木真也、決定!



今年二発目のDREAMで開幕するウェルター級GPの参戦選手がまだ日本人4名しか決まっていないにも関わらず、事実上の決勝戦となるビッグカードが発表された。桜井”マッハ”速人vs青木真也。きっかけは青木本人のアピールだったが、まさかマッハも一回戦からこの挑発を受け止めるとは思ってもみなかった。ここは、高田統括本部長がいたならもれなく、「マッハ、お前は男だ!」と絶賛することだろう。

明らかにリスキーなのはマッハの方。”DREAMの大黒柱”と自ら宣言し積極的に出場を重ねる伸び盛りでイケイケムードの青木と、ここ数年目立ったインパクトを残せていない(マッチメイクにも恵まれていなかったと言える)マッハとでは客観的な勢いの差は否めない。

しかし、ここは敢えてマッハを応援したい。
階級を上げ、自信満々の発言を繰り返す青木に露骨な対抗意識を露わにし、堂々と迎え討つ選択をしたマッハが、ここ数年温存していたパワーを爆発させたなら・・・あのフランク・トリッグ戦を超える興奮を期待したいものだ。

実際に修斗で一戦交えているマッハと青木。その試合では、開始直後に青木がマッハをグラウンドで翻弄しかけ、あわやの場面を作ってみせた。
判定はマッハについたが、私の目では青木についてもおかしくなかったというのが本音だ。

あれから青木は多くの強豪相手に実績を積み、結果を残し、地位を築いてきた。
マッハは後輩の五味にKOされ、修斗でもタップアウトを喫するなど、痛い星が目立つ。
でも、だからこそ、マッハの意地、マッハの底力が見たい。
プロデビューから10年以上に渡りマッハの全試合を見続け、興奮し、勇気をもらってきた。はっきり言えば、思い入れ優先。格闘技界の”ボス猿”として力で君臨してもらいたいのだ。
若いものに負けてたまるか・・・クールを装わず、感情丸出しのマッハが見たい。
立っても寝ても、打撃でねじ伏せてみせてくれ。

実にヒリヒリする闘いを組んでみせたDREAMの本気度に脱帽。
4月5日は名古屋遠征するしかないなと決めました。
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