beyonce の Single Ladies

これ部屋で踊ってたら 膝がパキパキ

なって興ざめもいいとこ
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そうヤラ川の水面に反射する朝日が

眩しかったの

朝食を終えた(ように見える もしくは水浴びを

終えた) 水鳥たちも 川べりに並び

羽を乾かすように 身をよじり

眩しい朝日から目を背けるように

自分の背中にあごを乗せ(一度鳥になってやってみたい)

休んでいた 

その隣を音楽を聴きながら走る私

そしてハイスピードで通過する

サイクリスト達。

もう少し進みたいという 気持ちを

持ちつつ Uターン

ぼんやり川面を眺めながら

それを見過ごし走り抜けるはずだった

が やはり不自然さに足を止めた

始めは松ボックリのお化けかと

思ったのに

そう外国では松ボックリは時として

規格外に大きいんだもの

でも いくらなんでも それは

50cm 近くある 

近づいて凝視すると 長い首もついている

首を持ち上げた黒い物体は

真っ赤な嘴を持った黒鳥だった

おしりに我が家のプリンにあるように

寝癖のように毛が逆立っているから

妙な親近感があった

近寄ってみると あちらもこちらに

寄って来る。

「ここら辺はあまり食べ物がないわ」

と言ってるようで

一緒に魚の姿を求めたが

やはりあまりいなさそうだった。

魚がいない代わりにと言ってはなんだが

水クラゲがいた。

あまりの不自然さに突っ込みを入れたくなった

おまえ なんで川を上がってきてしまったんだい

見るともう一つ

黒鳥が試しに食べてみない事を祈って

再び走り出した


川岸にはカヌーかなにかの クラブハウスが立ち並ぶ

北京五輪で優勝したチームのfactoryだ

と垂れ幕のあるクラブハウスもあった。

ROWING CLUBと書いてある。

後で辞書で調べてみよう ROWING。

この辺りで田中ロウマのOneと言う歌

を聞いていてとても軽快なR&Bで

気持ちよく走っていた

彼にファンレターを書くならば・・と

文を考えてみたり

次にBeyonceのSingle Ladies が

流れてくれば そのプロモーションビデオの

あまりのカッコよさを思い出し

PVを頭の中でリプレイしてみたり

朝ごはんに行く カフェテリアで

注文する

バゲットの中身を想像してみたり


「自分の感覚を研ぎ澄まし

小鳥の声を聞き 緑に香りを感じながら

頭の中を整理するには

音楽はなるべく聴かないで走るのが

良いでしょう」 とどこかの本は

薦めていたけれど 私はやはり

好きな音楽を聴きながら走るのも

大好きでこんなにもいろいろな考えが

脳から溢れ出るではないかと

思ったりした。

現に考えに浸っている時は

曲は全く聞こえないようだ

曲の終わりに 

「あ、今の曲聴いていなかったなぁ」

と気付く事がよくある

人間の脳は面白い
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