私にとってとても大きな価値のある

一週間となりました。

まず膝の痛みが悪化する一方で

臨んだ大会前半。

痛みばかりは出てしまえば仕方の

無い部分もありますが

自分の心に隙があったような気もします。

シングルス初戦では痛み止めで

痛みを緩和させることはできたのですが

対戦相手の宮崎さんの緩い左右に

じわりじわり振って来るボールに

全く踏ん張ることができず

自分のテニスも何も無く 本当に

応援してくださった方々には

申し訳ない 私らしさ ゼロのプレーでした。

ごめんなさい。

そんな状態でコートに立って試合を

してしまったことで 自分のテニスが

何だかわからなくなってしまいました。

ダブルスQFに入った時は

心がイップスのようになってしまい

今まで信じてきたもの ステップワーク

集中の仕方何もかもが わからなく

なってしまって 相手がどんなショットを

打とうがおかまいなく 一球も

ラケット面の芯で捉えられなくなりました。

ただ 伊達さんと組んで 感じるこの

緊張感、プレッシャーから 逃げたくない

このままでは終われないの一心で

コートに命を繋げたい一心で心を

つなごうと祈る気持ちで 立ってました。

すると 相手のサーブでマッチゲームとなった

辺りから相手にも硬さが出だし 救われた部分も

あり セカンドセットの タイブレーク

3-3くらいから ようやく 景色が普通に

見れるようになりました。

そこからは 地に足がつきだし

途中で決意したとおり「気持ち」と

相手の嫌がっていることを必死に見極め

そこにボールを運ぶようにしました。

なんとか 試合に勝ち 翌日に駒を

進めることができ クールダウンに行こうと

した所で とても不思議な出会いがありました。


日も暮れラウンジの外で走り出しに行こうと

して母親の肩越しにタバコを吸って休憩

してる男性の方がいました。

私たちの試合を遠目に見ていたようで

「どうだったんすか?」

と聞かれたので

「えぇ、なんとか・・」

と答えると 驚いて男性は

「えぇ!あそこから挽回したんすか!?

あれ、セカンドの終盤絶対

チキるよな!俺だったらチキるわと 思って

見てたんスよ~」

私「笑」

チキるって使うのはテニスやってる方だと

思い

私「テニスやってらっしゃるんですか?」

男性「テニスは俺なんて全然すけど

おれ 武道やってて あぁいう時は

やっぱり 目の前の敵をだけを見て

(現在)イマに

立ち向かわないといけないんすよね

過去とか未来とか考えちゃいけないんす」

私「なんで未来考えちゃいけないの?

だってこうしたいとか さっきこうだったから

とか考えるじゃないですか?」

男性「だめなんです、未来は考えたら

怖くなるから、目の前の大男がキック入れてきたら

痛いだろうなとか 考えないで とにかく

目の前の一瞬にパンチを繰り出し続けるんです」

男性「ほらケツメイシの歌にもあるじゃないすか

現在って歌の ほら ゲンザイ♪ hu~hu~

私「歌詞わかってないじゃないですか!」

一同笑・・・

私「じゃ、明日は今を頑張ります

ありがとうございます」

と話を切ってクールダウンに行きましたが

あの時の男性ありがとうございました。

改めて御礼を言います。

会話の内容は私の記憶ではこんな感じでしたが

なんか私の心にぽーんって飛び込んで来ました。

心を込めて戦う、 今の一瞬を死ぬ気で

生きないと きっと後悔することになる。

昨日の準決勝の前に行われた

佐伯さんの引退セレモニーをスタンドから

見て佐伯さんのスピーチを聞きながら

こらえられなくなりました。

なんでか今でもはっきりはわからないのですが

涙が込み上げてたまりませんでした。

もちろん優しくたくさん面倒見てくれた

佐伯さんが引退されてしまうのが

直接切なかったのもそうですが

それと 一 選手が やりきって引退する

晴れ晴れとする姿を見て 自分の不甲斐なさ

を感じたのか、定かではありません。

ただ悔しい気持ちが溢れてきました。

今 一瞬一瞬に炎を燃やし続けなくてどうする、と

ところで、佐伯さんは怪我でなんとか復帰しようと

手術も受けて頑張って来たけれど

痛みがとれなくて引退になってしまった。

でもやりきったからこその晴れやかな

スピーチに私は感じました。

お疲れ様でした!そして

素敵な旦那様とのご結婚もおめでとうございます。


さて自分の話に戻ります。

そして「イマを生きる! イマ 目の前に迫って来る

ボールに魂をかける」と 気持ちを入れ替えたら

ゲームの中に入り込める自分がいました。

もちろん一生懸命はやっていました。

ただ「過去はなぞらない」と決めていたのに

やはり「過去の感覚にとらわれて

今来たボールに100%体当たりする

事を忘れていました。」

自分の一番の取り柄を忘れていました

ボールに向かっていく心でした。

心で走って、心で自分を奮い立たせて

心でコントロールして、心で感じて

心でファイトする。

心で考える。

今日もその一心でプレーしました。

私の挑む山は高く険しいですが

心で戦い

「下りる為に登りたい」と思います。

年内は大会終了です。

膝の治療の為 エントリーしていた

豊田のチャレンジャーはキャンセルしました。

来年に向けて体作りしっかり

励みたいと思います。

来シーズン燃える為にオフを有効的に過ごしたい

と思います。

いつも応援してくださる方々本当に

ありがとうございます。早く恩返し

できるよう世界のステージで頑張ります。

今後ともよろしくお願い致します☆

「下りる為に登る」とは先週読んでた

クライマーズ・ハイからの引用です。

だいぶ前の事故ですが御巣鷹山の

日航機事故で亡くなられた

方のご冥福をお祈りすると共に

生きることに対して 自分の信じるものに

対して 魂を込めて 決断を迫られた時に

心で判断し 生きていくって

大事だなって思いました。

読み終わった本はヨネトモの元に行きました。

ヨネトモはテンペストと言う本をおススメしてくれたので

また本屋に行きたいと思います。

では、明日はJISSに行ってMRI撮って来ます!

また写真アップします♪







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