H・C・K狐次郎さんは僕の1期上の先輩にあたります。             だから僕が練習生としてカイエンタイに入門した時には道場の仕事やら何やらと教えてくれた人です。

お互いに入門前はデスマッチ系のプロレスが好きだったので気が合う先輩でした。

当時やっていた吉田屋興行で狐次郎さんが有刺鉄線ボードデスマッチをやる時には、前日に一緒にボードを作ったりしました。完成したボードをリングに立てて試合のシュミレーションもやったなぁ。

でもその試合の数日後に狐次郎さんはカイエンタイを退団していきました。

それから数ヶ月後に僕は念願のデビューを果たし、その後は色々と縁もありまして他団体などでデスマッチやハードコアの経験を沢山積ませてもらいました。

そして今年に入ってから狐次郎さんがカイエンタイに戻ってきまして、先日の火野興行でシングルマッチが組まれたわけです。

ファンの方々はただ唐突に組まれた試合だと感じるかと思いますが、僕達には5年前からのヒストリーがあるビックマッチでした。

試合はハードコアマッチの形式でしたが、僕達の要望で思い出の有刺鉄線ボードを最初から設置しての実質デスマッチでやりました。

イスでおもいっきり殴り合って、入場ゲートの上から落とし合って、お互い有刺鉄線で血を流す。

皆には理解できないと思いますが、これが僕達の友情表現です。

だから激しくやり合った試合後でもリング上で素直に抱き合えました。

また機会があったらシングルでもいいし、僕が持っているハードコアタッグのベルトを賭けてもいいし、タッグを組んで他団体のデスマッチファイターと戦うのとかもやってみたいっす。

しかしまだ体のいろんなとこが痛いの〜。
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