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吉田秀彦引退興行〜ASTRA〜
2010/4/25@日本武道館



先日ある関係者から話は聞いていましたが、本日正式発表となりました。


DREAMがありSRCがある上で新たなアリーナクラスの新大会の誕生ですが、もはや驚きはありません。


格闘技大会は統一コミッションがなくルールも階級も主催者設定ねプライベート企画なのですから、これまで興行に多数選手を出場させてきた吉田道場なら自前でイベントが成り立ちます。
さらにマネジメント会社のジェイロックとしてミュージシャンほか芸能関係に精通しておりイベンターとの取り組みも出来てしまいます。
通常は一年前から予約でいっぱいの日本武道館を押さえられたのも、そんなパイプによる力だと思います。


まだ対戦カードは発表されていませんが、格闘技業界の“政治”上、マッチメイクは困難を極めることが予想されます。
が、プロモーター単位ではなくジム単位で意志を持って能動的に動ける時代になっているので、さほど苦労はしないのではと私は勝手に楽観しています(笑)
海外勢はよっぽどUFCと独占契約していない限りは、これもジムやチーム単位での交渉になってきます。


結局は興行はできてもどんなメンツを呼びどんなカードを組むか。これに懸かってきます。レフェリーやドクターの調達も必要です。
となるとやはり既存のプロモーターの協力はあったほうがいいに決まってる。しかしSRCとは断絶状態。
ならば消去法でも必然の本命はDREAM陣営との協力関係が今大会を作るのではないかと予想します。


吉田が最後に誰とやるべきか、やってほしいか、残念ながら私の中では強い希望はありませんが、どうせなら“流す”相手はあってほしくないです。
でも誰がいますかねー。PRIDEを支え合った同世代の雄・桜庭となら話題も注目も集められるでしょうが、友人の間柄の試合はあまり歓迎したくありません。でも選手人口が有限ゆえに、夢のカード実現には仕方なく黙認しなければならない壁ですね。


私からはカードを一つ提案したいです。
ズバリ、中村vs高瀬!
高瀬は自身のブログで一時期ジェイロックのマネジメント下にいたことを当時の“影”なる思い出のパートとして書き綴っていました。
また“実力3割、マネジメント7割”と称して挙げた選手が中村であり、対戦表明もしています。
ジェイロック主催興行だからこそ実現できる因縁のカードだと思いませんか?
皆さんも見たくありませんか?


最近密かに希望カードが当たる傾向の私なので、きっと上記カードは実現してくれるはずです(笑)


最後に、大会名の『アストラ』と聞いて、真っ先に“レオ”を連想するのは私だけではないでしょう(笑)
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UFC109:Relentless
2010/2/6@ラスベガス・マンダレイベイ



“40代オヤジのレジェンド対決”は終始膠着気味の展開になりフルラウンド判定かなーと戦前にネガティブ予想していましたが、蓋を開けてみたら大間違い。膠着どころか半ば一方的にクートゥアがコールマンを下してしまいました。


テイクダウンとグラウンドコントロールは雲泥の差。おまけに初めて見るチョークまで披露しての完勝劇にお口あんぐり。


雄叫びをあげるランディの表情のかっこよいことなんの。
インタビュー時のスマイルと白い歯が、ワールドトップバリューを表している気がしてなりませんでした。


ランディがライトヘビーに再び階級を戻してからのタイトル戦線はまだ対戦経験ないファイターがひしめきあっています。
リョート、ショーグン、ランペイジ、エバンズの中にランディが食い込むのならば、それはそれは偉大なる挑戦。40半ばにして王座争いの最前線で闘うならば、ランディは全てのファイターとファンにとっての鑑となります。


文字通りの“リビングレジェンド”と同じ時代を生きる喜びをまだしばらく共有していきたいものです。
これまでも何度も言っていますが、何度でも。


ランディ・クートゥアに激しくリスペクト!


エントランスミュージックのデッド・ニュージェントがあまりにもランディに似合っていたので、その余韻で今日はヘビーローテーションしちゃいます!
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