一昨日、昨日と連日集まってお酒を飲む機会がありました。やはりお酒は楽しい雰囲気で飲むと美味しいですし、楽しくない雰囲気で飲むと不味い…僕は特別に酒飲みでもないのでそう思っております。だから家で一人で晩酌とかはほぼ無いです。幸い二日とも楽しく美味しいお酒でございました。
僕もいい歳になってきたので自分のペース配分や限界値が分かってきました。泥酔したり悪酔いする事もめっきり無くなりました。一応僕なりの大人のダンディな飲み方を実践しているつもりです。うん、あくまでつもり。まぁ自分なりに今までいろいろなお酒の場を経験してきましたからねぇ。
しかし昔はお酒で失敗したりフィーバーしてた時も当然ございました。基本的にあまりお酒が強い方でもないですし。
カイエンタイに入っての駄目酒でよく憶えているのが新人の頃まだ僕が柏組に所属していて、柏さんと石坂氏と僕の三人で地方の某パチンコ屋さんのローカルCMに出演が決まり撮影の為に仙台まで行った時です。撮影の前日に現地に入った僕達はスタッフの皆さんとの顔合わせを済まし、床屋さんで撮影用に髪型や髭を整えてもらい夜はCMの制作会社の社長さんに夕飯をご馳走してもらう事となりました。もちろんその席にはお酒も出てきます。顔合わせの時とかは緊張して子羊のようだった新人の頃の僕はその反動からかお酒の力で百獣の王になれました。もうそこから大人の気遣いをみせる柏さんと石坂氏をよそに一番ペーペーの僕が無礼と失礼の二重奏。制作会社の社長さんなんて親戚の叔父さんのような感覚で話しておりました。しかし翌朝には魔法が解けて子羊に戻ってしまい朝御飯を食べに行ったホテルのレストランで柏組のいかりや長介こと柏さんにしっかりお説教。そして撮影するスタジオで社長さんに昨晩の事を謝罪すると幸運にもその社長さんは僕の二重奏を愉快
な若僧だととらえてくれる大きな器量の持ち主だったので大事には至らず。撮影後にも社長さんに御飯をご馳走になっちゃいました。若さとは素晴らしい。しかし今考えるとかなり危険な行為です。
逆に酒の席でのファインプレーは伝説の夜通し行われた第一回タカパニックでございます。テキーラの圧倒的な力の前に次々と倒れていくお客さんと選手達。僕も最初は百獣の王モードでクピクピ飲んでいたのですが、あまりにも昇天していく人が続出なので途中から巧いこと立ち回り最後まで生き残る事に成功。だからほとんど憶えてる人はいないと思いますが、第一回タカパニックの最後を締めたのは僕だったのです。 そんなわけでお酒は毒にも薬にもなります。これからも自分の経験を糧に無茶せず楽しく明るいお酒を心掛けたいものです。
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