こんにちは!今回は少し日本ハムから外れて少年野球について話したいと思います。

今、僕は週に2,3度少年野球の指導に行ってますが、その都度驚かされるのが、子供の成長の早さです。
前回見た時より確実にみんな上手くなってる。上手くなってるだけじゃなしに、足が速くなって肩が強くなっていってる。指導方法として色々な角度で数字を出してるのですが、ある少年は1ヶ月で50メートル走が0.5秒も速くなってたり、遠投が5メートル伸びてたり、飛距離に至っては10メートル近く伸びてる。
あるいはバットに当たらなかった2年生の子が何にも教えてないのに空振りしなくなって来た・・・凄いと思うし、指導する立場として、そのスピードの邪魔をしたらアカンなと思う。
少年野球を見る機会も多いけど、めたらやったら厳しい指導者や挨拶、躾を重んじるのは結構やけど、その為に子供が引きつる位の罵声を浴びせて揚げ句に手を出す監督もいる。
こんな奴らは俺が教育したい。

しかし果たしてそれでいいんやろうか?いつも疑問に思う。子供達はどうして野球をしたいと思ったんやろ?TVの中の野茂や松井秀喜やイチローやノリや高橋由伸を見て「格好ええ〜」「俺もあんなんなりたい」と思って野球を始めた筈。
そこから入っていくべき違うかな、と思う。
僕がジャイアンツを首になって長嶋監督に挨拶に行った時、監督は僕のシャツに

「野球というスポーツは人生そのものだ」

というサインを書かれました。僕もその通りだと思う。
それは、長嶋監督にとってとか、僕にとってとは言う事じゃなしに、野球には攻撃があって守りがある。表があって裏がある。波がある。リズムがある。努力しない者に結果は出ない。
アウト一つ取られるたびにゲームセットに近づいていく。
使う者と使われる者がいる。先輩・後輩がある。同じ釜のメシを食ったかけがえのない友達がいる。
まだまだある。何という素晴らしいスポーツだろう。
あらためて、そう思う。
そんなスポーツを純粋に「したい!」と感じて野球を始めた子供達に、野球を教えず何を教えてんねん!そんなもん俺に言わしたら「野球に入っとんのじゃ!」と言う感じ。
色々教えるのは結構やけど、本末転倒にならないようにして貰いたい。

汗かいて、涙して、感動する。それでええやろ!

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こんにちは!今回は山中潔バッテリーコーチに焦点を当ててみたいと思います。

何故 でしょうか?・・・それは僕が個人的に大変お世話になったからです(笑)。
3年前のロッテ時代、盗塁が刺せない、スローイングが悪いという理由で2軍に落と された事がありました。
これは僕にとって屈辱的な事で、一応90年代のパ・リーグで4年間に3度の阻止率NO.1を獲っているという自尊心が無理矢理付けられた理由 (原因は他にあった筈)でガタガタになってしまいました。

そんな傷ついてる僕を精神的に救ってくれたのが山中さんでした。
色々な角度から 「何とかしてやろう」という気持ちが伝わってきて、当時35歳で、自分自身「これまでかな」「もう無理やな」と思いかかりそうな僕の気持ちを見透かすかのように、 ある時にはベテラン扱い、ある時には若手と同じように扱ってくれました。
結果としては、その年でクビになったのですが、最後の最後まで普通に、ごく普通に大事な戦力として扱って頂いた山中さんには頭が上がりません。

今年もGAORAの解説者として日本ハムのキャンプを訪れた時には大歓迎してもらい、 各投手の特徴を色々教えて頂きました。本当に素晴らしいコーチで素晴らしい人間性です。
僕の解説で捕手の高橋信二に対して辛口なのはその為です。コーチなんてのはやっぱり選手が働いてナンボで、そこで初めてコーチの価値が出ると思います。
高橋信二も いつも一生懸命で頑張ってるけどもっともっと結果を出して「山中さんを男にしてくれ!」という気持ちでいつも応援しています。
解説者たるもの好き嫌いがあってはアカンと言いますが、僕は好きな選手、好きなコーチ・裏方は精一杯応援して、嫌いな選手や人には無口になってやっていこうと思っています(笑)。

日本ハムはケガ人が増えてきてイヤな感じですが、今年のパ・リーグは大混戦で尚且つプレーオフがあるから最後の最後まで面白いペナントレースが見れる筈です。

良い時は油断せず、悪い時は我慢して頑張ろう!
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今週は初めての札幌ドームでの解説に行って来ました。
戦績は2勝1敗とまずは好調 な滑り出しでした。

今年は僕の解説での試合は勝ち越します!

今回は小笠原について・・・小笠原と言えばあのフルスイングですが、日本ハムファ ンの皆さん、あるいは野球をやってる子供達、是非、練習の時からグラウンドに来て小笠原のバッティング練習を見るべきです。

ゲームでのフルスイングとは打って変わってレフト方向に打ったり、バスターしたり、ノーステップしたり、右手一本で打ったり左手一本で打ったりと、あの短い時間の中でありとあらゆる練習をしています。

彼がただ才能だけでやってるんじゃない、と言う事があのバッティング練習の中に現れています。
2年連続首位打者を獲っても驕りの見られないこの練習態度、そして今年も17試合消化して3割7分9厘と相も変わらず打ち続けています。

おそらく今年もタイトル争いに絡んでくるでしょう・・・昔、マラソン女子の有森裕子選手が 「42.195KMも一歩一歩の積み重ね」と言った事を思い出させる小笠原の打撃風景です。

皆さん札幌ドームに小笠原のバッティング練習を見に行きましょう!
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初めまして。

今年からGAORAの解説者になりました光山英和です。

このタイトル「塞翁が馬」のように波瀾万丈の野球人生を送って来ました。
これからはこのコラムを使ってプロ野球選手の「思い」を皆さんに伝えていきます。

さて、早速ですが我がGAORAが社をあげて応援する北海道日本ハムですが、現在(4/9)10試合を消化して4勝6敗とイマイチ乗り切れていません。

原因はハッキリしてます。ピッチャーです。

基本的には駒不足、しかし、今更そんな事言っても仕方ない。じゃ、どうするのか?起用法です。
何試合か投手交代で「何でや!」と思う場面がありました。
日本ハムには田村さん、山中さんという名捕手・名コーチがいます。この二人は分かってるハズ。
どうか、ヒルマン監督とコミニケーションをしっかりと取って「勝てる継投」をやって欲しいもんです。急に球が速くなったり、コントロールが良くなる筈がない、今すぐ出来る事は「継投」、これしか無い!

もう一つ気になる事。 それは『新庄』です。 野球じゃないです。彼のプロ野球人生に於いて2度の大きな分岐点があり、その都度、沢山の選択肢がありながらも最も厳しい道を選択しています。
果たして何故なのか?偶然か?何も考えてないのか?結果としてそうなっただけなのか?ずっと気になってます。
 
僕も日本で5球団、そしてメキシカンリーグ挑戦、そして韓国野球とたいがいの事を経験してますが、僕の場合は「そこしかない」という状況の中でやってきました。あれだけいい条件の選択肢がいっぱいあって、最も条件の悪い?球団を選ぶ『新庄』が不思議・・・

シーズン中に『新庄』に直接聞いて、彼の野球に対する「思い」を皆さんにもお話したいと思います。

意外に彼は哲学者かもしれませんね。

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