ニュースなど見ていると親子や兄弟間のいざこざから事件に発展するケースがございます。世の中には色々な事情を抱えた家庭もあると思うので僕なんかが何とも言えないのですが、そういう事件を目にすると自分は平穏な家庭に生まれて幸運だったと思いますねぇ。
僕の家族は本当に仲が良い家族です。そりゃ今まで生きてきた中で親子喧嘩、夫婦喧嘩、兄弟喧嘩、それらの類は沢山ございます。でも多分どこの家庭でも起きる程度の規模でした。だから家族の仰天エピソード的な事を思いだそうとしてもこれといって無いです。べつに手抜きじゃないっすよ。父上も母上もギャンブルや無駄遣いをせずコツコツ働いて一生懸命僕と姉を育ててくれたすごく普通の家族。しかし僕もいい歳になって分かってきたのですが、それってけっこう大変な事ですよね。十代の頃の反抗期の時とかはうっとおしいなぁって思ったりもしてた僕ですが今となっては感謝の気持ちしかないです。
ただ今はプロレスという危険な世界に身を置く僕なのでかけている心配の量は十代の頃と変わらないのかもしれません。一昨年の年末に試合で大火傷をした時には母上に泣かれたりもしました。自分の事で親が涙を流すというのはけっこうな罪悪感です。その他にもこの業界に入ってから怪我は多いのでその度に心配はかけております。実際に親不孝な息子ですよ僕は。
しかし先日父上の行きつけの居酒屋さんにて親子で一緒に酒を飲む機会がありまして、酔っぱらって上機嫌の父上は僕に「お前は自分で自分の好きな道を選んでそれになったんだから。それは俺にはできなかったんだから尊敬する。」と志村けんの酔っぱらいコントの口調で言ってくれました。酔ってる時とはいえ嬉しい言葉です。でもその後「いつまでもできる仕事じゃないんだから先の人生考えろ。」やっぱ心配してました。両親からしたら僕は大人になろうと子供です。しっかりと育ててもらった分は楽しい老後が過ごせるように努めるのが子供である僕の役目ですね。
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フレッシュ&スマイル!弾ける笑顔稲松三郎でーす!!
はい、そんなわけでのっけから後輩のセリフをパクる事から始めました。もう末期症状でございます。
こちらの写真は最近完成した新しい興行宣伝用のポスターの僕です。しかもこれは千葉専用の方です。千葉版と全国版の2種類がございまして千葉版には“ファイトファイトちば”のキャッチフレーズが入ります。そして僕の写真は千葉版と全国版では違うものになっておりました。
このポスターが完成してからというもの、会う人会う人「フレッシュ&スマイルの人よりも弾ける笑顔してるよね。」と誰もが言ってはくれないので自分で自分に言ってあげました。自己暗示です。そうやってあげると案外楽しく生きていけます。
ポスターやポートレートで使用する写真を撮影する時にカメラマンの方とちょっと遊びでくだけた表情や変なポーズの写真を撮る事がたまにあるのですが、この写真は完全にそっち方向の写真ですね。だってあまり笑顔の写真なんて撮らないですもん。 梶よりも弾ける笑顔かどうかを判断するのは見た人達なのでなんとも言えませんが…ちなみに僕が今のアイツ位の年齢の時にはもうすでにオッサンっぽかったです。カイエンタイに入門した時もこれしかり。デビューして新人の時もその風貌から妙な貫禄があるとよく言われてました。しかし僕がデビューした日の興行のお客さんアンケートに第一試合で勝った選手の笑顔が印象的だったと書かれておりました。もちろん第一試合で勝った選手とはミーの事ですよ。これは僕がレスラーになって初めて目にした自分に対するお客さんの言葉だったのでハッキリ憶えております。そんなこんなで、その他の要素も含めて冷静な視点で判断しますと僕こそが元祖フレッシュ&スマイルという事でここはひとつよろしいんではないでしょうか。もしこれ
を見てお怒りになられる梶ファンの方々はその怒りを心の中だけに押しとどめてもらえたらこれ幸いです。まぁ自己暗示ですから。これでまた明日から元気に生きていけます。
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一昨日、昨日と連日集まってお酒を飲む機会がありました。やはりお酒は楽しい雰囲気で飲むと美味しいですし、楽しくない雰囲気で飲むと不味い…僕は特別に酒飲みでもないのでそう思っております。だから家で一人で晩酌とかはほぼ無いです。幸い二日とも楽しく美味しいお酒でございました。
僕もいい歳になってきたので自分のペース配分や限界値が分かってきました。泥酔したり悪酔いする事もめっきり無くなりました。一応僕なりの大人のダンディな飲み方を実践しているつもりです。うん、あくまでつもり。まぁ自分なりに今までいろいろなお酒の場を経験してきましたからねぇ。
しかし昔はお酒で失敗したりフィーバーしてた時も当然ございました。基本的にあまりお酒が強い方でもないですし。
カイエンタイに入っての駄目酒でよく憶えているのが新人の頃まだ僕が柏組に所属していて、柏さんと石坂氏と僕の三人で地方の某パチンコ屋さんのローカルCMに出演が決まり撮影の為に仙台まで行った時です。撮影の前日に現地に入った僕達はスタッフの皆さんとの顔合わせを済まし、床屋さんで撮影用に髪型や髭を整えてもらい夜はCMの制作会社の社長さんに夕飯をご馳走してもらう事となりました。もちろんその席にはお酒も出てきます。顔合わせの時とかは緊張して子羊のようだった新人の頃の僕はその反動からかお酒の力で百獣の王になれました。もうそこから大人の気遣いをみせる柏さんと石坂氏をよそに一番ペーペーの僕が無礼と失礼の二重奏。制作会社の社長さんなんて親戚の叔父さんのような感覚で話しておりました。しかし翌朝には魔法が解けて子羊に戻ってしまい朝御飯を食べに行ったホテルのレストランで柏組のいかりや長介こと柏さんにしっかりお説教。そして撮影するスタジオで社長さんに昨晩の事を謝罪すると幸運にもその社長さんは僕の二重奏を愉快
な若僧だととらえてくれる大きな器量の持ち主だったので大事には至らず。撮影後にも社長さんに御飯をご馳走になっちゃいました。若さとは素晴らしい。しかし今考えるとかなり危険な行為です。
逆に酒の席でのファインプレーは伝説の夜通し行われた第一回タカパニックでございます。テキーラの圧倒的な力の前に次々と倒れていくお客さんと選手達。僕も最初は百獣の王モードでクピクピ飲んでいたのですが、あまりにも昇天していく人が続出なので途中から巧いこと立ち回り最後まで生き残る事に成功。だからほとんど憶えてる人はいないと思いますが、第一回タカパニックの最後を締めたのは僕だったのです。 そんなわけでお酒は毒にも薬にもなります。これからも自分の経験を糧に無茶せず楽しく明るいお酒を心掛けたいものです。
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早いものでもう3月でございますよ。本日はCLUB-K1000への出場。そして試合前にはオープニング出演という大役が。自分は1000ができて一番初めのオープニングに出て以来なのでかなり久しぶりでした。やはりああいう場で話すという事は難しいものです。試合後に自分の気持ちのままマイクアピールをするのとは全然勝手が違いますね。ただ今回は味方さんという喋りのプロ同伴なので気分的には前回にやった時よりはラクだったとは思います。ガオラの放送の収録の時でもそうなのですが、あの人は巧いことレールを敷く事に徹してくれるので僕はその上を走るだけでいいわけです。さすがその返は選手のイベントの司会やガオラの実況やらと場数を踏んでる技術です。出来の良し悪しはお客さんが判断する事ですが、僕はやり易かったし楽しくできました。
試合は姐御&アップルさんのKの女帝タッグとの対戦でした。姐御と対戦するのもこれまたかなりの久しぶりの事です。自分のキャリアの中でほとんどの期間は姐御と同じチームにいたわけなので、僕の記憶が正しければ今日で3度目の対戦でございます。姐御とは2人だけになってもニュースタにこだわって一緒に戦っていたのであの人の凄さは多分僕が一番わかっていると思います。今日はタッグマッチだったしそこまで沢山はやり合う事はできなかったですが…やはり姐御の張り手とケンカキックは強烈でした。今の僕は牙騎鱗に所属してるのでまた姐御と対戦する機会は当然あるはずですが、次に戦う時はもっとやり合いたいです。 それにしてもウチの団体の姉さん達は逞しい。アップルさんも歳は下だけどキャリアでは全然先輩なので僕からしたら偉大な姉さんです。
姉さん達はずっと男子の中で戦っているのでとにかくタフです。そして性別は違えど真っ向勝負ができるのがプロレスの、そしてカイエンタイのリングの素晴らしいところだと改めて実感。
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