福徳学院に入学して、もう卒業という長いようで短かった3年間でした。

入学した当初は、何もわからない自分達に優しく厳しく先輩達が色々と教えてくれました。2、3年生は練習の時からいつもピリピリしていて、初めて団体戦の試合を見た時は鳥肌がたったのを今でも思い出します。この時期は、先生や先輩によく怒られ、きつい思いもしましたが、本当に尊敬できる先輩方でした。

2年生になり、後輩が入部してきて今度は私たちが後輩に色々教えるようになりました。技術面も自分より上手くて、先輩として後輩をまとめていけるか心配でした。試合では、3年生の先輩とダブルスを組み九州大会に出場しました。初めて、個人戦で大きな大会に出て自分の力を出し切れずに今でも後悔しています。その中で3年生の先輩達の最後の試合を見て、どんなに強い相手にも負けない気持ちでやっている姿を見て私も3年になったらこんな試合がしたいと思っていました。

そして3年。また新しい1年生が入部し、私は副キャプテンになりました。キャプテンを支える立場となり、日々の練習の中や学校生活においてなんとか梨絵を支えようと頑張りました。試合も後輩とペアを組みましたが、先輩の意地を見せることが出来ずにその度に泣いていました。

全国選抜では、みんなで目標をベスト8に設定し練習に励みました。大会中もみんなが一つになり結果、ベスト8に入ることができ、本当に今でも胸に焼き付いています。そして高校生活最後の大会、インターハイ。目標をベスト4に設定し、日々頑張りました。大会は、全ての力を出し切ろうとベスト4を目指しましたが、ベスト16で負けてしまいました。

最後の最後まで自分に弱くて、もし自分自身に勝つことが出来ていたらと考えてしまい、後悔が残っていないといいたいけど、やっぱり後悔です。

後輩にはもっと自信をもって最後の試合は悔いの残らない試合をして欲しいです。

本当に今まで学校の日も遠征の時も一緒に笑って泣いた仲間達。家族以上に大切な仲間です。それを教えてくれたのは、監督の曜日先生です。毎日のように怒られてきたけど、先生には本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。そして今まで支えたくれた家族や周りの方々にも色々とお世話になりました。本当にありがとうございました。

3年間で教えていただいた事を社会に出ても忘れずにやって行きたいと思います。

船瀬 さおり



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