自分は今年、病気になり今までで1番つらくてきつい半年を過ごしました。なんで自分がなったのか、なんで自分がこんな思いをしないといけないのか、そればかり思っていました。毎日、ベッドの上で過ごす日々はつらくて嫌でたまりませんでした。自分がテニスをしていない間に結果を残すメンバーの姿に焦りと不安でいっぱいでした。いつまでこうしていればいいのか。今更復帰しても自分に何が出来るのか。苦しくてつらくてきつくてたまりませんでした。
でも、そんな中でも嫌なことばかりではありませんでした。自分が病気になってから毎日欠かさず連絡をくれる仲間、自分を笑顔にしようと面白い画像を送ってくれる仲間、自分の分まで頑張ると言ってくれた仲間、自分の元まで会いに来てくれた仲間、自分はこんなにたくさんの人に思われて支えてもらえて助けられてこれは当たり前じゃないのだと、感謝するべきことなのだと思いました。自分は病気になんて負けたくなかったから絶対このきつい病気に勝ってまた復帰して学校に通ってやると思いました。病気になる前は当たり前だと思っていたことは全てが当たり前なんかではなかった事が分かりました。テニスが出来ている時はきつくて面倒くさいと思っていた時もありました。でも、テニスができる環境、テニスをできる時間、テニスを一緒にする仲間、テニスラケット、テニスボール、友達に会える毎日、健康な体、その全ては奇跡なんだと思いました。病気に勝った今の自分だからこそ、そう思えるようになりました。
だから、来年の自分の目標は自分が病気中にお世話になった人や自分を心配してくれた仲間のため、病気にうち勝った自分のために、そして何よりも1番心配をかけたにも関わらず自分が一番つらい時にずっと支えてくれた両親のためにインターハイのメンバーに入ることです。そして健康で過ごせる毎日に感謝を忘れずに1日1日を大切に過ごしていきます。
自分のこの経験はきっとこの先、自分の武器になります。自分の自信にもなります。だからどんなにつらくてもこの幸せな毎日の奇跡を、当たり前じゃない大切な日々を噛み締めて頑張っていきたいです。

1年 内田詩乃
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